皆さんこんにちは!!
僕は現在日本の最北端である稚内というところで牛の獣医師をやっています!2020年の国家試験になんとか合格し、現在一年目のペーペーです(笑)
大変なことも多いですが、なんとかやってますよ。
さて記憶に新しい獣医師国家試験なのですが、その国家試験に先立って大きな試練が麻布大学ではありました。それは”卒業試験”です!
忘れもしません、それはクリスマスイブ前日に行われたのでした。
卒業試験、つまりそれに合格しないと国家試験を受けることが出来ないという恐ろしい試験です!
そうなんです!麻布にはこれまでは卒業試験というものは存在せず、全員が国試を受けることが出来ていました。しかしなんと今年から急に卒試を導入し、国試受験者の選別を行ったのです!
僕たちの代が最初ということもあり、皆がもしかしたら国試を受けられないんじゃないかっておびえながら勉強していました(笑)
今回はそんな麻布大学の卒業試験について解説していきますね!!
麻布大学の卒試ってどんな感じ??
まあ卒業試験っていうくらいですから、要するに範囲は国試の範囲そのまんまなわけですよ。つまり全範囲ですね。麻布大学では10月までに卒業論文を提出し、国家試験対策が11月から始まります。ですのでほとんどの人が、それに合わせて11月くらいから勉強を開始します。
卒業試験の日程は12月23日。もしかしたら多少前後することはあるかもしれませんが、これからもそのぐらいの時期に行われるでしょう。つまり勉強を開始して50日くらいで試験がやってきます。
試験内容は、大きく分けて基礎系、産業動物臨床、小動物臨床の3つから構成され、それぞれ60問程度です。そして合格ラインが6割なものですから、簡単に言うと、勉強開始50日で、国試レベルの問題で6割取れって言われているようなものです(笑)
たしかに去年までも試験はあることはあったのですが、過去問通りすぎたこともあり、落ちる人はいませんでした。しかし今回は過去問と同じ問題は弾かれ、全問オリジナルの新問題だったのです!!
大学生にとって過去問が通用しないという言葉の意味の恐ろしさはわかりますよね?(笑)
ちゃんと勉強しないと本当に落ちるってことです。
そんな卒試の結果は??
試験は確かに難しかったです。しかし授業で先生が強調していた部分もあったのでそこをやれば6割越えは出来る問題でした。
ちなみに僕はオン・アベレージ!可もなく不可もなくって感じでした(笑)
落ちたら本当に国試をうけられないの?
そこが結局は気になるところですよね?
本試験で落ちた人は年明けに2週間の補講を受けて、追試験に臨みます。ちなみに追試験もオリジナル問題のみで過去問や本試験の問題は出ません。
今回ばかりはガチの試験です(笑)情け容赦はありませんでした。
そうなんです。本当の本当に落ちたら国試受けられません。6年間無事に進級できても最後でだめなら国試は受けられなくなります。
とはいえ卒業は出来るので、もう一年余分な学費を支払うということはないですが…
2月の頭に国試浪人が決定するとは酷なことですよね(笑)
試験を終えて分かったこと
こんな恐ろしい試験でしたが、合格してみれば何とも心強い支えとなってくれるもんです。2か月で国試レベルの問題で6割超えられたから、大丈夫!という強い自信になってくれます。
それに他の大学ではすでに行わていることなので、文句も言えないでしょう。現に麻布大学の国家試験合格率は飛躍的に跳ね上がり、71回の結果では中位まで上昇しました。
単に足切りしただけじゃん!!って思いもあるでしょうが、ハードな試験が中間にあるということで皆例年以上に勉強していたのでは?という風に僕は思います。
その結果として合格率も跳ね上がった。のらくら始めがちな国試勉強も、卒業試験のおかげで引き締まったものになったような気がします!
これからはもしかするともっと厳しくなるかもしれません。でも意外と合格点取るのはしんどくないですよ。そもそも国試で合格点を取るだけなら、50日あれば足りると僕は思いました。そこに復習期間を足しても70~80日くらいだと思います。

その50日後にちょうどあるのが卒業試験ですから、流れに乗ってしっかり勉強しておけば国試も大丈夫だと思います!!大変だとは思いますが、麻布の後輩たち頑張れ!
では!!
・試験は12月末。
・試験内容も合格点も国試とほぼ同じ。
・意外とみんな合格点を取れる。
・ただし落ちたら本当に国試を受けられない!
・1割くらいが足切りされる。
・逆に卒試に一発で受かれば国試は受かったも同然!