日本最北端の獣医師ブログ!
獣医学科の受験情報

獣医学科志望のお子さんをもつ親御さんへ

皆さんこんにちは!最北端獣医師のノスケです!

 

僕はいつも獣医学科をめざす学生に向けての記事を書いています!その中で獣医学科に合格するための秘訣を、現獣医師である僕からアドバイスしています。

 

 

僕は1浪して獣医学科に入りました。そして私立の獣医学科もすべて受けましたし、国立も受験しました。多くの経験を通し様々なことを学んできましたが、今回は受験生ではなく、親御さんに向けたメッセージになります!

 

 

これを読んでいる親御さんがいったいどれほどいるのかはわかりませんが、もし受験生の方が見ているなら、親御さんにも見せてあげてください!!

 

 

この内容を共有してもらうだけでも、これからの受験生活がより良いものになると思います!

 

 

 

今回の記事の内容!

・獣医学科について知っておいてほしいこと
・獣医学科を目指す親御さんが、すべきこととやってはいけないこと!
・どのような心構えでいるべきか

 

 

などについてです。ただでさえ定員が少ないため、情報が入ってこない獣医学科受験です。受験する本人以上に心配になる気持ちはとっても分かります。

 

 

でもやっぱりその心配からくる行動が、時にはお子さんからやる気を奪ったり、無駄に不安にさせてしまいます。

 

 

なのでこれからご説明することを覚えておいてもらえると、良好な状態を維持しつつ受験を迎えられると思います!

 

ではいきましょー!

 

 

獣医学科のリアル!

 

まず最初に親御さんに知っておいてほしい獣医学科のことをいくつかご紹介します。

 

 

①獣医学科に天才タイプはほとんどいません

 

お子さんが獣医師を目指すとなった時に、「うちの子は頭が良くないから無理!」って決めつけないでください。

 

いいですか。獣医学科に天才は殆どいません。みんな一般的な受験生と大してもとの学力は変わらないのです。

 

これは僕自身もそうでしたし、獣医学科で出会った多くの人たちがそうでした。多くの人が最初に獣医学科を目指すことを宣言した時に、周りから止められたり、笑われたりしたそうです。

 

 

でもそこで諦めずに挑戦した人たちが合格しています。スタート地点の学力は全くと言っていいほど関係ありません。

 

 

彼らはみな自分の夢に対して責任を持ち、その達成に向けてのみ努力をしてきた人たちです。だからその挑戦を親御さんが疑ってはいけないのです。

 

 

 

②獣医学科は割と浪人前提の学科です

 

これは割と辛い現実なのですが、獣医学科は浪人生が半分以上を占めます。推薦やAO入試などは合格者のほとんどが現役生ですが、一般受験となると特に浪人生が多いです。

 

 

なのでもしお子さんが、一般試験で獣医学科を目指すとなった場合は、浪人することも覚悟しなければなりません。

 

 

やはり浪人生が時間的な面で有利であるため、これは毎年続いています。しかも2浪3浪とする人もザラにいるため、そのことを理解しておいてほしいのです。

 

 

 

③私立獣医学科の6年間の総費用は高いです

 

国公立の獣医学科ならば、6年間の授業料のみならば、370万円程度で済みます。しかし多くの人が通う私立の獣医学科は6年間で1300~1400万円くらいは授業料のみでも掛かってきます。

 

 

他の大学の学部より2年間も長いので、当然かかってくる費用も違います。そこを知っておいてほしいです。

 

詳しい費用に関してはこちらを参照してみてください!

獣医学科の学費ってどんなもんなの??(6年間でかかる費用) 皆さんこんにちは!!最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっており...
麻布大学獣医学科で6年間にかかった費用はどのくらい??みなさんこんにちは!!最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています...

 

 

④獣医学科は情報が少なく、合格体験記などもあまりありません

 

獣医学科に入れるのは毎年1000人ちょっとです。この数字は他の学部学科に比べて、桁違いに少ないです。

 

でも倍率は10倍くらいあります。そうなると合格者の話ってあまりありません。学校はもちろんのこと、塾や予備校でもそんなにありません。

 

 

なので情報が限られてきます。その厳しい戦いに身をおくことになるんだということを理解してほしいのです。

 

 

受験生本人はとってもとっても不安を抱えています。なので親御さんの存在がとても重要になってくるのです。

 

 

 

 

以上のことを踏まえたうえで、親御さんにはお子さんに対して

 

・してはいけないこと
・逆にしてほしいこと

 

をご紹介します!

