日本最北端の獣医師ブログ!
獣医師国家試験奮闘記

獣医師国家試験と過去問題!

皆さんこんにちは!

最北端獣医師のノスケです。
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています。

 

仕事も2年目に突入し、もはや大学生だった頃を忘れつつあります。
あんなに遊んで好き放題やっていたのも遠い昔・・・(笑)

 

なので僕の記憶が持つ限り、獣医学科での僕の経験を余すところなくお伝えしていこうと思い、このブログを続けております。

 

さて、獣医師国家試験の合格のために必要なことを僕はこれまでたくさん紹介してきました。

それに関しては以下の記事たちを参照してください。

獣医師国家試験とはどんな試験?獣医師がお教えします!皆さんこんにちは! 最北端獣医師のノスケです。 僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をや...
獣医師国家試験に合格するために必要なもの、必要な時間とは⁉みなさんこんにちは!最北端獣医師ノスケです!僕は第71回の獣医師国家試験に合格し、現在は日本の最北端である稚内で牛の獣医をやっています。...

 

そしてその中でも僕が一番重要だと思うのが”過去問”です。

これがなくては国試に合格するのは難しいですし、ほぼ全ての人が使うことになると思います。

 

ですが有効な使い方やタイミングを知らないと、努力が無駄になってしまいかねません。

 

ですので、今回は獣医師国家試験に合格した僕から、

”獣医師国家試験における過去問の重要性と正しい使い方!”を紹介しようと思います!!

 

これをしっかり読んで、国試対策に役立ててください!!

ではいきましょう!


 

過去問の重要性とは?

これまで、中学・高校・大学受験、そして入学後の試験においてもたくさん過去問を解いてきた皆さんは、過去問の重要性については良く知っていると思います。

 

 

だから今更過去問の大切さを僕が言うまでもないのかもしれません。

それでも獣医師国家試験は、”僕が受験してきたどの試験よりも過去問が重要”だと感じたので、語ろうと思います。

 

ではその根拠についていくつか挙げてみようと思います。

 

①思っている以上に同じような問題が出題されるから

これまで受験してきた大きな試験(小・中・高・大)において、過去問というものは

傾向を知るため>似た問題が出るから

 

という目的のために利用することが多かったのではないでしょうか。
確かに似た問題もあったにせよ、基本的には同じような問題はあまり出ません。

 

 

過去問は、問題数や出題形式(選択肢形式or記述式)を知り、当日のパフォーマンスを最大限に上げるために解く。
そういう風に過去問を使うことが多かったのではないでしょうか。

 

 

 

ですが国試においては、全くないしはほぼ同じ問題が多いのです。
そのため、過去問の使用目的が

 

ほぼ同じ問題が出るから>傾向を知るため

という逆の図式になります。

 

「そんなに都合の良いことがあるかよ~」って思うかもしれません。僕もかつて先輩に言われたときに同じことを思いました(笑)

 

でも実際に過去問を数年分解いてみると、ほぼ同じ問題がちょくちょく出てきていることを実感しました。

 

そしてそれは国試において得点源であり合否を大きく左右するAB問題で顕著であるのです。

 

AB問題は1~2行の文章を読んで、5択形式の問題を解きます。考える問題というよりは、記憶力や知識を問う問題で、反射的に解きます。

 

 

そのAB問題でほぼ同じ問題が出るということは、もはやラッキー以外の何ものでもないですよね!

 

「あれこの問題前も見たぞ…。この年度前に解いたことあったっけ?」って思ったら、実は別年度の過去問にほぼ同じ問題があったという事例が沢山あるのです(笑)

 

 

どこを勉強すればいいのかの目途が立つから

獣医師国家試験の範囲というのは、当然ながら6年間で習った必修科目のすべてになります。

 

どれだけの量があるのか考えただけでも倒れちゃいそうですよね(笑)
単純な試験範囲で言えば、もはやこれは広大な海なわけです。

 

 

1科目当たり教科書は何百ページあり、授業プリントも膨大、まとめノートだって全科目あるとは限りません。

 

そこで国試対策用のまとめが必要になるのですが、そこに関しては心配いりません。
”北大まとめ”という最強アイテムがあるので。

これについては以下の記事で熱く語っているので、よろしければ参照してください!

獣医師国家試験で最高の参考書!【北大まとめ】って何?皆さんこんにちは! 最北端獣医師のノスケです! 僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本の最北端で牛の獣医師2年目...

