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獣医学科と奨学金のこと!【返済は?いくら借りる?】

皆さんこんにちは!

最北端獣医師のノスケでございます!
僕は2021年に麻布大学の獣医学科を卒業して、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています。

 

僕は普段獣医師として働いていますが、このようにブログを通してみなさんに獣医学部受験のことや、獣医師についての情報発信をしています。

 

 

ということで、今回のテーマは、

”獣医学科の学生の奨学金事情!”

についてになります。

 

のすけ
のすけ
獣医学科は6年間あって、普通の大学よりも学費は高い傾向にあるんだ。特に私立の獣医学科ともなると授業料だけで6年間で1000万円を超えてくるから、奨学金を視野に入れている人も多いと思うんだ!

 

今回の記事の内容!

・獣医学科の奨学金事情!
・どのくらいの金額借りるの?返済は?借りる人の割合は?
・獣医学生が借りる奨学金の種類について!

 

獣医学科のお金の問題は、とても大きなトピックであるにも関わらず、それについて知る機会はとても少ないと思います。

 

なので、今回は僕がそのことについて皆さんに徹底的にシェアしていこうと思います。

 

これからの進路選択の役に立てていただければ幸いです!


 

獣医学科でかかるお金はどのくらい?

奨学金の話に入っていく前に、まずは獣医学科で6年間にかかる金額について紹介していくことにしましょう。

 

ここは知っている人もいるでしょうから、読み飛ばしてもらっても構いません。

 

 

おおよそですが、

国公立大学…350万円/6年間

私立大学…1300万円〜1500万円/6年間

 

となっています。

 

獣医学科の学費ってどんなもんなの??(6年間でかかる費用) 皆さんこんにちは!!最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっており...
麻布大学獣医学科で6年間にかかった費用はどのくらい??みなさんこんにちは!!最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています...

 

 

国公立大学は、どの大学も金額は共通で、そこまで高くはありません。

なので国公立大学の学生で奨学金を借りる人はあまりいないです。

 

 

逆に私立の獣医学部となると、その金額は大きく跳ね上がり、国公立大学の何倍にもなります。

 

大学によって差はあれど、どの大学も高額な授業料を払わなくてはなりません。

 

 

つまり私立の獣医学部において、奨学金を借りるという選択肢を取る人が多くなるということです。

 

なので、今回の記事も、私立の獣医学部に通っているという前提で話を進めていくことにします。

 

獣医学部の学生が借りる奨学金と返済について!

ではここからは具体的に獣医学生が借りている奨学金の中で、特に多い3種類について解説していくことにします。

 

この章では、

 

  • 借りている奨学金の種類について
  • 借りる金額と返済の具体例について
  • それぞれの奨学金の特徴や条件について

 

こういったことに関しての説明をしていくことにします。

 

ではいきましょう!

 

①日本奨学金機構の奨学金

のすけ
のすけ
これが最も一般的な奨学金になるね!奨学金を借りている人達の中で一番利用する割合が高いんだ!

 

獣医学生が最も利用している奨学金というのが、この日本奨学金機構の奨学金になります。

 

 

この奨学金のメリットとして、

  • 額や借りる年数を自分スタイルにカスタマイズできる
  • 借りている人が多いので、情報が得られやすい
  • 無利子or超低金利で借りることができる
  • 大学側で説明会や手続きをやってくれる
  • 就職先に関する制限がない

 

などがあります。

 

基本的に、この奨学金は借りた金額を返す必要があります。(2020年4月から返済不要の奨学金がスタートしました。)

 

 

ですが、金利がないタイプか、あってもかなり低いタイプがあり、一般的にお金を借りるよりも遥かにお得です。

 

 

そして、この奨学金を借りる学生が圧倒的に多いため、先輩などから情報を得やすいというメリットがあります。

 

 

いくらぐらい借りているのか、利子がないタイプにするにはどうすればいいか、いつ頃説明会なのか…などなど。

 

 

後で具体例を紹介しますが、自分で借りる額や年数をカスタマイズできるのもメリットなんです。

 

自分の状況に応じて、そういった部分を調整してみましょう。

 

 

またこの後紹介する奨学金と違って、返済さえしっかりしていくのなら、就職先などの制限が全くありません。

 

ぱぐのすけ
ぱぐのすけ
就職先に制限がある奨学金なんてあるの?
のすけ
のすけ
実は獣医学部特有の奨学金があって、それは返済が不要になる代わりに、特定の都道府県や就職先に進まなくてはならなかったりするんだ!

 

実はそういったタイプの奨学金もあり、それについては後で詳しく紹介しますね!