これは僕の体験談に基づいています。なのでこれがそのまんま合否に影響します!!

心して下さい!!

 

 

親御さんがやってはいけないこと!

 

過度な心配

獣医学科ってたとえ模試でA判定をもらっていたとしても落ちます。フツーに落ちます。
落ちる理由が見当たらないままのことだってよくあります。

 

まあその逆で、受かった理由が分からないこともあるのですが。(笑)

 

 

つまり実際に合否が出るまでは、予想が付かないのです。どんなにいい点数を普段から取っていようが、受かる保証なんてありません。

 

 

だから受験生本人は常にそのプレッシャーと戦っています。いい点を取れば、「ライバルはもっと取っているだろうなあ…。」と考え、悪い点数を取ろうもんなら滅茶苦茶落ち込みます(笑)

 

 

これが獣医学科受験生の内心です。これが獣医学科受験です。

 

 

そしてそんな状態のところに「本当に大丈夫なの?ちゃんと合格できるの?」なんて聞いてしまった日には、

 

迷える受験生
迷える受験生
知らないよ!そんなの自分が一番不安なのに!!

って向こうは思いますし、そう口に出してしまうこともあるかもしれません。

 

 

だから心配する気持ちも分かりますが、信頼してあげましょう!

 

 

「こんだけやっているんだから、きっと大丈夫!」

くらいの言葉をかけていただけると、受験生としてもうれしいです。

 

のすけ
のすけ
実際僕も浪人中は親によく心配されていました。でもそんなの自分が一番不安だし、受かるなんて断言できません。だから余計に不安になるだけので、あまりそういったネガティブなことは言わないであげてほしいのです。

 

 

 

他の学部の併願を勧めること

 

獣医学科を受験する人の中には、薬学部とか農学部の別な学科を併願する人がいます。
確かに同じ理系ですし、受験科目も被ることも多いでしょう。

 

 

ですが!獣医学科と他の学科は全然違います!!
入ってみないと分からないことですが、学ぶ内容も卒後の進路も全然違います。
なれる職業も社会的地位も、全然違います。

 

 

それを知らずに安易に併願してしまうと、獣医学科以外に入ってから後悔して、辞めてしまうことがあるかもしれません。
もしくはモヤモヤしたまま過ごすことにもなりかねないのです。

 

 

 

それに他の学部学科という、ある意味逃げ道を作ってしまったら、本命の獣医学科に対して本気になれません。獣医学科に落ちても、他に行けばいいやってなります。

 

 

獣医学科はどの大学も難関ですが、他の学部は簡単に入れる大学が存在します。だからこそ獣医学科を受けるには覚悟が必要なのです!!

 

のすけ
のすけ
僕が受験生の当時、薬学部も併願しようとしたら、親に怒られました。最初に決めた獣医学科1本で行けって。今となってはそれにとても感謝しています!

 

 

 

浪人前提で話をすすめる

 

さきほど獣医学科は浪人生が大半と言いました。でもそれは結果論であり、それを前提で話を進めると、「どうせ現役で頑張ったって、無理なんだろうなあ。」ってメンタルになります。

 

 

はい、完全に当時の僕ですね(笑)
なんか浪人してからが本番!みたいに勘違いしてしまい、せっかくの現役生のチャンスを無駄にしてしまいかねません。

 

 

獣医学科にも現役で入ってくる人はいます。その人たちは現役生の時にしっかり頑張っていました。だから、厳しい戦いだとしても、現役生で決めるんだって思うことが大切です!

 

 

それでだめな時、初めて浪人という選択肢が出てくるのです。

 

 

 

親御さんがやるべきこと!

