皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端で牛の獣医師をやっています。
ところで皆さん!
獣医師に聞きたいことってどんなことがありますか?
仕事のこと?受験のこと?大学生活のこと?
色々あるとは思いますが、僕が受験生や大学生だった時に、聞いてみたいことのトップ5にはいつも”給料や生活”のことがありました。
一体いくらもらってんの?
どんな生活送っているの?とかですね。
そもそも絶対数が少ない獣医師ですから、必然的にそういった情報ってあまり出回らないですし、皆言いたがらないです。
ってなりました(笑)
なので今回は、北海道で牛の獣医をやっている1年目の僕が、いったいいくら給料をもらって、どんな生活を送っているのか。
そして同期達はどんな生活を送っているのか。
そんなところを紹介させてもらおうかなって思います!
ではいきましょー!!
牛の獣医師1年目の僕の月収と年収!
早速僕の給料についてご紹介しましょう!
僕は1年目の最初なので、基本的に月~金の5日間働いて、土日祝が休みです。
また基本的に8時半~17時まで働いています。
残業はあまりありませんが、先輩獣医師の手伝いなどで19時や20時まで働くこともあります。それがおよそ月に合計で数時間くらいです。
そしてそれは別で残業代が出ます。
それを含めて僕の給料は
29~30万円/月
ぐらいです。そしてこれは手取りではなく、そこから税金が引かれるため、大体手取りは
24万円/月
あたりに落ち着きます。
また6月と12月にはボーナスが出ます。本来ボーナスは半年間働いてくれてありがとうって意味で支給されます。
ですが、僕がもらった初めてのボーナスは、まだ2か月しか働いていない状態で貰ったため、おそらく1/3くらいの金額であったと思われます。
その金額が15万円くらいだったので、12月のボーナスは40~45万円くらいになるのかなって思っています。
というわけで、これらを合算すると、僕の年収は
30×12+14+40~45=420万円くらいになるのかなって計算ですね。
とはいえ、もう少しすれば、土日の当番が始まったりして休日出勤の手当や、時間外も増えてくるので、
最終的には450万円くらいが1年目の額面での年収になるのかなって思います。
まあこれが1年目獣医師のリアルな給料になります。
僕は同期のほうでも給料が高いほうなので、これが割と獣医師1年目では上の金額であることは知っておいてほしいです。
いきなり1000万とかもらえるわけではないです。(笑)
じゃあ続いて僕の生活費とか、実際どのくらいお金を使っているのか具体的にお教えします!
獣医師1年目の僕の生活費の内訳など!
僕の手取りは毎月24万円程度なので、それで計算してみますね!
手取り240,000円
家賃:12000円
光熱費(電気・ガス・水道・灯油・ネットなど):25000円
食費:2~30000円
交際費:10000~20000円
その他(趣味やほしいものなど):30000円
トータル支出:100,000~130,000円
まずは多くの人が気になるポイントである家賃ですね!
北海道で牛の獣医をやる人は、大半がNOSAIという企業に所属します。僕もそこに所属しているのですが、
北海道NOSAIの凄いところは、家賃をほとんど負担してもらえるという点です!
ぶっちゃけ北海道NOSAIの同期で家賃を15000円以上払っている人はほとんどいません。
例えばある地域では、家賃の9割を負担してもらえるので、実質1割だけで良いとか、2000~3000円でアパートに住めたりします(笑)
ちなみに僕の地域は、全員に一軒家が与えられます(笑)
別に1人暮らしだろうが関係なく一軒家です。
だいぶ意味不明ですよね(笑)
なので僕はたった1人で3LDKの一軒家に住んでいます。持て余すレベルですが、とっても快適です。そして家賃も12000円なので、ほとんどかかっていません。
北海道NOSAIの強みですね!
大学時代は普通の1Kで55,000円も家賃が掛かっていたことを考えるとかなり大きいです。
家賃がこれだけ安く抑えられるので、別なことにお金を使うことが出来ます。
そして光熱費等ですが、まあ普通かなって感じです。
ただお湯を沸かしたり、寒い日が多いのでストーブを使うことが多いため、灯油代がかかります。
これが今までにはない出費ですね。
そして食費や交際費ですが、いかんせんとってもとっても田舎なので、コンビニさえありません、そして飲み屋もありません。(笑)
どちらも車で30分は掛かります。
なので急な出費や急な飲み会はありません。お金を使う機会が本当にないんです(笑)
月に1,2回、北海道の同期達と遊ぶ時くらいしかお金は使わないです(笑)
だからもっぱらお金の使い道はネットショッピングになります。それが毎月数万円って感じですかね。
そして毎月10万円程度お金が余っていくって感じですかね。
これは北海道NOSAIで働く獣医師なら割と誰でも達成できます。
都心で働く獣医師は、あまりお金があまらないと聞きますが、地方の、特に北海道で牛の獣医師をやれば、1年目のペーペーでも毎月10万円以上は余ります。
とはいえ死ぬほど不便!
とはいえ大変な面もあります。僕が住むところは北海道のなかでも一番の北に位置しています。
そしてその田舎具合もかなりのモンです(笑)
最寄りのコンビニやスーパーまで、車で30分は掛かります。大学生のころは歩いて5分の所にスーパーもコンビニもあったのですが…。
欲しいものはもっぱらネットショッピングになります。
どこへ行くにも車がなくてはなりません。
とはいえ田舎具合は配属先によって変わってきます。徒歩圏内にスーパーやコンビニ、薬局などが一通り揃っている地域もあります。
こればっかりは運ゲーに近いですね(笑)
だから、
北海道で牛の獣医をやっている僕の生活をまとめると、
・家賃がほぼ掛からない
・なのに3LDKに住める
・お金がめっちゃ余る(10万円くらい)
・とっても田舎
・車が必需品
・仕事は基本定時
・残業は今のところない
といったところでしょうか。
まだまだ働き始めたばかりで、土日の当番や時間外での仕事がないので、給料は低いですが、これからに期待ですね!
また何か変化があれば、アップデートしていこうと思います!
では!