皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています!
そんな僕ですが、ついこの前に獣医師国家試験を受験し終えたばかりです。なのに気づけば9月になっているではありませんか!
なんともう次の後輩たちが、第72回の獣医師国家試験に向けてぼちぼち考え出す時期が来てしまったのです(笑)
早いものだなあ。と過ぎる日々を思う毎日でございます(笑)
僕はもう獣医師として半年近くも働いていることになります。
だから僕の記憶が定かなうちに獣医師国家試験について、僕の経験談に基づいて話を出来たらなあと思い記事を書いています(笑)
今回の記事の内容!
・獣医師国家試験のD問題の概要
・どんな問題が出るのか、問題の特徴について
・D問題はどのように対策するべきなのか?
この辺について詳しくご紹介していこうかなっておもっています!
ちなみに獣医師国家試験について、そもそも何にも分かんねえ!!って人のための記事はこちらに書いているので、良ければ参考にしてみてください!


では順を追って説明していこうかなって思います!
また他の問題についての解説記事はこちらになります!
合わせてお読みいただければ、きっと国試合格への道が拓けると思います!




ではいきましょー!
Contents
C問題とはそもそもどんな立ち位置なの??
そもそも獣医師国家試験には大きく分けて、
”必須問題”と”ABCD問題”の2種類があります。
そしてそれぞれに合格点が定められていて、その両方の合格点を超えなくては、獣医師国家試験には合格できないのです。
そしてその合格ラインというのが、
必須問題:7割
A~D問題:合計で6割
というように定められています。
その中で、D問題というモノが存在し、その他に解くことになるABC問題との合計が6割を超えれば、合格ということになります。
もちろん必須問題も7割を超えていなければならないのですが、問題はとても簡単なので、ほとんどの人にとってはあまり気にすることはないかなって思います!
D問題の特徴!
その1:画像問題だけど、問題文をしっかり読む必要がある
C問題は、問題文が1行とか2行程度しかないため、純粋な画像問題であるという説明をしました。基本的にC問題は画像から問題を解くしかありません。
でもD問題は、問題文がとにかく長いです!
それこそ5行とかにわたることもザラにありますし、血液の性状だったり、動物種や年齢、など多くのヒントとなる情報が問題文にはたくさんあります。
それがD問題を解く上で、とても重要になります。
2~3割の問題は、画像を見なくても問題文だけで解くことが出来るくらいです。
確認のために画像を見るっていった具合です。
まあ文章を読むのが面倒くさいという考えもあるでしょうが、逆にヒントとなる情報がC問題より圧倒的に多いということでもあります。
だから印象としてはC問題よりはとっつきやすく、簡単に思えるかもしれません。
その2:1つの画像に対して、2問出題される
そしてこれもD問題特有なのですが、1つの画像や問題文に対して、設問が2問用意されています。
だから問題数は60問でも、大問で数えると、30問になります。基本的に写真と問題文を見て、2問答えるって感じです。
つまり、写真と問題文を見て、なんのことかさっぱり分からない状態だと、一気に2問連続で落としてしまうかもしれないというリスクがあるというわけです。
C問題は1つの写真に対して問題は1問ですので、分からない画像が出てきても失点は1問分だけという点では、リスクは小さいと言えるでしょう。
その3:答えに繋がるヒントは見つけやすいけれど・・・
1でも説明した通り、D問題は写真だけでなく、問題文にも多くのヒントとなる情報が散りばめられています。
だからその画像の病気であったり、病原体であったりなどの答えはC問題よりも見つけやすいです。
ただしその分、問題が結構ひねってあることが多いです。特にその大問の2問目なんかは、写真の内容や意味が分かっても、問題が解けなかったりします。
割とマニアックなところを突いてくることもあります。
だからD問題では、例え写真が何かわかっても、大問で2問とも正解することが難しいこともあります。
その4:問題数はC問題と同様に60問(AB問題は80問ずつ)
まあそんなD問題ですが、C問題と同様に、配点自体はAB問題ほど高くはないです。
配点はC問題と同様に60問です。
だから、まずはやはりAB問題をまずはしっかり7割以上取れるようになることが先決です。
そしてこの後詳しく説明しますが、D問題はとりわけ、画像問題の対策を積まなくても解ける問題が多いです。
C問題よりも、対策なしでもできる問題が多いってことです!
D問題はどうやって対策する?
ではD問題の対策法はどうすればいいんでしょう。
さきほどもチラッと説明しましたが、D問題は画像だけでなく、問題文が大きなヒントになるという話をしました。
そしてそのヒントとなる情報を正しく収集するために大切なのが、教科書や参考書の基礎的な知識なんです。
べつにこれは画像問題対策をしなくても身につく力です。
だからおそらく多くの人が、ある程度勉強した後に画像問題を解くと、D問題のほうが出来が良いと思います。
普段の勉強でカバーできるからです。
なので、本当に画像のみしかヒントがないのは、C問題だけなのです。
D問題は、画像を見ずともかなりのヒントが得られます。
つまり、わざわざ画像問題対策を積む必要性は、それこそあまりないというわけです。
C問題だって、普通に勉強していれば、解ける問題が大半です。
D問題も、特殊な対策はいりません。
普通に勉強して、分からないことは画像を見たり、しっかり調べたりしているだけで、自然とD問題対策になっているのです。
それをなのにわざわざ何人も集まって、いつまでも画像問題で無駄な議論をしていると、逆効果になります。
だから僕から言えるD問題対策は、
普通にいつも通りの勉強をしろ!!
ということです(笑)
求めていた答えと違っていたらすいません(笑)
でも国試はへんてこりんなことをしなければ合格する試験です。
普通に勉強してればそもそも大丈夫なんです!
最後に
最後にぶっちゃけちゃうと、CD問題って、2日目に行われるんですよね。
そして1日目に必須問題とAB問題を解きます。
そしてほとんどの人は、1日目で合否がある程度わかってしまいます(笑)
ほとんどの人は1日目で、合格をある程度確信します。
そしてCD問題は、1日目ほど真剣じゃなかったりします。
まあ大丈夫でしょ!ってメンタルでいます。
2日目のCD問題次第で合否が分かれる!なんて切迫した状態の人がそもそも少ないんです。
だからAB問題対策がとにかく重要なんです。
確かに勉強している最中は、画像問題が不安材料でしょう。
でもAB問題が合否を分けていること、そしてAB問題の勉強がそのままCD問題対策になっていることから、あまり画像問題に固執してはいけません。
賢く冷静に勉強していきましょう!
では!