みなさんこんにちは!
最北端獣医師ブログのノスケというものです。
僕は獣医師として働く傍らで、獣医学部受験や獣医師についての情報を発信しています。
また筋トレが大好きで、仕事をしながらフィジークの大会に出場したりしています!!

ですが現在僕は、獣医師の仕事を一回退職し、”世界一周”をしています!!
ということで獣医師として獣医学部受験や獣医師の情報を発信するとともに、こうして旅で得た体験なども色々とシェアしているのです。
ということで今回は、僕が実際にひったくり被害にあいかけたという話と、それを予防するために気を付けることを紹介していこうと思います!!
今回の記事の内容!
・カンボジアでのひったくりの実例
・どのような手口が多いのか
・ひったくりなどの被害が多い地域とは?
・ひったくりを防ぐためにやるべきこと
です!
ということでいきましょう!!
Contents
事件はトゥクトゥクに乗っている時に起こった…
それは、夏の暑〜い昼間に起こったんです…。(カンボジアは常夏)
僕がトゥクトゥクに乗っていると、横に2人乗りのバイクが着けてきました。
まあカンボジアでは、道路がめっちゃ混んでいるので、それは珍しいことではありません。
ですが、次の瞬間、僕のスマホがものすごい力で引っ張られました!!!
つまり隣のバイクの輩にひったくられそうになったのです!!
とりあえず僕は盗られまいと必死にスマホを握りしめます。
相手も盗ろうと力一杯引っ張ります。
まあ時間にしてほんの1秒くらいの出来事だったんですが、僕はなんとかスマホを盗られずに済みました(笑)
筋トレをしていて良かったと、身をもって感じた瞬間ではありましたが、ぶっちゃけマジで危なかったです。
そして何よりびっくりしたのが、トゥクトゥクの運転手が特に何も驚いていなかったということです(笑)
「あ、またか。」
くらいのリアクションで、
「大丈夫!?」みたいなリアクションはありませんでした。
多分日常茶飯事なので、もはや驚きもしないし、盗られるやつが悪いくらいの認識なのです。
今回はたまたま運よく盗られずに済んだだけで、僕のように観光客で狙われる人は跡を絶たないようです。
どんな手口が多いのか?狙われやすい人の特徴と事例!
今回は僕のほんの一例ですが、実に多様な手口でひったくりが起きているようです。
僕がプノンペンで出会った、アラブ人の方から聞いた事例をお教えしようと思います。
事例①:写真撮影中にカバンをひったくられた女性
これはそのアラブ人のシェンさんの目の前で起きたことだそうです。
その女性は写真をスマホで撮っていたそうです。
道路に面した通りで写真撮影に夢中になっていると、バイクがやってきてカバンを奪おうとしました。
女性は抵抗しようとしましたが、結局カバンを奪われてしまい、しかもカバンごと引き摺られて怪我もしてしまったそうです。
踏んだり蹴ったりですが、仮にカバンをしっかりと背負っていても奪われる可能性があるということです。
そしてひったくり犯はお構いなしに奪っていきます。
事例② 複数人で巧妙にスリをしてくる男女
これは実際にシェンさんが数年前に体験したことらしいです。
シェンさんが歩いていると、女性がハグを求めて近づいてきたそうです。
シェンさんが困りながら断っていると、そこに新たな男がやってきて、同じようにハグを求めてきたそうです。
男女2人にハグなどを求められてもみくちゃになって、それから解放された時にスマホがなくなっていることに気づいたそうです。
しかもカバンにしまっていたはずなのになくなっていたとのことなので、もはや安全な場所はないのかって感じです…。
事例③ ちょっと目を離した隙に…。置引き事件!
これはよくある話だそうですが。
日本ならレストランやカフェなどでトイレに行くときは、荷物を置いて行きますよね。
荷物を全て持っていく人はレアです。
それは置き引きのリスクが限りなくゼロだからです。
でもカンボジアではそれは禁忌です。
置き引きされるリスクがかなり高いからです。
そしてそれは一見高級レストランでもそうなのだそう。
なのでもしトイレに行くときでも、荷物はちゃんと全て持っていくようにしましょう。
きっと大丈夫!では通用しないのがカンボジアのプノンペンなのです。
バイクには特に気をつけよう!
カンボジアでのひったくりで特に多いのが、バイクによる犯行です。
というのもプノンペンでは日々ものすごい渋滞があちこちで発生しており、車やトゥクトゥクは小回りが効きません。
でもバイクやスクーターなら、車と車の間を縫うように走ることができ、強盗にはうってつけの乗り物なんです。
仮に何かを盗まれたとして、それを追いかけようにもバイク以外では太刀打ちできません。物理的に追えないからです。
危険なのは?プノンペンでもひったくりが多発する地域とは?
プノンペンでも特にひったくりが多発するのは、南東部と言われています。