 

この北大まとめは本当に良くできたまとめなのですが、それでもやはり膨大さを感じずにはいられません。

 

何とかして少しでも勉強する部分を減らせないか…

 

 

そんなときに過去問が役立つわけです。
国試で問われる分野というのは、何年間もずっと同じです。

 

またここか…
面白いくらいに出題分野は被っているのです。そしてそれは出題数が多い、要するに重要度の高い科目で顕著なのです。

 

 

例を挙げるとすると、生理学・病理学・寄生虫学・公衆衛生学・臨床分野などなどです。(薬理学は全範囲満遍なく出題される)

 

 

そして過去問を解くことで、その科目の出題数も把握することができ、その科目の重要度が分かるわけです。

 

確かに必ずしも同じ範囲ばかりではないですが、8~9割は決まった分野から出題されるため、そこさえ対策していれば受かるというメッセージでもあるのです。

 

 

国試は皆が出来る(知っている)部分が出来るようになればいい

という鉄則があります。過去問を解くことで、そのルートに乗ることが出来るのです。

 

記憶に残りやすいから

皆さんも経験があると思うのですが、

まとめをいくら何周しても頭に入らない。でも模試とか過去問で間違えたところだけは強く記憶に残っている…。

 

といった現象があります。

 

そうなんです。北大まとめは確かにとても優秀で、勉強する範囲を絞る上でとても有用です。でもこれをいくら何周してもなかなか頭に残らないんです。

 

 

それはひとえに勉強に感情が伴わないからだと僕は思います。
というのは、悔しさや嬉しさがないということです。

 

例えば、過去問を解いていて1度勉強した範囲が出たとします。
それでも「あ、これこの前やった範囲じゃん!あれ、でも何だっけ…。」ってなることが多いです。

 

そこで間違えたとき、とても悔しいですよね。
1度やったことが出来ないというのは強烈な悔しさを呼び起こします。

 

 

そしてその悔しさなどの感情がセットとなり、記憶に強く残ってくれるのです。ああこの範囲は過去問で間違って悔しい思いをしたっけ…。

 

って具合です。
問題が解けないという事実があったことで、それが後々に良い影響を与えてくれるのです。

 

でもそれがただインプットのみだと、解けない悔しさはありませんから、なかなか定着しないんです。やった感はあっても。

 

過去問で間違えて、そしてそれをまとめや教科書で再確認する。
それこそが最強の国試勉強法なのです。

 

 

ではこの次の章では、より実践的な話に移っていくことにします。

皆さんが気になっている部分をしっかり解説していくつもりなので、ぜひしっかり読んでくださいね!


 

国試の過去問実践編!

 

何年分くらいやればいいの?

これは良く質問されることでもあり、まずは話題にのぼる内容ですね。

僕が国試研(国試の予備校)の人の授業で聞いたときは、”5年分”というのが1つの指標のようです。

 

そしてこれ以上の年数を解くことが、必ずしも良いという訳でもないのです。

 

というのも、国試は数年に1度問題作成者が変わり、そして出題範囲なども変わります。

そうなると、問題の傾向や出題範囲も変わってきて、かつては重要だった範囲が今は出題されないということもあり得ます。

 

それは共通テスト(センター試験)でも同じでしたよね。
あまりに昔の過去問を解いても、あまり意味がなかったりします。

 

 

だからその落としどころとして、5年分というのがおおよその目安になるようです。
実際僕の周りでも、5年分を解いてそれを何回も見直し&解きなおしする人が多かったです。

 

時間的にも5年分が良いところなのかもしれません。
なんせ330問もあるので、復習も加えたらそんなにペースは上げられませんよ。

 

実際1日でAB問題を解いて、見直しをしていたら1日が終わってしまうくらいです。
過去問演習は思っている以上に大変なので、それくらいを目安にしておきましょう。

 

 

ちなみに僕は、3年半分しかできませんでした…(笑)
残りは結局手付かずでした(笑)

 

どのタイミングで過去問演習はやるべき?

これも難しい内容です。

全くの無対策で臨んでも正直ほぼ解けないでしょうし、あまり記憶には残らないです。

 

僕が実際にやったのは(多くの人もやっている)、かる~く北大まとめを1周したのち、すぐに過去問演習をやるという方法です。

 

過去問を解いたときに、「あーなんかやったなあこれ。でも何だっけ。」くらいになれれば十分です。そして何割かは解けるレベル。

 

 

未熟な状態で過去問演習に入って大丈夫です。もっとしっかりインプットしてからのほうが良いと思うでしょうが、実感としてインプットだけでは限界がありました。

 

間違いまくっても良いので、とにかくアウトプット優先で過去問演習をしましょう。短い対策期間ならなおさらです。

 

 

そして間違えながら復習して、その感情の起伏込みで頭に残していくのです。

 

1科目数日もあれば1周出来ると思います。そしたらすぐに過去問に入りましょう。

 

特に公衆衛生学や伝染病学のような、暗記に莫大な時間が掛かるものは、全部終わってなくても過去問演習を行ったほうが良いです。

 

 

いくらまとめなどが優秀でも、覚えられる量には限界があります。
だから過去問で出てきたところを覚えるスタイルでないと無理があるのです。

 

 

ぶっちゃけ過去問で出ていない範囲は捨てても問題ないくらいです。
国試は思っている以上に不十分な状態で本番を迎えるということを知っておいてください。

 

試験の前日や当日は「ああ。あれもこれも結局できなかった…。こんな状態で本当に大丈夫だろうか…」みたいな感じです(笑)

 

 

それでも結局ほとんどの人は7~8割の得点で、余裕で受かっていくので大丈夫です!!

