皆さんこんばんは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、国家試験を突破して、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています。
そんなこんなで僕が獣医師国家試験を終えてから1年がたつのです(笑)
時の流れってのは恐ろしいですね。気づくとすぐに30歳40歳になってしまうのでしょう。
僕の夢である世界一周も、早くしないと気力がなくなってしまいそうです。
まあそんなことはどうでもよくて、今回は獣医師国家試験を間近に控えた人達に、最後のアドバイスをしようと思います!
題して、”獣医師国家試験の直前期にすべきこと!”
です!まあここまで来たらもう皆さんの大半は合格圏内に余裕で位置しているはずです。
だからこそ、最後はしっかり体調とメンタルを整えて臨んでほしいのです。
2021年は2月の16日と17日に行われるようです。残すところあと数日ですね!
最後にやるべきことをまとめたので、これを読んで頑張ってください!
今回の記事の内容!
・獣医師国家試験の直前期にやること!
・陥りがちなミス!
・試験前のホテルではこう過ごそう!
まあもはやここからの過ごし方が悪いからって、合否にそんな影響するとも思わないですが…。
でも一度国試を経験している僕だからこそ、直前期はこう過ごしたほうがより健全に国試を終えられるってのも分かるんです。
だから軽い気持ちで読んでみてくださいね!
ではいきましょう!
Contents
獣医師国家試験の直前期はこれらをやろう!!
①対策は学説問題>画像問題で!
「そんなの当然じゃん!分かってるよ!」って思う人が殆どかもしれません。
AB問題のほうが問題数が多いんだから、そりゃ重要性も高いだろう!って。
でも実は最後の追い込み時期になると、なぜか画像問題対策に重点を置き始める人がいるんですよね。
まあ気持ちは分かります。
だって画像問題って分からないことだらけですもんね。
それに皆で議論しながらワイワイやれるから、つい楽しくなっちゃう。
意外と画像問題対策に時間を割きすぎちゃう人は多いです。
でもここは冷静になってください。
画像問題は、合計で120問しかありません。対して学説問題(AB問題ですね)は160問です。
しっかりこのことを忘れずにいてください。
あくまで合否を左右するのは学説問題です。
画像問題はいくら対策しようが、過去問と同じ画像は出ませんし、コスパは良くないです。
それに対して、学説問題は1問1答ですから、対策もしやすいし、似たようなことが聞かれるからコスパも高いです。
直前期だからこそ、対策するのは学説問題が8~9割くらいで良いんです。
特に過去問等で間違った問題、その周辺知識をやるだけでかなり得点は伸びます。
やることが多すぎて困った人はそれをやりましょう!
繰り返しやるだけでかなりの効果が得られます。
②単語系の暗記をここで一気に詰め込もう!
ここで言う単語系の科目とは、薬理学の薬だったり、解剖学だったり、病理学の総論の知識等です。
特に薬理学は、多くの受験生が満点を狙いに行く科目です。
現在の問題の傾向として、作用機序よりも単純に薬の名前を聞く問題が多いので、ここで一気に薬の名前を覚えましょう。
解剖学や病理学もお勧めではあるのですが、解剖学は範囲が広すぎて、覚えても出題されないことが多いので要注意です(笑)
AB問題合わせて15問は出題される薬理学ですから、ぜひ満点を取りましょう!
取れる科目です!
あとは寄生虫学の表なんかも良いですね。
もはやこじつけでもなんでも良いので、頑張ってあの表たちを覚えましょう!
そしてこれらは1人でやってもいいですが、友達と一緒にクイズ形式でやるのも良いでしょう。
一人だと記憶に残りづらいんですよね。
つまらないし、なんか覚えられなかったときにメンタルにくるし…。
でも友達とやると、その時の記憶が残りやすいんですよね。
「そういえばこれ、アイツがこんなくだらない覚え方してたな(笑)」
とか、「あのとき俺だけわからなくて焦ったなあ(笑)」とか、感動とか悔しさがセットになって、いざというときに記憶の糸口になってくれるんです!
③早く帰って早く寝る!
なんだそりゃ!
俺たち、私たちは中学生じゃないんだぞ!!って思う人もいるかもしれませんね(笑)
でもね、これ結構重要ですよ!
