日本最北端の獣医師ブログ!
獣医学科を目指す人に伝えたいこと

【獣医師】牛の獣医師(NOSAI)の1日の流れ!【ルーティン】

皆さんこんにちは!

最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し現在は日本最北端の地で牛の獣医さんをやっています。

僕が獣医学科を卒業し、獣医師国家試験を終えてから早1年が経ちました。もう僕が獣医師として働き始めてから1年が経ったということでもあります(笑)

 

国家試験のことについては以下の記事を参照してみてください!

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僕は普段、獣医師を目指す人・現在獣医学科の人などに向けて色々な情報を発信しています。

 

そして今回は、現在将来について考え中の獣医学生の皆さん、そして獣医師という仕事に少しでも興味を持っている人たちに向けて、

”牛の獣医師(NOSAI)をしている僕の一日について”お伝えしていきます!

 

獣医師が一体どんな一日を送っているのか、そんなことを皆さんに知ってもらえたらなと思います!

今回の記事の内容!

・牛の獣医師である僕の一日の流れ!
・休日当番の日は?
・1日どのくらい働いているの?

 

こういったことについて語っていこうと思います。

僕自身獣医師として働くまでは、獣医師がどんな一日を過ごしているのかよく知らなかったです。

まあそりゃ知る機会も少なかったからしょうがないのですが…

 

 

だったら僕が伝えちゃえば良いじゃんってことで!!

 

それではいきましょう!!


 

僕自身のプロフィール!

まずは軽く僕の自己紹介をしていきましょう!

最北端獣医師ノスケの情報

・日本最北端の地で牛の獣医師をやっている
・北海道のNOSAIに勤めている
・獣医師2年目
・週休完全2日(?)な生活

 

まず僕は北海道中央NOSAI(道央NOSAI)という組織に所属しており、その中で宗谷北部家畜診療所というところに勤めています。

 

 

診療するのは100%牛です。
その中でも乳牛をメインで診療し、ごくまれに肉牛も診療したりしますが、他の動物(豚・馬など)は診療しません。

 

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これは地域差があるのですが、NOSAIの獣医師は牛を診療することがほとんどですね。

そして2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、入社からちょうど1年間が経ちました。

 

基本的にNOSAIは365日24時間体制で診療をしているのですが、定時は8:30~17:00となっており、それ以外の時間は当番制になっています。

 

この定時以外で呼ばれた診療は当番の人が対応し、その時間での診察は残業代が出ます。

 

休日も診療はありますが、それも当番制で、休日に働いた人はその分の休日手当と代休が割り当てられます。

 

 

なので土日出勤はあれど、最低週に2日は休めることになります。

また有休や時間給もとりやすい(取りたい日に取れなかったことはない)ので、1年目ですが有給はかなり消化できました。

 

 

NOSAIは、THE・サラリーマン!!って感じで、皆さんが思っている以上に勤務体系がしっかりしており、メリハリのある職場環境です。

 

小動物分野のように果てしない残業とか、サービス残業も今のところ経験していません(笑)

 

これがまずは前提となる自己紹介や職場紹介ですね。

 

それではこれから1日の流れを見ていくことにしましょう!!
まずは通常の1日からです!

 

 

NOSAI獣医師の一日の流れ!!(通常時)

 

 

①起床~出勤まで

大体僕は6:30~7:00の間に起床してます。

 

そして僕は筋トレ好きであり、現在フィジークのコンテストに向けて絶賛減量中なので、起きたらまずはビタミンとサプリメント(グルタミン)を飲んでウォーキングに出かけます。

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空腹の状態で有酸素運動をすることにより、脂肪燃焼が加速します。だいたい1日20~30分くらい散歩して、帰ってきたらシャワーを浴びて朝ごはんを食べます。

 

なんかここまでは出来るサラリーマンって感じですね(笑)

 

 