 

 

過去問の入手法や便利な分野別まとめとは??

過去問を入手する際、色々な方法があります。

発売されている過去問を買うもよし。農水のHPからダウンロードするもよし。先輩が残していった過去問を使うもよしです。

 

購入したものは、解説なども充実しているというメリットがあり、それ1冊でほぼ完結できます。とはいえ安い買い物ではないので、多くの人は農水のHPでダウンロードすることになるでしょう。

 

 

農水のHPからダウンロードできるものは、何度でもきれいな過去問を手に入れることが出来ます。しかし解説等はないので自分で何とかするしかありません。

 

 

そこで僕がおススメなのが、日獣が作成している科目別過去問題集です。
これは、生理学・薬理学・病理学といった具合に科目別に過去問をまとめたものです。

 

 

基本的に皆さんは科目ごとに勉強をしていくでしょうから、1つの科目を何年分もまとめてくれたこの科目別過去問題集は重宝するでしょう。

 

 

しかも解説もついているので、僕はこれをメインに勉強していました。
学生が作ったとはいえ、かなりのクオリティで、しかも解説もかなり充実していました。

 

これはグーグルドライブで共有されており、しかも毎年アップデートされているので、割と誰でも利用できます。

 

 

また大学側が過去問演習を用意してくれている場合もあります。
僕がいた麻布大学では、学生用のサイトに過去問演習の項目がありました。

 

ここでは、パソコンにて入力して解いていくスタイルなので、煩わしい採点なども自動でやってくれます。しかも歴代の得点もすべて出るので、自分がどのくらい成長したかも一目瞭然でした。

 

プチ解説もついていたので、これもまた重宝しましたね。

 

これに関しては大学によって差があるので、他の大学のことは分かりませんが、きっと用意はしてくれていると思います。

 

 

このように基本的に必須AB問題に関しては、過去問集めに困ることはないでしょう。
解説もついているので、必須AB問題は大丈夫です。

 

 

大変なのがCD問題、つまり画像問題なんです。

実は著作権の問題で、国試に出た実際の画像は使えないんです。だから売ってもいませんし、農水のHPでも画像問題はダウンロードできません。

 

要するに正攻法では画像問題は手に入らないのです。

 

「じゃあどうすりゃいいんだ!過去の先輩たちはどうしたんだ!!」って話ですよね。
安心してください。何とでもなります。

 

 

まずは先ほどの日獣の分野別問題集です。
これは全く同じ画像ではないものの、著作権に触れないよう、似た画像を用意し作成してくれています。

 

似た画像とはいえ、見るべきポイント等をしっかり押さえているので、国試対策としては十分でした。これにも解説がしっかりついています。
僕もこれに結局は一番お世話になりました。

 

 

そしてもう一つは、先輩が忘れて(?)いった本物の過去問です。
まあ結局これしか勝たんみたいなところはありますよね(笑)

 

画像問題の過去問が手に入りにくいことは、毎年のことなので、先輩たちもそれは十分に分かっています。

 

だから先輩たちはしっかり大学に過去問を忘れていってくれるんですね(笑)
僕の研究室でもそうでした。

 

だから先輩づてor友達づてに画像問題の過去問が手に入るんです。
流石獣医学生ですね。結束力やネットワークは素晴らしいものがあります。

 

 

それに今時の大学生なら、不可能も可能にしちゃいますし。
結局何だかんだで過去問は手に入ります(笑)

 

だからまあ、結局のところそこまで心配はないのです…(笑)

 

 

まとめ

・国試は同じような問題が多数出題される。
・出題数が多い科目でそれは顕著である。
・過去問を解くことで、どこを勉強すればいいかの目途が立つ
・間違えたときの感情もセットで頭に残りやすい
・解く年数は5年分が目安。それ以上はデメリットもある?(僕は3年半で挫折)
・インプットが不十分でも早めに過去問を解くほうがいい!
・日獣の科目別過去問題集は本当に役立つ!
・先輩や友達を駆使して入手せよ!

 

過去問題だけにフォーカスして記事を書くくらいには重要なツールです。

 

僕は過去問が一番獣医師国家試験の合格に重要であると自分の体験を通して感じました。
インプットが不十分でも、過去問をやりこめば受かります。

 

逆に過去問をおろそかにすると、進むべき道を見失い、落ちてしまいかねません。

 

なので過去問をしっかりやりこんで、合格を確実なものとしてくださいね!!

 

では!!