日本最北端の獣医師ブログ!
獣医師国家試験奮闘記

獣医師国家試験で勉強すべき科目とそうでない科目

皆さんこんにちは!!最北端獣医師ノスケです!

僕は2020年に獣医師国家試験に合格し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっております!

 

獣医学科に無事合格し、6年間の長い長い学生生活を乗り切り、最後にやってくる大きな関門である”獣医師国家試験”。

 

 

これに合格しなければ、夢である獣医師としての仕事は出来ません。

とはいえ実際何から勉強したらいいのか、どの科目を重点的に勉強したらいいのか、逆に後回しにすべき科目は?

 

実は意外と知られていないんですよね。
そしてそれはあまり誰も教えてはくれません。

 

自分で勉強しながら試行錯誤していくしかないのです。
でも対策期間がそこまで長くないわけですから、できればあまり回り道はしたくないですよね?

 

ということで、ちょっと前に先に国試をクリアした僕から、これから獣医師国家試験を受験する皆さんにアドバイスをしたいと思います。

 

今回の記事の内容!

・獣医師国家試験で勉強するべき科目とは?
・逆にこれは最初にやるべきではない科目とは?
・実はコスパ最強な最強科目もある?
・受かる人の成績推移は?

 

 

せっかく6年間も大学に通ったんですから、国家試験は1発でパスしちゃいましょー!!

今回は僕から国家試験対策において、まず最初に勉強すべき科目と、そうでない科目についてご紹介します!

 

 

このやり方でないと落ちるというわけではありませんが、王道であり、国家試験に合格した人たちのほとんどがやっている勝ちパターンの勉強順ですので、ぜひ参考にしてみてください!!

 

そもそも国家試験ってどんな試験なの?

どんな参考書が必要?合格点を取るにはどのくらい対策すればいい?

って思う人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!!

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そもそも国家試験対策に費やせる時間は?

 

ぱぐのすけ
ぱぐのすけ
そもそも獣医師国家試験の勉強期間ってどんくらいなの?
のすけ
のすけ
大学によって異なるんだけど、実際に対策授業が始まって国試モードになるのは、3か月半~2か月半まえくらいからかな!

 

ぱぐのすけ
ぱぐのすけ
えっ!意外と短い!もっと前から勉強しているのかと思った!大学受験のときなんて、1年以上対策したのに!

 

 

のすけ
のすけ
確かに短く感じるかもしれない。だからもっと前からやる人もいるんだけど、卒論とか就活が忙しくて結局そんなに対策できないんだ!だから国試対策の期間は100日くらいって思っておくといいかも!

 

 

そうなんです。実際多くの大学で国試対策にそこまで多くの時間を割けません。

100日よりもっと短い大学だってあります。国立大学は私立大学に比べて対策期間が短いんですよね。

 

 

とはいえご安心ください!実際はもっと短い時間でも合格点を取ることは可能です!僕の体験談や、周りの人たちを参考にすると

実際には国試合格には60日程度あれば大丈夫です!そこは優秀な獣医学科の学生といったところですね。

 

 

 

国家試験合格に必要な時間についての記事は以下に記しておきます!参考にしてください!!

獣医師国家試験に合格するために必要なもの、必要な時間とは⁉みなさんこんにちは!最北端獣医師ノスケです!僕は第71回の獣医師国家試験に合格し、現在は日本の最北端である稚内で牛の獣医をやっています。...

 

 

とはいえ毎年10~20%の学生が各大学で不合格になっています。彼らがどうして落ちたのか、その理由の一つとして勉強の順番が間違っていたのではないかと思うんです。

 

 

ほとんどの人はその順番に気づき、勉強し合格します。しかし何も考えずに勉強を進めると落ちてしまう可能性があります。

 

 

ですので僕が示す科目をまずは勉強することをお勧めします!これは国家試験対策予備校の方もおっしゃっていたので間違いないと思います!

 

 

国家試験対策でやるべき科目!

 

①まずは3つの「理」を制すべし!