大学生ってほとんどが夜行性じゃないですか。普段の勉強も、日付が変わってから本領発揮みたいな。
でもせめて試験の数日前くらいからは、日付が変わる前には寝られるようにしててほしいんです。
試験前日のホテルで後悔しますから(笑)
僕みたいに。
試験前のホテルは、なんか不思議な空間なんですよね。
大学の友達殆どおなじホテルに泊まりますし、なんなら他大の学生もたくさんいる。
ちょっとした修学旅行なんです(笑)
気持ちがふわふわしちゃいます。
しかも試験の緊張も相まって、なかなか寝付けないんですよ。そうするとどんどん余計なことを考え出して、本当に寝られなくなる。
次の日の朝食バイキングで、死にそうになっている同期を僕は何人も見ました(笑)
だから、少しでも早く寝る習慣をつけておきましょう。
マジでホテルで後悔しますから!
ちゃんと寝られるように!
④必須問題、法律系の問題は対策しておこう!
まあ必須落ちすることなんてほとんどないんですけど。
僕たちの代みたいに、必須問題が一番難しい年もあるわけで(笑)
そんなときに必須対策が皆無だと、焦ります。
特に法律系と倫理系は一周はぐるっと対策しておきましょう。
恐らく大学の対策授業で、良い感じのプリントはもらっているはずです。
それをやっておきましょう。
必須問題では、法律系や倫理系の問題が10問以上出題されます。
ここさえコケなければ大丈夫です。
僕はここでコケたので、38点/50問というなんとも危ない結果だったのです(笑)
笑い事じゃないって!
だからここの対策もぬかりなく!
2~3日ちょっとやれば十分ですから!
前日のホテルでの過ごし方!持っていくもの!
なんだか修学旅行とか部活の合宿みたいになってきましたね(笑)
でもこれもかなり重要です。
まず、ホテルにもっていくべきもの。
教科書とか参考書はもっていかなくていいです!
そんなの1日で網羅できるはずがありません。
対策なんてできて2~3科目です。
そんなのたくさん持っていったら、不安が増すばかりです。
僕がお勧めするのは、自分なりのまとめノートとか、薬理学の薬の表とか、今ならiPadとかですね。
とにかく最小限にしましょう。寝られなくなりますから。
持っていくとやっちゃうから、もっていかなきゃ良いのです(笑)
僕の大学の先生は、色々詰め込んだリュックが30キロを超えていたそうです(笑)
そんなにやれるわけないのに!
あと、前日の対策はほどほどに。
友達とワイワイ試験後の楽しみについてでも話していましょう。
もはや前日にじたばたしても合否は変わりません。
まあ1~2問はそこから出るかもしれませんが、それでも不安になって寝られなくなって、肝心なことが思い出せなくなるほうが怖いです。
僕の同期には、前日ほぼオールで対策して、朝に死んだ顔して「だめだ。落ちるわ。」とかほざいてるやつがいましたが、これは最悪です(笑)
メンタルやられてどうすんだ!
皆さんはそうなっちゃだめですよ!
皆前日は割と早く現地入りするんです。早い人だと昼頃とかに。そうなると、近くのファミレスとかカフェで勉強するわけですが、そうなると次から次と忘れていることや、知らなかった知識が出てきます。
もうそうなると、手が付けられません。
恐らくオールで勉強コースです(笑)
だからそもそも持っていく荷物を最低限にして、メンタル向上に努めましょう。
最後に。皆さんへメッセージを
僕の話をしましょう。
僕は解剖は全然できませんでしたし(4割くらいの得点)、病理各論は捨てましたし、臨床分野も分からないことだらけ、画像問題対策はほぼ過去問のみ、他にも捨てた科目多数…
そんな状況でした。
そして、試験前日に勉強していると、忘れていることや知らないことが出てきて、めっちゃ焦りました(笑)
なんか受かんねえような気が一瞬して、なんかこりゃ良くないなって思ってその日はもう勉強を辞めました。
そして友達と寝るまでワイワイして、youtubeを観て寝ました。
それでも、意外と試験本番になると集中力が冴えわたり、色々思い出すんですよね。
勘も冴えたりして。
それで結局は自己ベストの得点でした。
多分本番が一番集中するから、一番ミスも少ないです。
試験前の心配はほとんどが杞憂となりました。
それくらい穴だらけ?の状態でも合格するのが獣医師国家試験です。
そんな100日くらいで、心配がなくなるくらい対策するほうが無理です。
皆知らないところだらけなんです。
でも皆受かっていきます。
だから、そんなに直前期に焦らないでほしいのです。無理だとか、どうせ…とかネガティブな言葉もなしです!
とにかく本番を健康で迎えるためにも、直前期にはストレスを溜めずに健全に過ごすことを目標にしてくださいね!
麻布で下位層にいた僕でも受かったんだから、きっと大丈夫!
では!
あ、ちなみにこの蒸気でホットアイマスクはお勧めです!
めっちゃリラックスできて、快眠できます(笑)
僕もホテルで使ってました!
よろしければ!