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獣医学科の小ばなし

獣医学科受験はチャンスが増大拡大!?獣医学科受験の変化とは?

皆さんこんにちは!

最北端獣医師のノスケです!
僕は獣医師として働く傍らで、筋トレも行い、フィジークのコンテストに出場し、そして獣医学科受験や獣医師の仕事などについて情報発信を行っています。

 

 

さてさて、僕が獣医学科受験をしたのももう7~8年前になるのですが、当時と今を比べてみると実に多くのことが変わってきているように感じます。

 

僕が受験生だった時も、昔に比べたら多くのことが変わっていると言われていましたが、それは現在も続いているようです。

 

そしてその変化というものは、実は獣医学科受験において”追い風”となっているのです。

 

情報が少ない、門戸が狭い、難易度が高い…
そういった理由から獣医学科を目指す人の多くは志半ばで諦めていってしまっているのが現状です。

 

 

それは実にもったいない!
僕が受験生だった時もそういう人はたくさんいました。

 

 

なので壁を目の前に諦めてしまう前に、獣医学科受験のチャンスというのは年々広がっているという事実を知ってもらおうと思い、記事にすることにしました!!

 

今回の記事の内容!

・獣医学科受験はチャンスが拡大している?
・そう思う根拠とは?
・獣医学科受験の追い風となっていることとは?

 

 

これを読んで、少しでも前向きになってもらえたら幸いです!
これまでの歴史の中で現代が一番チャンスに恵まれていることを知ってもらいたいのです!

 

ではいきましょう!!


 

 

獣医学科受験はチャンスが拡大している!?

受験生くん
受験生くん
本当にそうなんですか?とてもそうは思えないのですが…。獣医学科受験は難関でとても狭き門なイメージがあります。

 

確かに獣医学科受験は難関であることは事実です。理系では医学部に次ぐ(時には医学部以上の難関になることも…)レベルの高さと言われています。

 

 

ですがそれでも僕は獣医学科受験は難易度が下がっているのではないかと思うのです。
いや、もっと正確に言うと、

 

”受験生にとってのチャンスが広がり、獣医学科に入りやすくなった”ということです。

 

・あんまり周りに目指す人がいない
・先輩たちの合格体験記などが手に入りにくい
・何からやっていいか分からない
・難しそうというイメージが先行してしまう
・倍率も高い

 

こういった理由から、初めから諦めてしまう人や、志半ばで挑戦を辞めてしまう人が沢山いるのが獣医学科受験の現状です。

 

 

それは僕が受験生だったころからそうでした。
進路希望の紙や模試の志望校にはとりあえず「獣医学科」と書くけれど、実際には受験しない。

もしくは一回の失敗で辞めてしまう。

 

「どうせ無理だから…」そういう気持ちになってしまう人がほとんどで、結局僕の学年で本当に獣医師になったのは、僕だけでした。

 

 

僕は当時獣医学科を目指していた人たちの中で一番成績が良かったわけでもないですし、内申点だってボロボロでした(笑)

 

それでも獣医学科に合格できたということは、実は獣医学科受験は思っているほどそこまで難しくないということです。

 

それに今の時代は当時よりもチャンスが広がっているため、より門戸は広いと言えます。
次の章から、

 

 

”獣医学科受験のチャンスが広がっていると考える根拠”について紹介していきます。
しっかり読んで、尻込みしてしまう自分を勇気づけてあげてくださいね!

 

ではいきましょう!

 

 

獣医学科受験のチャンスが広がっていると思う根拠!!

