皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています。
初めましての人に向けて軽く自己紹介を…
僕も現在では獣医師として働くことが出来ていますが、数年前は獣医学科を目指す成績不良の受験生でした。(笑)
そんな僕は現役生のとき、「高校生活を青春に捧げる!」という強いモットーがあったためほとんど勉強をせず、成績は下の中…
そんな僕も、高校2年生の時に獣医学科を目指し、とはいえ勉強を開始するわけでもなく…
やっと勉強開始したのも高3の10月…
当然間に合うはずもなく、あえなく浪人…
そして浪人の末、麻布大学・北里大学・酪農学園大学の獣医学科に合格し、私立で第一志望であった麻布大学に進学することを決めました。
とはいえ、本当の第一志望の岩手大学の獣医学部には落ちてしまいましたが…
まあ国公立獣医は難しい!!
そのことも記事にしているので、よろしければどうぞ!

そんな獣医学科ですが、獣医学科受験ではとにかく数学や生物が重要科目として挙げられることが多いように思います。
まあ実際生物は皆できるので、できなければ差がついて落とされますし、逆に数学は皆できないので、これが得意になれば、10倍の競争を勝ち抜けるのです。
でもここで、1つ疑問が生まれてきます。
「あれ、英語はそんなに重要じゃないんですか?その割にはほとんどの大学で受験科目に入ってるし…。センター試験でも配点大きいし…」
ってことです。
僕もそういえば、数学や生物・化学のことばかり語ってきて、英語をおざなりにしてきたような気がします。
だから今回はそんな英語に特化した記事を1つ書いてみようと思い、パソコンに向かっているわけでございます(‘ω’)
今回の記事の内容!!
・獣医学科受験における英語の重要性
・獣医学科受験で出題される英語の難易度!
・どんな対策が必要なのか?
・僕の場合はこうやって対策していました!
こういったことについて語っていこうかなって思います!
何かとないがしろにされがち(?)な英語ですが、やっぱりとっても大切だったと今になって思います!
そのことが少しでも伝わればと思います!
では行きましょう!!
獣医学科における英語の重要性!
まずは国公立大学についてです。
国公立大学は、センター+二次試験の合計点で合否が決まりますが、センター試験ではすべての大学で英語を必須科目としています。
そして二次試験においては、岩手大学・岐阜大学・鳥取大学・山口大学・宮崎大学・鹿児島大学の6大学のみ、英語を選択しなくても受験できます。
つまりまとめると、現在11個ある大学のうち、
☆すべての大学で共通テストで英語が必須
☆岩手大学・岐阜大学・鳥取大学・山口大学・宮崎大学・鹿児島大学の6大学以外は二次試験でも英語が必須
ということになります。まあ二次試験で使う使わないという選択肢はあるにしても、センター試験では必須である以上、英語は避けては通れません。
次は私立大学ですが、
これはとてもシンプルで、センター利用方式・一般試験のどちらでも、英語は必須科目です!(笑)
つまり滑り止めにせよ本命にせよ、私立獣医学科では英語は絶対に受験しなくてはならないということになります!
しかも配点も高いので、数学や生物に並ぶ重要科目であるということが言えます!
どうして英語はそこまで重要視されていないのか?
これは僕の主観も入っているのですが、数学や生物・化学ほど英語は重要視されていないように感じます。
これほど配点が高いにも関わらず、です。
その理由として、
①英語はそこまで難問が出題されるわけではないから
②皆割と英語は出来るから
ということが背景としてあるからなのかなって個人的には思います。僕が獣医学科に入ってみても、それは感じました。
皆英語はそれなりにできるんですよね。受験期の話でいつも話題に上がるのは、鬼畜レベルな生物だったり、皆苦手で嫌いな数学でした。
不思議と英語はそこまで触れられません。記憶に残ってないのかもしれません。
確かに私立大学の一般試験の英語も、そこまで大変だった記憶はありませんし、国公立とはいえ基本的な文章や問題がほとんどでした。
ただし、大阪府立大学の後期試験は除きますが…(笑)
あれは反則級でしたね(笑)

獣医学科受験における英語の難易度や、求められる偏差値については次の章で深掘りしていきましょう!
獣医学科受験にける英語の難易度や偏差値とは??