 

一緒に情報を収集する

獣医学科は情報がかなり少ないです。学校の先生も獣医学科に関してはかなり素人だったりします。

 

となると真剣に考えられるのは、受験生本人と親御さんだけです。ですが、受験生は勉強で忙しく、詳しい情報が得られなかったりします。

 

 

そんな時に親御さんが協力してくれると、とても大きな力になります。特に条件に関する細かな情報(日程、試験会場、費用、申込期限など)は、お子さんより親御さんのほうが読み解く力があります。

 

 

こんな日程で試験があるから、こういう作戦で行こう!って話をすれば、良い感じで協力出来ていくと思います!

 

 

のすけ
のすけ
僕の場合は、母が特に色々と協力してくれました。勉強に集中して、細かい情報を収集できない僕に代わってやってくれたので、とても助かりました。それにその協力が自分の励みにもなりました!

 

 

 

大きな塾や予備校に通わせてあげる

 

これも獣医学科の情報が少ないことが根底にあるのですが、小さい塾や、学校のみだとどうしても情報が少ないです。

 

周りのレベルを知ることや、同じ志を持つ同士がいることは日々の勉強のモチベーションになります。また詳しい情報が得られれば、よりビジョンが鮮明になります。だからこそ大きい塾に行くべきなのです。

 

またそこで行われる模試が、自分の立ち位置を知るいいチャンスです。

 

 

 

浪人生なら、大手の予備校(河合塾・駿台)、現役生なら東進あたりかなって思います。ちなみに僕は浪人時東進に通っていましたが、いろんな予備校の模試も受けられたので、自分の立ち位置をしっかり確認できました。

 

 

 

獣医師として働く姿、獣医学科に受かった姿を一緒にイメージしてみる

 

イメージの力は本当に偉大です。僕もそれは身をもって知りました。不思議と本当に起こったような気持ちになるからです。

 

 

塾や予備校から帰ってきたお子さんと一緒にご飯をたべているときでも良いと思います。「受かったらどうする?」とか「どんな獣医さんになりたい?」とか一緒に話すだけでも、めちゃくちゃ頑張れます。

 

 

いかに親御さんが本気で信じてあげるかが大切なのです!

 

 

 

親御さんに是非読んでもらいたい本!

 

実際に獣医学科を受けた僕の両親が、当時に読んでおけばよかったと言っている本があります。

 

 

それはDr.カーネギーのアドラー心理学です。
この本には、親と子のあるべき姿が描かれており、もしこのような関係でいれたなら、受験生活がさらにより良いものになったであろうと言っていました。

 

 

受験期には親と子がたびたびぶつかります。お互いに心配だし、本気だからこそそうなってしまうのですが、やはり円満にいくに越したことはありません。

 

 

 

そのためのヒントがこの本にはあります!!
僕も読みましたが、自分の子供が受験生になったら実践してみようと思うことがたくさんありました。

 

この心理学は昔からあるものですが、教育や親子の関係について、真理を述べていると思います。この本の内容をもしお互いに実践できたなら、獣医学科合格はかなり近づくのではないかなって思います。

 

 

なにせ、獣医学科合格にはメンタルがものを言います。メンタルさえ安定しているのなら、大丈夫です。

 

 

いまその立場にある人は読むことをお勧めします!受験生も親御さんも一読してほしいのです!!

 

 

最後に

 

最後に獣医学科合格に向けて僕から。

 

獣医学科合格には、親御さんの協力は不可欠です。そして受験生本人は想像以上の不安に悩んでいます。

 

 

情報の少なさ、そして同士の少なさは、受験においてかなりメンタルにきます。それを親御さんがカバーしてあげることが何よりも大切だと感じました。

 

 

 

僕は1浪で受験は終わりましたが、中には2浪も3浪もした人がたくさんいます。その人たちの親御さんはみな、子供を信じひたすらサポートしてくれたと言っていました。

 

 

それなくして合格はないと思います。心配なのはわかりますが、それをお子さんに直接ぶつけても、お互いにさらに心配になるだけです。

 

 

なのでいかに信じてあげるかです。僕はその点において親にはかなり恵まれていました。たまに喧嘩はしましたが、それでも両親の協力がとても励みになりました。

 

 

 

これを読んでいる親御さんもそうあってもらいたいのです!一緒に頑張ってください!必ず合格出来ます!

 

 

では!!