皆さんこんにちは!
皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています!
ということで、今回から連続で獣医師国家試験の必須問題、そしてABCD問題について徹底的に解説して行こうと思います!
今回は”獣医師国家試験のC問題”についてです。
そんな僕はついこの前に獣医師国家試験を受験し終えたばかりだってのに、気づけば9月になっているではありませんか!
もう次の後輩たちが、獣医師国家試験に向けてぼちぼち考え出す時期です!
早いものだなあ。と過ぎる日々を思う毎日でございます(笑)
だから僕の記憶が定かなうちに獣医師国家試験について、僕の経験談に基づいて話を出来たらなあと思い記事を書いています(笑)
今回の記事の内容!
・獣医師国家試験のC問題の概要
・どんな問題が出るのか、問題の特徴について
・C問題はどのように対策するべきなのか?
この辺について詳しくご紹介していこうかなっておもっています!
ちなみに獣医師国家試験について、そもそも何にも分かんねえ!!って人のための記事はこちらに書いているので、良ければ参考にしてみてください!


では順を追って説明していこうかなって思います!
また他の問題についての解説記事はこちらになります!
合わせてお読みいただければ、きっと国試合格への道が拓けると思います!




ではいきましょー!
Contents
C問題とはそもそもどんな立ち位置なの??
そもそも獣医師国家試験には大きく分けて、
”必須問題”と”ABCD問題”の2種類があります。
そしてそれぞれに合格点が定められていて、その両方の合格点を超えなくては、獣医師国家試験には合格できないのです。
そしてその合格ラインというのが、
必須問題:7割
A~D問題:合計で6割
と定められています。
その中で、C問題というモノが存在し、その他に解くことになるACD問題との合計が6割を超えれば、合格ということになります。
もちろん必須問題も7割を超えていなければならないのですが、問題はとても簡単なので、ほとんどの人にとってはあまり気にすることはないかなって思います!
C問題の特徴!
その1:写真を見て解答する
これはまあ、さすがに知っているだろうとは思うのですが、C問題は写真を見て答える問題です。
例えば病気の動物の写真が出てきたり、病理切片を見せられたり、グラフや地図などを見て問題に答えていきます。
基本的に全科目出題されるのですが、やはり多くの人にとって厄介な分野が、レントゲンやエコー画像を見て解答する問題なのでは、と思います。
研究室等で見慣れていなければ、ほとんどの人は画像を見てもピンとこないと思います。
実際僕もさっぱり分かりませんでした(笑)
それこそ本当に典型的な写真くらいしか、国試直前になっても分かりませんでした。
また病理切片に至っては、僕は完全に捨てました。(笑)
分からな過ぎて…。
その2:ABCD問題の中で一番難しいことが多い
実はこのC問題ですが、おそらく国家試験の中で一番難しいなって、個人的には感じました。
というのも、C問題ってのは基本的に1つに知識だけでは解けることが少ないからです。
例えば、AB問題だったら、○○と言えば?といった問題が多いです。答えは即答できるようなものがほとんどです。
でもC問題は、まず「この写真は何の写真でしょうか?」から始まり、ここでまずはその写真が何を表しているのか分からなければなりません。
そして設問が、「この写真の(例えば)病気を起こすウイルスはどれですか?」とかいう問題が出題されるわけです。
つまり写真を見て何かわかっても、さらにそこからもうひと知識が必要であることが多いんです。
さらにC問題は、問題文が1行くらいしかなく、文章から答えのヒントを得ることも出来ません。
本当に写真に写るものしかヒントがないってことが往々にしてあります。
その点で言うと、
同じ画像問題でもD問題は文章が長く、写真を見ずとも問題文だけで答えが分かったりすることが結構あるので、やはりC問題のほうが難しく感じるでしょう。
だから多くの人はABCD問題の中で、C問題が一番得点が取りにくいと感じます。
・C問題は一番難しいと感じる人が多い
・必要な知識が多い割に、問題のヒントが少ない
その3:配点自体はAB問題ほど高くない
まあそんな難問ぞろいのC問題ですが、配点自体はAB問題ほど高くはありません。
これはA問題編やB問題編でも述べているのですが、
CD問題はそれぞれ60問ずつしかありません。
AB問題は80問ずつ割り振られているので、配点における重要度はAB問題ほどは高くはありません。
基本的にAB問題が多くの人にとって点数の稼ぎどころなので、C問題で得点を稼ぐというのは、そんなに簡単ではないように感じます。
C問題では6割を切らなきゃOK!くらいの心持ちでも良いんじゃなかなって個人的には思っています。
・配点はAB問題の方が高い
・失敗しても影響は小さい。そこまで気にする必要もない。
C問題の対策法!