 

①増える受験方式

僕がここ数年の変化として一番驚いたのが、私立獣医学科において受験方式が増えているということです。

 

これは僕が受験生だった数年前と比べても増加しています。
これにより受験生はチャンスが拡大していますし、自分の得意科目に応じて受験方式をカスタマイズすることが出来ます。

 

以下に最近増えた受験方式をいくつか紹介しようと思います。

 

・日本獣医生命科学大学

共通テスト利用方式(3教科科目方式)
英語、数学1A、理科1科目(化学・生物・物理から1つ)

 

かつては4教科5科目方式しかありませんでした。しかも現代文が必要科目であったため、ネックとなる受験生がたくさんいました。

 

ですがこの方式が採用されたことで、理系科目に特化して受験することが出来ますし、5科目方式との併願も出来るので、チャンスがより広がりました。

 

 

・日本獣医生命科学大学

一般試験第1回、第3回(全科目が大学独自試験)
数学、英語、理科(生物or化学)

 

日本獣医生命科学大学と言えば、共通テスト(かつてはセンター試験)の結果と、大学独自試験の組み合わせで合否を決める試験がメインでした。

ですがここ最近で、全ての科目を大学独自試験にすることで、共通テストを受験する必要なく出願することが出来ます。

 

これにより、私立獣医学科専願の人にとっては集中して対策を積むことが出来るようになりました。

 

 

麻布大学・酪農学園大学

一般2期試験(いわゆる後期試験)

麻布大学も酪農学園大学も、僕が受験生の時は一般試験は1回きりのチャンスしかありませんでした。

なので一般試験で落ちてしまった人は、補欠合格に望みを託すしかなかったのです。

ですが、こうやって後期試験としての受験方式が加わることで、よりチャンスが増えたのです。

倍率は10~20倍とかなり高いですが、それでも補欠合格にお祈りするより何倍もチャンスがあります!

 

他にもあるのですが、これが僕の受験の時にはなかった受験方式です。
かなりチャンスが増えているという見方が出来ると思います。



②岡山理科大学の登場

これも大きな要因ですよね!

だってこれまで全国の獣医学科を合わせても1000人弱しか入学できなかったのに、岡山理科大学が登場したことで新たに150人前後の枠ができたわけです。

 

15%も定員が増えたというのはかなりのチャンス拡大と言えるでしょう。

 

しかも、岡山理科大学は受験方式が多様に存在し、最大で8回も受験することができます。
試験の日程も、そこまで他の大学と被らないように配慮してくれているので、受験生としてはかなりありがたいですね。

 

しかも岡山理科大学は現在多めに合格者を出しており、学生への教育にもかなり力を入れています。

 

他の大学にはないようなカリキュラムをたくさん取りいれており、これから新しい時代を担う人材の育成を行っています。

 

これからより多様性に富んだ獣医師が輩出される予感がします。
このことも受験生にとってはかなりの追い風となるのではないでしょうか。

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③合格者最低点が下がっている?

これは特にここ2~3年の傾向なのですが、合格者最低点が下がっているように感じます。

 

私立獣医学科の一般試験は、採点基準があいまいで、そこまで参考にはならないのですが、共通テスト利用方式の合格者最低点が2~3%程度下がっているのです。

 

 

これはもしかしたら偶然なのかもしれません。
たまたま試験がとても難しい年度だったり、共通テストに変更になったために合格者最低点が下がっただけかもしれません。

 

それでも、どんな難易度の年でも合格者最低点が変わらなかった麻布大学や日本獣医生命科学大学でも、合格者最低点が下がっていました。

 

数年のデータだけでは判断が出来ないので、断言することは難しいのですが、岡山理科大学が登場したりしたことも関連しているかもしれません。

 

いずれにしてもかつての獣医学科ブーム(動物のお医者さん)によって跳ね上がった獣医学科のボーダーラインが、落ち着いてきたことは事実です。

 

2000年代のような、過酷すぎる戦いを強いられることはなくなっています。
これも大きな追い風ですね!

