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【2023年】私立獣医学部の受験変更点まとめ!対策法も解説!

みなさんこんにちは!

最北端獣医師のノスケと申します。

僕は獣医師として働きながら、こうやって獣医学部受験のことだったり獣医師のリアルについて包み隠さずにどんどん発信しています。

 

ということで今回は、

”2023年における、私立獣医学部受験の変更点まとめ”

というタイトルでブログを書いていこうと思います。

 

僕が受験生だった頃と異なり、私立の獣医学部の受験は大きく変化しています。

しかもそれは1年ごとにどんどん変化しており、受験生はこまめなチェックが必要になってきています。

 

でも、ただでさえ勉強が大変な受験生が、受験日程や受験様式の変化まで気を配るのは、簡単なことではありません。

 

なので今回は僕がその代わりを務めようと思います!

今回の記事の内容!

・2023年の私立獣医学部の受験変更点まとめ!
・どのように受験が変化するのか
・おすすめの日程はあるのか?

 

この記事を読めば、2023年の私立獣医学部の変更点がわかります。

最後までぜひ読んでいってくださいね!

 


私立獣医学部受験の変更点まとめ

 

〜変更点のない大学〜

まずは変更点のない大学から見ていきましょう。

これに該当するのは2校あり、日本獣医生命科学大学岡山理科大学です。

こちらの2校に関しては、去年の記事そのまま参考にしてもらって構わないので、リンクを貼っておきますね!!

 

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〜変更点のある大学〜

みなさんが気になるのがこちらだと思います!

順を追って解説していくことにしましょう!!

 

酪農学園大学

これは昨年からの変更ではあるのですが、一般入試において、理科重点型入試というのが導入されました。

 

科目
英語
100点

数学ⅠA・ⅡBの合計(ベクトル・数列のみ)
100点

理科 生・生基or化・化基
200点


400点満点

 

そしてこの受験方式ですが、

第1期試験では300点満点の通常型と理科重点型の2種類を選択することができ、第2期試験では、理科重点型のみの試験方式になります。

 

のすけ
のすけ
最近になってこのように特定の科目の配点を変えてくる大学が増えてきました!獣医学科合格には数学が大切というのはずっと言ってきましたが、この入試日程に関しては理科が最重要ですね!

 

また募集人数も変化しており、一般入試での募集定員が増えました。

前期50→65 後期7→12

そしてその分推薦入試における募集人数が減りました。

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日本大学

日本大学も変更があります。

そもそも日本大学には、全学科同じ問題を解くN方式と、獣医学科のある生物資源科学部独自の試験であるA方式が存在します。

 

その中で2023年入試で変更があるのが、”N方式”です。

 

2022年までは、これが1回しかありませんでした。しかもこの日は北里大学と岡山理科大学の2大学と日程が被っていました。

 

また倍率も他の2大学に比べてかなり高い傾向にありました。

(北里大:4倍前後 岡山理科大:8倍前後 日大:15倍前後

 

そういったこともあり僕個人としては、よほど行きたい理由がない限りは他の大学を受験した方がいいと言ってきました。

 

 

ですが、第2回ならば受験日は3/4です。

募集人数はそこまで多くはありませんが、この日程ならそこまで強いライバルは残っていないでしょうし、受験しても十分にチャンスはあると思います!

 

なのでこれは大きな変更と言ってもいいですね!

 

【2022年】日本大学獣医学科の受験難易度とは!【倍率・最低点とは?】皆さんこんにちは!最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています。 ...

 

 

北里大学

北里大学は大きな変更はなくて、いわゆるマイナーチェンジってやつだけど、一応紹介しておきます!!

・一般入試の募集定員が若干減少した
・共通テスト利用方式で後期日程が追加された

 

この2点です。

正直言って、この2点がそこまで大きな影響は与えないと思います。

 

というのも、

北里大学はもともと定員以上に多くの学生を合格させてきた実績があるので、定員が多少減っても合格難易度が急に上がるとは考えにくいのです。

 

おそらくは共通テスト利用方式の枠に回されたということでしょう。

 

その共通テスト利用方式の後期試験ですが、日程が追加されたとはいえ、合格者最低点が下がって受かりやすいということはないでしょう。

 

結局のところ共通テスト利用方式で合格するのは、国立大学志望者の中でも上位者だけなので、この変更でボーダーラインが下がるということはないと思われます。

 

 

要するに、”北里大学の今回の変更は、そこまで大きな影響はなさそう”ということですね!

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麻布大学

のすけ
のすけ
麻布大学はあまり受験方式を変えてこない大学だったんだけど、ここへ来て変えてきたね!

 

実は麻布大学の変更が、全大学の中で一番大きな変更ではないかと思います。

かつて麻布大学の一般試験は1回きりでした。

数学、英語、理科1科目(生物or化学)が100点ずつで、計300点。

倍率は5〜10倍程度です。

 

 

しかし2023年からは、

①A日程とD日程の2つの日程に分けられる
②A日程は8人、D日程は62人の募集定員となる
③A日程では、化学、生物、数学(1A2B)、英語から3つを選択する形式となる

 

 

③は例えば数学を選択せずに、化学生物英語という受験科目にもできるし、英語を選択せずに化学生物数学という選択科目にもできるということです。

 

 

募集定員は少ないですが、よりフレキシブルに受験科目を設定できるようになったのです!

 

 

D日程は従来と同じで、数学、英語、理科1科目という制約があるので、ここは気をつけてください!

 

かつてはどの大学でも数学が大きなウエイトを占めていたのですが、最近ではより自分の強みを活かせるように変更されつつあります。

 

僕の時代のように、「絶対にこのスタイルで受験しなくてはならない!」というわけではなくて、

「得意を伸ばし、それを活かして受験する!」というようになっているようですね!

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まとめ

いかがだったでしょうか。

こうやってみると、獣医学部受験もどんどん変化してきているのが分かりますね。

 

特に岡山理科大学の出現により大きく変わっているような気がします。

 

北里大学、日本大学→小変化
酪農学園大学→中変化
麻布大学→大変化

 

といった印象です。

日程が追加されたり、募集定員が変更になっただけなら、大きな変化とはならないでしょう。

 

ですが、酪農学園大学のように特定の科目の配点を倍にする日程ができたり、麻布大学のように特定科目を使用せずに受験できるようにする変更は、かなり影響が大きいと思われます!!

 

かつては数学がかなりの重要度を占めていたのですが、今では理科が得意だったり、英語が得意ならば、数学をカバーできるようになりました。

 

 

まだまだそういった特殊な日程は、募集定員が少ないですが、それでもそこをピンポイントで狙うことで、新たなチャンスが生まれそうです!!

 

より自分の強みを活かせる選択をしていきましょう!!

 

では!!