そんなC問題ですが、僕はそこまで恐れる必要はないかなって、実際に国試を受験して思いました。
どういう意味なのか、あまりピンとこないかもしれませんが、言いたいことはつまり、
そこまで画像問題対策をしなくてもいいってことです!
割と、教科書や参考書の文章を勉強しているだけで、合格点くらいは取れるようになっています。不思議とそうなんです(笑)
普通に勉強していく中で、分からないことや興味を持ったことって、ググったり、画像を調べたりしますよね?
実はその中で自然と画像に触れているので、CD問題対策も出来ているんです。
そして極端な話、別にそれで国試は乗り切れます。わざわざ画像問題対策なんてしなくても良いくらいです。
ですが国試が近くなると、普段の勉強だけではCD問題が不安になってきて、やたらめったら画像問題をやりたがる人が続出します。
画像問題は、1人では答えが見つからないことが多いので、友達どうしで集まってやることになります。
でもすると、1つの問題に何人も集まりあーでもこーでもないと議論が白熱し、気づけばかなりの時間が経過してした割に、大した進歩もなかった・・・
国試あるあるです(笑)
画像問題なんて、何人集まろうが、分からないものは分からないんです。
そしてそうやって議論しなければならないような問題は、本番に出てきてもどうせ分からないですよ(笑)
そしてその議論した内容も、過ぎてしまうと何も覚えてなかったりします。残るのは疲労感だけです。
でも画像問題対策って、厄介なことに面白いんですよね(笑)
普段は1人寂しく勉強しているものだから、久しぶりに話せて、つい熱中してしまうんです。
それでも息抜きがてらでやるのは良いのですが、それはAB問題で確実に7割取れるようになってからにしましょう!
ただでさえ配点が低いC問題やD問題に、時間を割きすぎてしまうと、本当に落ちてしまいますよ!
つまり僕が思う、C問題対策は、
”普通に勉強していく中で、実は意図せず画像問題対策も十分に出来ている。だから逆に画像問題対策をやりすぎない!”
ってことです。
たぶん思っていた答えと違うかもしれませんね(笑)
でも本当にそうなんです。
だからシンプルに、AB問題で7割を確実に取れるようにする!そして空いた時間で画像問題もやってみる!
それで良いんです!
・普通に勉強していれば、自然と画像問題対策も出来ている
・実際のところ、それでC問題対策は十分である
・楽しいからって、あまり画像問題対策に時間を割きすぎないこと!
最後に
C問題は、はっきり言って難しいです。
だからこそ、割り切りが大切です。得点源はあくまでAB問題なんだって。
でもやっぱりできない問題や、納得いかない問題は、皆で解決したいですよね。その気持ちは分かります。
そしてその中での気づきや、新しい知識が手に入ることもあるでしょう。
たしかにそれは大切です。
でも意外とそうやって議論してもあまり身にならなかったってことが往々にしてあります(笑)
僕もそうでした。夢中で議論しているうちに、意外と時間が経っていて、疲労ばかりが残ってしまう。
だから、そこまでC問題対策に固執しすぎないでください。配点はAB問題のほうが高いんですから。
AB問題で7割取れれば、C問題は5割の正答率で良いんです!
それを忘れないで!
優先順位をしっかりつけて勉強してください!
大丈夫!
AB問題の対策をしていく中で、C問題も自然と出来るようになっていますから!
それを信じて、冷静に勉強していきましょう!
では!