その後出勤するのですが、診療所までは車で15分程度です。
僕は7:50~8:00の間に家を出るので、診療所に着くのは8:10前後ですね。

 

NOSAIは8時半までに出勤すれば良いので、本来はもう少し余裕を持っても大丈夫なんですけど、

 

乳房炎の検査だったり、カルテチェック、診療用の薬のメンテナンスなどを早めにやりたいので、僕は少し早めに出勤しています。

 

 

8:30~9:30 診療受付・準備

ぶっちゃけこの1時間が1日の中で一番忙しい時間かもしれません(笑)

 

というのも、基本的にこの時間で診察の受付を行うので、農家さんからの電話が鳴りまくるのです。

 

電話を受ける→牛の状態・症状を聞く→共用のホワイトボードにメモを書く→往診振り分け

 

という流れです。朝の1時間弱の時間で1人5~6件は電話を取り、出勤している獣医師で往診を振り分けます。

 

往診が振り分けられたら、往診で使いそうな薬や器具を揃え、診療着に着替え、回る順番を決めて、いざ出陣です。

 

 

新人の最初の2か月くらいは、先輩の後ろを着いていくだけでしたが、3か月もすると一人で往診を回るようになりました。

 

 

9:30~12:00前後 午前の往診・診察

往診は基本的に一人で回ることになります。

 

自分で道順を決めて、割り当てられた農家さんのところに行って診察・治療を行います。
北海道はとにかく広くて、運転に時間がかかるので、効率よく回らないと時間が足りないです(笑)

 

基本的に1日5~10件くらいの往診があり、それを午前中には終わらせます。日によって往診の数が大きく変わるので読めない部分も多いです。

 

 

早い時は11時前に終わることもありますが、忙しい日は13時くらいまでかかることもあります。

まあでもほとんどの日は12時までに午前の仕事は終わります。

 

 

その後往診が終わった人から昼休みになるのですが、終わる時間が人によってバラバラであること、午後に手術があるかどうかなどによって、昼休みの時間は日によって結構違ってきます。

 

2時間くらい休んで昼寝までしちゃう日もあれば、手術があって飯食って即GO!って日もあります。

 

まあ手術が終わればゆっくり休めるので、休む暇もない!!ってことはないので安心してください(笑)

 

13:00~15:00 手術

午前の往診で手術が必要だと判断された牛に関しては、診療所まで連れてきて、午後に手術を行います。

 

代表的なのは、第四胃変位だったり、子牛の臍ヘルニア、帝王切開などです。僕がいる地域は、診療所に手術台があるので、連れてきて行います。

 

このスタイルによって、獣医師がとても楽に仕事が出来ます。現地でやるとなると器具の持ち運び、感染のリスク、環境の悪さなどによって成功率が変わってくるからです。

 

 

手術も実際に僕が行う機会も多いです。新人とはいえやはり実践経験が一番ですから、時間をかけても訓練します。

 

今ではかなりスムーズに行えるようになりましたが、最初のころは針に糸を通すのさえ苦労していました(笑)

 

そして手術も行われる日と行われない日があります。僕がいる地域では、平日にのみ手術を行うのですが、平均すると2~3日に1回のペースで手術が行われています。

 

牛の頭数が多ければその分手術が行われる日も多くなります。

 

 

~17:00 カルテ入力、勉強、翌日の準備

午前の仕事と手術が終われば、あとはもうカルテを入力するだけです。

 

どんなに往診や手術に時間が掛かっても、基本的には15時くらいまでにはすべて終わることが多いので、その後のカルテ入力もゆっくり行えます。

 

 

大体1時間前後あれば終わってしまうので、僕の場合は16時~16時半には仕事が全て終わってしまうことがほとんどです。

 

その後は、午前の診療で分からなかったことを調べたり聞いたり、勉強したり、次の日のための準備をしたりしています。

 

また、洗濯だったり、薬の在庫確認、手術室や検査室の掃除といった事務作業もこの時間に行っています。これは若手の仕事なので、僕は率先してやらねばなりません(笑)