 

国家試験対策を始める際は、まずはここから始めてほしいのです。3つの「理」が何なのかというと、生理学・薬理学・病理学です。

 

 

どうしてこの3つなのかというと、その名の通り獣医学の理(ことわり)だからです。獣医学の根幹であるといっても過言じゃないからです。

他の科目のすべてがこの3科目と密接に関わっており、この3科目を理解しているかどうかで、その後の勉強の質がかなり変わってきます。

 

 

 

特にその中でも生理学はめっちゃくちゃ重要であり、薬理学や病理学にも大きく関わっています。当然重要な科目ですから出題数も多く、

 

この3科目だけで全体の2割以上を占めます。当然ここを得意分野にしておくかどうかで合否は大きく変わります。

 

 

また他の科目にも多く絡んでくるので、臨床系の疑問が生理学で解決したり、毒性学の疑問は薬理学で解決することもあります。

 

そして伝染病学や微生物学などは病理学からの観点で出題されることもあります。

 

だからとっても大切な科目なんです!

 

ぱぐのすけ
ぱぐのすけ
この3科目が大切なんだね!でも量も多いし、内容も複雑だからそんなにできるようになる気がしないなあ…。特に病理なんて切片見てもさっぱりだったし。

 

のすけ
のすけ
そこは大丈夫!国試に限って言えば、出題範囲は限られてるし、問題もそんなに難しくないよ!それに病理学で大切なのは総論のほうであって、切片が分からなくても合否にはほとんど影響ないよ!

 

そうなんです!

実は初めて習ったときのように全範囲やる必要はなくて、ほんとによく出る限られた範囲だけを勉強すれば国試は大丈夫です。

 

それに問題のわりと簡単なので、一度しっかり理解すれば強力な味方になります。

 

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ですのでこの3科目にはかなりの時間を割いて、しっかり理解し覚えましょう。総勉強時間の半分を割いてもかまいません。

特に薬の名前だったり、病理学用語などはすぐ忘れがちなので何度もメンテナンスが必要です!!




 

 

 

②意外と重要な公衆衛生

 

実は単体の出題数でいうとトップに来るのが公衆衛生なんです!

 

その理由は獣医師の責務が、獣医療を通じて公衆衛生の向上に努めることだからです。
これは法律で定められていることなのです。ですから当然国家試験におけるウェイトも重くなります。

 

 

そして公衆衛生学は範囲がものすごく広く、問題も年々難しくなっているという傾向にあります(笑)ということはかなり大変な科目ってことです。

 

なぜかこれだけやたら問題が難しいんです。

 

 

しかも細かい数字まで覚えなきゃならず、僕は公衆衛生をかなり勉強しましたが、それでも6~7割の正解率が精いっぱいでした。

費やした時間にたいしてあまり得点できないのがこの科目でもあります。

 

 

それでもやるべき理由として、他の科目(特に伝染病学)との関わりが深いということです。

 

公衆衛生学には人獣共通感染症という分野があり、これが伝染病学とめっちゃ被るんです。

 

公衆衛生学で人獣共通感染症をやっとけば、伝染病学に割く時間が少なくなりますし、画像問題にも強くなれます。

 

 

 

そして微生物学にもかなり深く関係しており、公衆衛生学をやっておけば、改めて微生物学で学ぶことがほとんどないことにも後々気づきます

 

時間がかかることは確かですが、それでも他の科目にも好影響を与えることを考えると、やっておくべきなのです。

 

 

それに将来獣医師の責務である公衆衛生をないがしろにしていては、立派な獣医にはなれないってことです!

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逆に最初にやるべきでない科目とは?

 

 

①みんなやりがち?解剖学

解剖学ってA問題の一番最初に10問以上出てくるので、たしかにウエイトは割と大きいほうです。ありえませんが、例えば全問ミスしてしまうとかなりの痛手です。

なのに勉強すべきでないというのはどういうことなのでしょう。

 

 

それは解剖学がほとんど無限だからです。

 

 

この言葉の意味は、勉強した人ならわかるかと思いますが本当に解剖学はどこまでもあるんです。

 

骨の名前や筋肉、関節や臓器、そしてそれの動物種による差…。これらを1つ1つ覚えていったのではそれこそ時間が足りません。

 

 