では具体的にどんな問題が出題されるのでしょうか。
そしての程度の偏差値が要求されるのでしょうか。
まず問題の難易度についてですが、ほとんどの私立大学、そして国公立大学において、出題される英語の問題の難易度は
センターレベル ~ センターより少し難しい問題
だと感じました。
基本的にセンター対策をしておけば、あとはそこまで特化した対策は必要なかったというのが僕の印象です。
基本的な文法問題、長文読解がメインです。獣医学科の特徴として、文章も動物系のモノが多いような印象です。
特に私立大学の長文読解は、ほぼ動物系の内容であり、さすが獣医学科だなと思います。
とはいえ、別に医系の単語を個別に対策する必要はありませんし、本当にセンター対策さえしっかりやっておけば問題ないです。
ただし、酪農大学の英語は文章量がべらぼうに多かったり、大阪府立大学の後期試験は論文級の難易度だったりと例外もあるので、しっかり過去問演習はしておきましょう。
また北海道大学や東京大学、東京農工大学といった大学自体が難関とされるような大学は、やはり問題のレベルも高いです。
とはいえ全体的に見ればそこまで難易度が高い問題は出題されないってのが、獣医学科の英語の特徴です!
そして偏差値ですが、僕が麻布大学に入って周りの友達に聞いてみた結果、
河合塾の全統記述模試で偏差値65~70くらい
が獣医学科合格を競える偏差値だなって結論に至りました。
これはセンター試験で言うと、170~180点くらいが合格のボーダーってことです。
これくらい取れるようになれば、英語においては獣医学科合格を狙えるってことですね。
まあ超難関とされるような国公立大学は、当然もっと点数が必要ですが、私立獣医学科、大多数の国公立の獣医学科はこれくらいが目安になってくるでしょう。
獣医学科の英語の対策法!
これだけは言っておきますが、別に奇抜なことはしなくても獣医学科の英語は問題なく高得点を狙えますし、本当に基礎レベルを抑えておけば大丈夫です!!
ちなみに僕は東進に通っていたので、基本的に東進でしか英語の勉強はしていませんでしたが、
今井宏先生のC組(今の受験生は分かるかな?w)を受講し、あとはひたすら単語をやっていました。
B組という少しハイレベルな長文対策(早慶レベル)の授業も取っていましたが、正直獣医学科の英語という観点では、そこまで必須ではないようにも感じます。
そして獣医学科受験においては、とにかく長文読解の比率が高いため、単語力がかなり重要となってきます!
僕自身の経験として、浪人時代はほとんど英語の勉強をしませんでした。今井先生の文法の授業を受けていたのも現役生の時でしたので浪人時代は単語のみやっていました。
なので文法は正直あまり得意ではありませんでした。
でも単語はやっていたので長文は割とすらすら読めていましたし、分からない表現も、単語さえ分かればそれなりに意味が分かるのが長文読解です。
だから文法も大切なのですが、僕が一番恩恵を感じたのは単語の勉強だったかなと思います。獣医学科の英語にはそれが必須です!
ちなみに文法をやらなかったので、センター試験では170~180点くらいをウロウロしていました。もし文法もやっていれば、180~190点くらいだったのかなって後悔は少しあります(笑)
でも数学が出来なさ過ぎて、そんな時間はなかったのです!!(言い訳)
ちなみに当時受けていた今井先生の本と、単語帳を載せておきますね!
やっぱり単語はとっても大切でした!
最後に・・・
何回も言うようですが、獣医学科の英語はそこまで難しくはないです。
基本的に皆それなりに点数を取ってきます。
だからあなたもセンターレベルで170~180点は欲しいところですね。
偏差値で言うなら、65~70くらいです。
そして獣医学科だからと言って奇抜な対策をする必要はなく、スタンダードな勉強法で良いのです。
確かになれていないとちょっと読みづらい文章もあるでしょうが、それでも過去問演習を重ねていくうちに慣れてきます。
ただし、酪農学園大学や大阪府立大学の後期試験のような、癖の強い問題もありますので、そこはしっかりとした対策は必要です!!
獣医学科受験では、数学や生物のほうが鬼門です。そして多くの受験生がそこでふるいに掛けられて落ちていきます。
だからそこの集中するためにも、英語はなるべく早い段階で、確実に得点源にすることが大切です!!
特に単語は必須ですね!
英語を早々に得意にして、他の科目に集中していきましょう!!
では!!