 

 

正直午前の往診と手術さえ終わってしまえば、あとはもう楽な仕事しか残っていません。

 

正直な話、仕事に慣れるまでは大変なことも多かったですが、慣れてくるとメリハリがあって働きやすい職場だと感じました。

 

 

小動物病院のように、忙しくてご飯も食べられないとか、休み時間も取れない!なんてことは今までありませんでした。

 

これが通常時の牛の獣医師の1日です。
あとは17時になったら帰って好きなことをするだけです。

 

 

そして実は5~6日に1回ほど、夜間当番の日があります。こういった日は17時では仕事が終わらないので、これから夜間当番がある日の流れも少し紹介しますね!

 

番外編!夜間当番がある日の1日の流れ!

 

さきほども述べた通り、NOSAI獣医師は365日24時間体制で、診療の受付をしています。

ですが基本的な往診の受付は朝のみ。
そして午前中に診療を回るスタイルです。

 

 

でも、急患だったり、難産などがある場合は、当番の獣医師がそれの対応をします。

 

当番の獣医師は17時以降の往診に備えます。僕の診療所では、往診依頼の電話があった時に、自分の仕事用スマホにそれが転送されるように設定して、自宅で待機します。

 

基本的に17:00~翌日の8:30までが当番獣医師の当番時間です。
とはいえ呼ばれる時間はだいたい決まっており、18時前後と朝方です。

 

これ以外は呼ばれることはあまりないので、そこまで当番の日も忙しいというわけでもありません。

 

それに当番も、3回に1回くらいは全く呼ばれない日もあるので、そんなにきつくないです。

 

当番の日は、当直費と往診時間に応じた時間外給がもらえるので、ここで稼ぐと給料がさらに増えます(笑)

 

 

僕がいる地域では、月に5~6回の当番で、5万円前後は給料が増えますね。

 

 

休日出勤の日のルーティンは?

夜間だけでなく、土日祝日も当番があります。

 

休日は2人体制で診療を行うため、2~3週間に1回くらいの割合で休日当番が回ってきます。

 

この日は基本的に平日と変わらないルーティンですが、手術は行いません。
午前に往診して、診療所に戻ってカルテを書いたら終わりです。

 

そのまま、家に帰って次の日の朝まで夜間の当番を行います。

 

休日に出勤と言ってもやることはそこまで変わらず、しかもその分は平日に休みが振替えられるので、きつくはないです。

しかも休日手当もあるので、むしろ給料が増えて嬉しいくらいですね(笑)

 

まとめ! NOSAI獣医師は働きやすい!!

いかがでしたでしょうか?

これが牛の獣医師の1日の流れです。NOSAIというのはサラリーマン色が強いので、勤務体系もしっかりしています。

 

 

これは僕が想像している以上でした。

 

仕事も忙しい時間帯が限られており、メリハリがあるので働きやすいです。休みもしっかりとれます。

 

獣医師のみならず医療系の仕事というのは、長時間の労働や休憩時間も取れないほど忙しいということが多いですが、NOSAIの獣医師はそういったことがないです。

 

僕は獣医師の仕事の中で、NOSAI獣医師はかなり働きやすい職場だと感じました。

 

しかも給料も良いですしね(笑)

良く公務員と比べられますが、多くのスキルが身に着くこと、給料が高いこと、仕事のやりがいを感じやすい点で、僕はNOSAI獣医師のほうが合っていると感じました。

 

公務員獣医師とNOSAI獣医師の比較については以下の記事を参照してみてください!!

NOSAI獣医師と公務員獣医師の違いについて!【仕事・給料など】皆さんこんにちは! 最北端獣医師のノスケです! 僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をや...

 

とはいえNOSAIも地域差があるので、今後地域差を取り上げた記事も作成していこうと思います!

皆さんの将来の参考になれば幸いです!!

では!!