ちょうどこの辺です。
ここにはワットプノンや王宮、博物館やナイトマーケットがあり、観光客で賑わっています。
ここは治安があまり良くなく、地元の人も夜はあまり出歩かない様子。
僕はここのど真ん中に宿を取ってしまい、しかも日々の行動圏がこの辺なので、そりゃ被害に遭うわけですよ(笑)
僕がスマホで撮影しているとき、すごく視線を感じたのを覚えています。
なんかめっちゃこっちをジロジロ見てくる人が多かったのです。
単純な興味から見ている人が大半だったのかもしれませんが、もしかするとその中には僕のスマホを狙っている人もいたのかもしれません。
確かにこの地域は見どころもたくさんあり、寺院や建物のは美しいですし、夜のライトアップもかなりエモいです。
でもその裏ではもしかするとあなたの物を狙っているかもしれないという危機感を持っておきましょう!
僕はそれを身をもってやっと知ることになりました…笑
盗難やひったくりを未然に防ぐためにやるべきこと!!
①車の進行方向と逆の道路を歩く
これは僕が現地の人たちに教えてもらったことです。
というのもひったくりや盗難犯は、背後から犯行を行います。
つまり見えないところからやってきて、不意打ちで色々奪っていきます。
日本の感覚では、歩行者は車と同じ方向を歩くことが多い気がします。でもそれはカンボジアのプノンペンではリスキーです。
正面から車やバイクが来るように歩くだけで、ひったくり犯たちは犯行に及びづらくなるのだそう。
実際僕がスマホを取られそうになった時も背後からやってきて、視界の外から手を伸ばしてきました…。
あ〜思い出すだけでも腹たつ!!!
※こんな感じで歩きましょう。向こうから車が来るようにってことですね!

②スマホを使うときは、なるべく車道から離れる
これもかなり大切なのですが、地図を調べるときやタクシーを呼ぶ時など、スマホを取り出す機会はとても多くなります。
でもスマホを使っているときはどうしても周りへの意識が薄れ、無防備状態になってしまいます。
周りに気をつけながらスマホを使うことは不可能に近いので、それなら車道から離れて使うことでリスクを減らすことができます。
歩行者が強盗やひったくりをしてくることはあまりないので、そこはそこまで気をつけなくてもいいと思います。
歩行者で多いのはスリのような手口なので、まずはひったくりに遭わないために、車道付近は気をつけましょう!!
③写真撮影するときは周りに配慮する
この表現面白いですよね(笑)
これを日本で聞いたら、「あ、迷惑や邪魔にならないように気をつけるってことね!」という解釈になると思います。
でもプノンペンではそういう意味ではありません(笑)
写真を撮る時が一番狙われやすいからです。というのも写真撮影中は確実に対象物以外は見えなくなります。
しかも撮影中って2本指くらいでスマホを持っていますよね。まさか手全体で握る人はいないと思います。
そしてこれ見よがしにスマホを周りにアピールするので、強盗犯の目につきやすくなります。
実際写真撮影中にスマホを取られた事例がとても多く、またカバンなどの大きな荷物もそういう油断しているタイミングで奪われるそう。
なので撮影をしちゃいけないというわけではなく、周りにヤバそうな奴がいないかちゃんとチェックすること、特に混雑している場所では気をつけましょう!!
④やたらフレンドリーに近づいてくる人には気をつける
僕が宿で出会った方は、初対面でめっちゃハグしてくるおっさんに奪スマホをスられたそう。
というのも彼が道を歩いていると、やたらフレンドリー(?)に近づいてハグをしまくってくるおっさんがいたのだそう。
そして鬱陶しがっていると、そこに別な女の人がやってきて、さらにハグ責め…
二人にもみくちゃにされて、やっと引き剥がしたと思ったら、気づいた時にはスマホがなくなっていたのだそう。
怖すぎ!!!!
もはや信じられるものはないんか!!
って感じですが、自分がいくら気をつけていてもこういう力技があるということを、肝に銘じておきましょう。
⑤ウエストポーチに最低限のものだけ入れて歩く
バックパッカーの方ならしょうがないかもしれませんが、基本的に外を歩くときは最低限のものだけ持って歩くようにしましょう。
例えば、財布を丸ごと持って歩くのではなく、紙幣だけを取り出してウエストポーチに入れる。
パスポートは持ち歩かない。使わないものはしっかりとホテルに置いていく。
これを徹底するだけで被害率は大きく変わるそうです。目立たないからです。
そしてもし仮に盗られたとしても、ダメージが少ないです。
もし財布ごとを持っていかれたら、現金の他にカードなども奪われます。パスポートも盗られた日にはもう旅を楽しむことは難しいですね(笑)
カンボジアでパスポートが必要な時なんてほとんどありません。両替する時とホテルのチェックインくらいです。
だから夕食を食べにいくときや外へ用事があるときは持っていかない方がいいです。
まとめ!
はい!
ということで、今回はプノンペンで僕が実際にひったくりに遭いかけた話と、その予防法について解説していきました。
これだけ読むと「カンボジアはなんて恐ろしい場所なんだ…」と思ってしまいがちですが、そんな漫画のように犯罪が蔓延しているというわけではありません。
僕も2週間くらいプノンペンにいますが、被害はその1回きりです。
しかも超油断して目立ちまくっていたときだったので、そりゃ被害にも遭うわなって感じでした。
なので、プノンペンがクソ!!!
という意味ではないので理解してくださいね!!
カンボジアの人は温かい人が多く、最低限気をつけていれば、心がホカホカする場面がたくさんあります。
きっとカンボジアが好きになります。
そのためにも気をつけられるところはしっかりと気をつけましょうね!!
ちなみにカバンにキーをつけるだけでも被害は抑えることができますよ!!
では!!