最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し現在は日本最北端の地で牛の獣医さんをやっています。
僕が獣医学科を卒業し、獣医師国家試験を終えてから早1年が経ちました。もう僕が獣医師として働き始めてから1年が経ったということでもあります(笑)
僕は獣医学科を高校2年生の時に志すのですが、現役時代は本気になるのがとても遅く、あえなく全落ち…
そして浪人しました。
その経験を活かして僕は獣医学科受験に関する情報を発信しています。
今回は獣医学科受験において宅浪は推奨されるのか?
というテーマについてです!
獣医学科受験でも宅浪をして目指す人は存在します。そういう人にも僕は話を聞いて自分なりの結論に至りました。
なので今回はこのテーマで語っていこうと思います。
今回の記事の内容!
・獣医学科受験で宅浪しても大丈夫なのか?
・してはいけない理由と経験談
・予備校に通うべき理由
こういった内容になっています。まあ結論言っちゃってるじゃんって話なんですけどね(笑)
その理由についてもしっかり書いているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに以下の記事も参照してもらえるとより理解が深まると思います!!


Contents
獣医学科受験において宅浪はしてもいい??
最初に結論から述べることにします。
獣医学科受験において、宅浪はしないほうがいいです!
もし浪人を視野に入れているのなら、予備校に通うことをお勧めします。
というのも、宅浪のメリットというのはほとんどなく、お金の面から宅浪を選んだとしても結局受からないことがほとんどで、意味がないからです。
僕の大学での友達や先輩・後輩でも宅浪経験者はいましたが、宅浪して受かった人はいませんでした。
皆宅浪が良くないということに気が付き、最終的に予備校に通って獣医学科に合格した人たちばかりです。
なので、獣医学科受験をする人で宅浪を考えている人は、その選択はお勧めできないということを最初にお伝えしておきます。
ではその理由について僕なりにいくつか考えたので、見ていくことにしましょう。
どうして宅浪はしてはいけないのか?
①モチベーション維持が難しいから
まずこれが圧倒的に大きな理由です。
浪人生活は最低でも1年間あります。それはとても長い期間です。
その中で気分の浮き沈みや成績のアップダウンなどが多々起こります。
でもそんな中でも勉強はコンスタントに続けていかなければなりません。合格するためには気分や成績に左右されずに継続していくことが重要なのです。
でも人間ですからどうしても勉強したくないときもありますよね?
そんなときに支えとなってくれるのが、一緒に頑張る仲間だったり、予備校の先生だったりします。
仲間が頑張っているから自分も頑張ろうって。
その効果はとても大きく、僕も何度も助けられました。そして大手予備校であればそういう仲間がたくさんいるため、受験においてもプラスに働きます。
僕は東進衛星予備校に通っていたので、同じ浪人仲間が校舎に少なく、その点で苦労をしました。同じ志を持つ仲間が少ないのは大きなデメリットであると感じました。
そして宅浪だとそういう仲間は周りにいません。モチベーションをもらえる仲間が存在しないのです。
せいぜい親から口うるさく言われて怒りや悲しみが湧くくらいでしょう。
自分しかいないから、頑張らなくても何も感じない…
それが続いてしまうと簡単に人は堕落してしまいます。
受験はそういう意味では団体戦です。自分と同じ志を持つ仲間がいないことは思っている以上にデメリットです。
それでも自己管理ができる人ならばいいのですが、そういう人は稀有ですし、そもそもそういう人は浪人しないような気がします。
②情報が圧倒的に不足するから
予備校の良いところは、過去に多くの受験生のデータがあるため、この場合はどうするべきか、といった解決法がたくさんあることです。
レベルに応じた授業の選択、参考書の選び方、勉強法、重要なポイントなどを他者が一緒に考えてくれます。
また受験に関する様々な情報を得ることも出来ます。
そしてそういった受験情報は、獣医学科受験においてはことさら重要となります。
しかし宅浪だとすべて自分で行う必要があります。伸び悩んだ時の相談相手も基本的に居ませんし、情報も自分で収集することになります。
模試も自分で申し込みしなくてはなりません。
正しい勉強法、自分に合ったスタイルを浪人の段階で一人で確立するのはとても大変なことです。
僕も色んな人の授業やアドバイス、先生との面談を通して苦手な数学の克服を達成しましたし、獣医学科合格への正しい勉強のバランスも知ることが出来ました。

結局受験は受験のプロに聞くことが一番手っ取り早くて、正しいのです。
自己流では大変な道のりになってしまうのです。
またこれは極端な例ですが、僕の宅浪経験者の友達は、センターの出願を忘れたまま締め切りが過ぎて、2浪目に突入していました(笑)
まあそんなにあることではないでしょうが、予備校にいたら絶対に起こり得ないことです。
③自分の立ち位置の把握や誰かに相談が出来ないから
受験勉強は、トライして修正ということの繰り返しになります。
正しい勉強法なんて最初から身に着くはずがないですから、色んなことを試しては相談して修正していくことで、勉強の質が上がり成績も伸びていきます。
そして自分が現状のペースで果たしてどの程度成績が伸びていくのか、合格は出来るのか、そういった相談が必要不可欠となります。
でも宅浪だとそれが出来ません。
相談相手が身近には存在しません。これもまた大きなデメリットです。
またしんどい時の相談相手も親兄弟くらいしかいません。
これは浪人経験者の僕もそうだったのですが、浪人中は親も病みます(笑)
むしろ本人以上にナーバスになり、相互に病みが加速していくこともあります(笑)
親は本人以上に心配しているので、そんな親に悩みや弱音を吐いたら、どうなってしまうか…
まあ受け止めてくれることも多いでしょうが、受験が近づくとそうもいきません。
また解決へと進むこともあまりないのが僕の体験談です。
宅浪するくらいなら、本気で予備校で1年過ごして合格すべき!
結局お金のためと言いながら宅浪しても、失敗することがほとんどです。
合格する大学はあっても、第一志望なんてほとんど合格はしないと思います。そして結局次の年に予備校に通っていたのでは時間もお金も余計にかかっていしまいます。
確かに予備校は決して居心地の良いところではありませんし、家のほうが落ち着いて勉強できるかもしれません。
でも10代は(時には20代)自己管理能力がそこまで高くないです。そんなに自制心はありません。
その中で1年間合格のために頑張り続けることは不可能に近いと僕は思います。
だからこそ誰かの力を頼るほうが良い結果を生むのです。そしてそれは受験のプロであるべきです。
甘えの通用しない環境で1年間だけ頑張ってみてください。
結果的にそれが一番だと思います。
短いですが今回はこの辺で!
では!!