 

 

④物理での受験が不可の大学が増えてきた

僕が受験生だった時は、ほぼ全ての大学において、理科の科目の制限はありませんでした。
選択科目は科学でも生物でも物理でもよかったのです。

 

どの科目でも良いと言えば聞こえはいいのですが、実は物理選択者がかなり有利だったという事実がありました。

 

というのも、獣医学科の先生は当然生物分野のスペシャリストであり、物理の専門家はほとんどいません。

 

そのため必然的に生物の問題がやたら難しく、物理が恐ろしく簡単という格差が生じていました。それは物理受験をした友達も言っていました。

 

赤本でも、
生物…難問~超難問
物理…基礎レベル

 

ってカテゴライズされくらいには格差があったのです(笑)
大学側で採点時の配慮があったかは謎ですが、物理で受験するほうが圧倒的に有利だったことは事実です。

 

 

ですがここ数年で物理受験を不可とする大学が登場してきました。
麻布大学・日本獣医生命科学大学・酪農学園大学です。私立獣医学科の半分は物理受験が不可となっているんです。

 

 

これからまた増えてくる可能性もあります。
国公立大学でも登場するかもしれません。

 

とにかく物理受験が不可となることにより、生物選択者が不利になることがなくなるのです。
獣医学科の受験生の大半は生物選択者なので、同じ条件で勝負できるのはありがたいですよね!

 

良い時代になったものです。


 

⑤かつての獣医師ブームが落ち着き始めているから

90年代~00年代において、”動物のお医者さん”という漫画とドラマが一世を風靡しました。これにより世間では獣医師ブームが到来したのです。

 

信じられないかもしれませんが、当時の獣医学科の倍率は今とは比べものにならなかったのです。

国公立大学でも10倍前後はあたりまえ、私立大学なら20~30倍、時には100倍を超えるときもあったようです。

 

それくらい20年まえの獣医学科受験は過酷だったのです。
ブームというのは恐ろしいもので、それはしばらく続いたのです。

 

子供たちの人気職業ランキングも獣医師は常にトップクラスであり、受験も大変な競争でした 。

 

ですが今の時代はそれがだいぶ落ち着いてきたと感じます。国公立大学なら5倍前後、私立大学でも10倍になることのほうが珍しいです。

 

確かにそれでも大変な倍率であることには変わりないのですが、それでも穏やかになったと言えるでしょう。

 

だからこそ獣医学科受験は難易度が下がっていると思うのです。

 

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今の時代が一番獣医師になりやすい!?

いくつも根拠を並べてきましたが、やはり獣医学科受験は過去のどの時点と比べても、今の時代が最も難易度が低いのではないかと思うのです。

 

30~40年前は受験生の数が今の倍いましたから、当然熾烈な戦いでした。就職も大変だったそうです。

 

20年前~10年前は、動物のお医者さんブームの影響で倍率も高く、しかもボーダーラインも高くなりました。
恐らくこの時代が一番大変だったと思います。

 

 

ですが10年前くらいから徐々に倍率は落ち着き始め、しかも受験のチャンスが拡大し、そして岡山理科大学が登場しました。

 

過去のどの地点と比べても、今ほどチャンスに恵まれている時代はないと思います。

 

「獣医学科なんて難しいし自分には無理…」
「こんな難関はとても受からないよ…」って言い訳をしたくなる気持ちも分かります。

でも実は今が一番チャンスに恵まれているということを認識してほしいのです。

 

 

それは現在獣医師2年目の僕でも、当時と比べて今のほうがチャンスが拡大していると感じるレベルです。ここ数年での変化は驚異的です。

 

 

確かに他の学部学科に比べたら情報が少なく、知られていないことも多いです。
それでもこうやってインターネットで多くの情報を手に入れやすくなっていることも事実でです。

 

過去の先輩たちは、今よりももっと情報が少ない状態で、かつ受験のチャンスが少ない状況で頑張っていたのです。

 

だとすれば、今のあなたが頑張らない理由はないですよね?
今頑張れないなら、もうこれ以上のチャンスの時代は来ないかもしれません。

 

 

素晴らしい時代に受験生でいれることに気付き、ぜひ獣医師になるという夢を叶えて欲しいです!

 

では!!