 

 

ということで、次は実際にこの奨学金を借りている人の具体例を紹介していこうと思います。

 

 

実際の借入額と返済例

獣医師2年目 男性

・第一種奨学金(利子がないタイプ)

・合計で400万円程度の借入れ

・月々の返済 1.6万円程度

・月々の返済で困っていることは全くない

 

 

獣医師3年目 男性

・第二種奨学金(利子があるタイプ)

・合計で400万円程度の借入れ

・月々の返済 1.6万円程度

・月々の返済で困っていることは全くないが、借金があるという精神的負担は感じる時がある。

 

僕の周りではこのような人がいました。

 

私立の獣医学部の学費は先ほどもいった通り、1300〜1500万円くらい6年間で掛かります。

 

 

日本奨学金機構の最大の借り入れ可能額が140,000円/月なのですが(6年間借りて1000万円程度)、それをMAXで借りている人は少ないです。

 

 

多くの人は、学費の何割かを奨学金によってまかなっているようです。

 

 

例えば、無利子の奨学金の場合は5〜6万円が月のMAXですので、それを借りて6年間で400万円程度になります。

 

 

いずれにせよ、返済に関して困っているという話は、僕は聞いたことがないので、獣医さんになってしまえば!ということなのでしょう。

 

 

また一種に関しても審査があるようですが、思っている以上に審査は緩いようで、出願してみたら通ったという人も多いです。

 

 

年収による制限があるので、そこで申請できない人はいるようですが、「自分には無理そう…」という理由で申請しないのはもったいないとのことでした。

 

 

二種も低利子とはいえ、利子はないに越したことはないので、ぜひ出願してみましょう!!

 

 

 

②都道府県から借りる返済不要の奨学金

これは、先ほどの日本奨学金機構よりは利用する人はいないものの、毎年一定数の人が借りています。

 

 

 

この奨学金の特徴が、

  • 条件さえ満たせば基本的に返済が不要
  • 月に18万円まで借りることができる
  • 都道府県から奨学金を借りることになる
  • 借りた都道府県で就職することが条件

 

ということです。

のすけ
のすけ
私立大学ならMAXで月に18万円借りることができて、6年間で1300万円程度になるので、学費のほぼ全てを賄うことができるんだ!

 

 

先ほど紹介した日本奨学金機構の奨学金よりも、借りることができる額がかなり多くなっています。

 

なので金額だけで見ると、こっちの方がいいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。

 

 

 

ですが条件として、借りた年数の5/3倍その都道府県で働かなくてはなりません。

 

 

 

 

例えば、6年間借りたとしたら、6×5/3=10年間

その都道府県で働く必要があります。

 

しかもその都道府県に就職しさえすればOKということではなく、職種に関しても制限があります。

 

 

基本的に小動物関連の仕事はダメで、公務員として働くか、NOSAIという組織で大動物の獣医師として働かなくてはなりません。

 

職域に関しては都道府県で差があるので、そこはチェックが必要です!

 

 

結局のところここが一番のネックとなっているので、利用者がそこまで伸びないのです。

 

 

もし仮に入学時や奨学金申し込み時に、進路が決まっていたとしても、その後の学生生活で自分の興味関心が変化するかもしれません。

 

また就職後にその職場が合わなかったり、転職したいとなった時に、この奨学金システムによってそれが難しくなります。

 

 

受験生くん
受験生くん
金額も返済義務がないことも魅力的ですが、確かにずっと同じ職場で働くのは自信がないですね…。もしそうしたい場合はどうすればいいんですか?

 

 

もし仮に、途中でやっぱり違う道に進みたいとなったときには、一括返還を求められたりします。

 

 

絶対に不可能!というわけではないのですが、厳しい条件があるので、この奨学金を借りるときにはしっかりと考えなくてなりません!

 

 

 

実際の借入額と返済例

 

獣医師2年目 男性

・鹿児島県の修学資金制度を利用

・月18万円の資金を6年間借りる

・鹿児島県で公務員の獣医師として勤務

・合計10年間の勤務が必要

・入学当初から、地元の鹿児島県で公務員獣医師として働く意志があったため、特に問題はなかったとのこと

 

 

この人は、申し込み時に鹿児島県で公務員獣医師として働く意志があったため、6年間の借り入れ+10年間の勤務がネックとはならなかったようです。

 

 

額がとても高額ではありますが、自分の進路が決まっている人にとってはかなりのアドバンテージになりますね!