 

そして厄介なことに因果関係がないもんですから、覚えるとっかかりもない。だからすぐに記憶から消える。分からなくなった時に確かめようがない。また他の科目との関連もあまりない。

 

 

極めつけは頻出分野で勉強範囲を絞れないってことです。

 

 

だからいくらやっても得点に結びつかない可能性がある。

とはいえ落としどころを見つけないと延々とやることになります。要するにコスパが最悪な科目です。いくら気合で覚えようにも限界があります。

 

 

因果関係がないものはどうやっても短期間では覚えられません!だからこそ解剖学に頼らなくて済むように他の科目に回すんです。

 

 

僕の場合、解剖学を勉強する前は14~15問中5問正解くらいでした。そして苦手ながらも向き合って勉強して臨んだ国試当日、結果は15問中6問正解でした(笑)

 

 

さすがにへこみましたね(笑)結局どれが大事かよくわからなかったから、あまり印象に残らず、因果関係もないからすぐ忘れちゃうってことです。

 

 

どんなに勉強してなくても数問は取れますから、勉強しても大して変わらなそうって人はもはやノー勉でもいいんじゃないかなって思いました(笑)

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②ほとんど出題されない科目たち

 

 

これは言うまでもないんですが、出題数が少ない科目はやったってあまり意味がないですよね。とはいえそれがどの科目なのか知らなければ、意外と勉強しちゃったりします。

なので国試にはほとんど出題されない科目たちをいくつかご紹介します。

 

・生化学
・放射線学
・免疫学
・動物行動学
・野生動物学
・実験動物学 など。

 

 

ここら辺が代表例ですかね。余裕があればやっても良いと思いますが、少なくとも最初にやるべき科目ではありません。1~2問しか出ませんから。

 

 

僕はこの中の科目では実験動物学くらいしかしっかりやった科目はありませんでした。本番もそれ以外の科目は勘で答えました。それでも合否にはほとんど影響しないので大丈夫です!

 

 

意外とコスパ抜群な科目たち!

 

これから紹介する科目たちは、出題数はそこまで多くはないものの、勉強範囲が狭く問題も決まったことしかでないので得点しやすい科目です。

 

つまりコスパ最強で、一度できるようになってしまえば最強の見方になる科目なんです!

 

 

それは魚病学と毒性学です!!

 

 

これらの科目は問題が典型的なものしか出ないため、覚えるべき部分がとても少ないのです。そして魚病学なら6問、毒性学ならば4問は毎年出題されるため、割と得点稼ぎになります。

 

 

 

魚病学なんてしっかりやってこなかった人が大半でしょうから、最初は抵抗あるかもしれません。実際僕も1からのスタートでしたので、最初はとっつきにくかったです。

 

 

ですがやってみると面白いもんで、普段の勉強の息抜き感覚でやるとドはまりします。勉強のやる気が出ないときにかる~い気持ちでやれば、意外と頭に入って、得点源になってたりします。

獣医師国家試験と魚病学!!(コスパ最強科目!)皆さんこんにちは! 最北端獣医師のノスケです!僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやって...

 

この2科目はマジでお勧めです!!



 

いつまでにどのくらい取れればいい?

 

確実な合格をつかみ取るために、国試本番の1か月前くらいまでに、ABで7割、CDで6割くらい取れるようになっていてほしいです。

 

これくらい取れるならどんな問題が来ても落ちることはないでしょう。

 

 

 

そのために先ほど説明した科目を優先的にやれば大丈夫です。多少知識がガバガバでも7割くらいなら意外ととれちゃうもんです。

 

僕も模試などで大体合計7割弱くらい取れていたので、本番では75%取ることが出来ました。

 

心に余裕がある状態でのぞむことが大切ですので、まずは重要な科目からやっていきましょう!!

 

 

まとめ

 

国試対策まとめ!

・優先的にやるべきは3つの「理」!
・そして公衆衛生学!
・解剖学は大変だし得点になりにくいので後回し。
・魚病学や毒性学はコスパ最強なのでぜひやってほしい。
・1か月前までに合計で65%くらい取れれば、どんな問題でも合格できる!