 

 

ほかにも利用している人はいますが、やはり低学年の頃から就職先については決まっている人がほとんどです。

 

 

 

③企業などからの給付型(返済不要)の奨学金

これは先ほどの2つと比べると、マイナーで利用者はそこまで多くはありません。

 

ですが僕が色々とリサーチしていく中で、意外と穴場ということがわかったので紹介しておこうと思います。

 

実は奨学金にもさまざまな種類があり、僕たちが想像している以上の何倍も奨学金は存在します。

 

 

メジャーではないものの、大学の学務(学生に向けての様々な情報をくれるところ)に、そういった奨学金のパンフレットが置いてあるようです。

 

例えばコカコーラが行っている奨学金システムは、月に2万円程度を返済不要で給付してくれるようです。

https://www.cocacola-zaidan.jp/edu-support/scholarship01.html

 

以下でより詳しく説明していきますね!

 

 

実際の借り入れ例

 

獣医師1年目 男性

・コカコーラの奨学金システムを利用

・月数万円を数年間給付される

・返済義務も就職の制限もない

・学生時代のバイトに充てる時間を減らすことができた

・ダメもとで申し込んでみたら、意外と受かった

 

彼は僕の後輩ですが、この奨学金が実は一番狙い目でオイシイですと言っていました(笑)

 

 

特にリスクもないし、意外と受かったりするし、申し込みに際する試験もキツくないので、受けるだけ受けてみたらいいと思います!と。

 

 

僕はこういった奨学金システムがあることを学生時代には知らなかったのですが、大学側で募集の情報を公開してくれているようです。

 

興味がある人は、ぜひ利用してみてくださいね!!

 

 

 

 

獣医学科で奨学金を借りている人はどのくらいいる?

受験生くん
受験生くん
参考までにどのくらいの割合の人が奨学金を借りているのですか?教えてほしいです!

 

確かにそれは気になりますよね。

 

 

おおよそですが、私立の獣医学部において奨学金を借りている人の割合は2〜3割といったところです。

 

その大半が先ほど紹介した日本奨学金機構の奨学金を借りています。

 

 

その中には一種(利子なし)の人もいれば、二種(利子あり)の人もいます。大体月に数万円を借りている人が多いですね。

 

 

そして、就職する都道府県が確実に決まっている人で、さらに産業動物分野に進むことを決めている人は、2つ目に紹介した奨学金制度を利用しています。

 

 

この都道府県から借りる奨学金を利用している人の多くは、地元に戻って就職するようです。

 

 

そしてごく一部にはなりますが、企業からの奨学金を返済不要で借りているひともいます。

 

このタイプは自分で情報収集して、自分で出願をしなくてはならないので、他の2つよりはハードルは高いです。

 

 

でも一番オイシイ(?)奨学金システムであるので、気になる人は大学等で聞いてみるといいと思います!!

 

 

 

 

まとめ

はい、いかがでしたでしょうか。

 

今回は獣医学生の奨学金事情について解説していきました。

 

奨学金制度はいくつもあるものの、その中で主要な奨学金制度3つを今回は紹介しました。

 

一番メジャーなものが日本奨学金機構からの奨学金で、特徴が、

 

  • 無利子or超低利子である
  • 額や期間を自分でカスタマイズできる
  • 学費の数割を賄っている人が多い
  • 返済に関しては困っている人はいない

ということです。大学側でも説明会や申し込みのサポートをしてくれるので、安心ですね。

 

 

 

そして次に利用者が多いのが、都道府県から借りる”産業動物獣医師修学資金制度”というものです。

特徴が、

  • 月最大18万円借りることができる
  • 借りた都道府県で働けば、返済不要となる
  • 就職する分野にも制限がある(公務員orNOSAI)
  • 他の分野に就職することが難しくなる

 

といったことです。

6年間で最大1000万円以上のお金を手にすることができ、しかも返済不要なのでかなり魅力的ではあります。

 

ですがその分制約が厳しいので、利用する際にはしっかりと考えてからにしましょう。

 

 

 

そして最後が、企業からの奨学金制度を利用するというものです。

僕の後輩が利用していたのがコカコーラの奨学金です。

特徴が、

  • マイナーではあるが、大学等で募集をかけている
  • 意外と受かったりする
  • 返済不要で、特に就職などでの制約もない

 

 

といったことです。これを実際に利用していた僕の後輩は、ダメもとで応募してみたら受かったようでした。

 

 

しかも特に制約もないので、毎月数万円の収入が入ってきたので、バイトに充てる時間を減らすことができたと言っていました。

 

大学側に聞いてみたり、学生窓口等に行ってみたら、こういった情報がたくさん得られるようですね。

 

 

そのほかにも、大学の特待生枠だったりもあるので、学費が高いからという理由で獣医学部を諦めるのは、早計ですよ!!

 

 

これがこれから獣医学部を目指す人や、現在獣医学生の人たちの参考になれば幸いです!!

 

 

では!