皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業して、現在は日本最北端の地で牛の獣医をやっています!
そんな僕も数年前は獣医学科を目指す受験生でした。そんな僕の経験から、これから獣医学科を目指す人たちへ何かアドバイスができればと思ってブログを書いています!
今回はそんな疑問のついて答えていこうと思います!
この記事の内容!
・私立獣医学科は全大学受験したほうが良いという話
・どうして全大学受験したほうが良いのか?
・実際にあったとんでもない話
についてお話していこうと思います!
特に最後に紹介する実際にあったことを読んでもらえたら、私立獣医学科をすべて受験したほうがいいっていう話を理解してもらえると思います!
ではいきましょー!
Contents
私立獣医学科は全大学受験しよう!
まあもう結論は先に述べちゃっているんですけど、
私立の獣医学科は全大学受験しましょう!!
獣医学科を志望する人達には是非そうしてほしいんです!
これは現役、そして浪人と獣医学科受験をしてきた僕が、身をもって感じたことでもありますし、大学で出会った人、そして受験生当時一緒に獣医学科を目指していた友達を見てきて感じたことでもあります。
なぜ私立の獣医学科は全大学受験したほうが良いのか、6日連続という過酷なスケジュールをこなしてまで得られるメリットをこれから解説していきます。
私立の獣医学科は全大学受験したほうが良い理由!
その1:獣医学科受験は予想だにしない結果になるから
僕は麻布大学・北里大学・酪農学園大学の獣医学科に合格することが出来ましたが、その反面落ちてしまった私立の獣医学科もたくさんあります。
その落ちてしまった大学ですが、ぶっちゃけ僕は合格したという自負があったんです。でも実際に蓋を開けてみたら、不合格。
日本大学と日本獣医生命科学大学ですね。
日本大学なんて数学も満点の自信ありましたし、生物も英語も時間が余るレベルだったんですよ!
こりゃ絶対受かったなって。どの大学に落ちても日大があるから大丈夫だって自負ありました。
日本獣医生命科学大学も、センター試験併用方式だったので、数学と英語の点数は分かっていました。あとは生物を受験するだけでした。
センターリサーチでもA判定だったので、イケると思うじゃないですか!
生物も難しかったですけど、7割くらいは取れた自信があったので、3科目トータルで8割以上は固いなと、合格ラインは超えているだろうと。
でも結局どちらも普通に落ちていました。
合格発表の日、パソコンの前で「????」ってなってましたね(笑)
何かの間違い?それとも受験番号間違ってる?
って本気で思っていました(笑)
そしてその逆に麻布大学の獣医学科には絶対落ちたと思っていたんです。受かっているとしたらセンター利用方式だと。
でもセンター利用方式では不合格…。だからもう見るのをやめたんです。だって一般試験では受かるわけないと思っていたので。
で、その日はもう合格発表を見ずに寝ました(笑)
そして次の日に一応確認してみたんです。
そしたら一般試験の合格者欄に僕の受験番号があったんです!!(笑)
最初はそれこそ何かの間違いだと思いましたよ。
でもしっかり受かってくれていました。
でも試験当日は解けなさ過ぎて、半分キレてましたもん(笑)
「もう無理だ!いいや明日からまた頑張ろ!!」って言い聞かせてました。
つまりそれくらい手ごたえと結果って一致しないもんなんだということが身をもって分かったんです。
大学受験なんてそんなもんですよ。
受かった人に聞いてもどうして受かったのかよくわからなかったという人はたくさんいます。
だからこそ、私立の獣医学科は全大学受けるべきなんです。行くかどうかは受かってから考えるとして、確実に受かる保証はないのだから、とりあえず挑戦してみましょう!
その2:大学によって問題の相性が存在するから
僕は結果として麻布大学の獣医学科に合格できましたが、本当に麻布大学の過去問が解けませんでした。
それは別に死ぬほど難しいと言われる生物に限ったことではありません。
数学もよくわかんねえし、英語も結構間違えてました。つまり全科目相性が悪かったんです(笑)
逆に一切対策していなかった酪農学園大学や日本大学の問題はすんなり解くことが出来たんですよね。
確かに簡単だった問題も多かったですが、それでも相性として良かったということもあります。
まあそれが必ずしも合否の結果と一致しないというのは、先ほど述べた通りなのですが…。
だから単純な偏差値では語り切れない部分もあるんです。
僕が以前に紹介した私立獣医学科格付けの記事では、一般的な難易度や倍率などを基に、
私立の獣医学科を独自にランク分けしました。

僕はその格付けにしっかりと自信を持っていますし、やはり私立の獣医学科にも難易度の差は存在します。
でも受験の結果が必ずしもそうはならない人も存在します。
酪農学園大学落ちたけど、麻布大学に受かった人、北里大学には受からなかったけど、日大に受かった人もいます。
また麻布大学以外には落ちた人も知り合いにいます。
それは偏差値や倍率を超えて、問題の相性もあったんだと思います。
だから自分の勝手な解釈で受験校を絞るのではなく、とりあえず全大学を受けてみると、意外と相性が良くて合格したりしますよ!
その3:大学入学後は、大学間で差がないから
僕的にはこれがかなりメリットだよなあって思うんです。
というのも、普通他の学部学科だったら、大学間で明確に差が生まれるじゃないですか。
偏差値、学生の質、就職率、就職先、社会的地位、国家試験合格率などなど…。
挙げたらキリがありませんね(笑)
でもね。獣医学科って、おそらくどの学部・学科よりも大学間の差が小さいと思うんです。
これはたぶん獣医学科に通う学生・そして獣医さんに聞いてもそう答えると思います。
本当にどの大学に入ろうが、教育レベルや国家試験合格率、就職において差はありません。
あるのは立地くらいのモンでしょう(笑)
だから受験生のアナタが心配するようなことは何一つ、当てはまらないと思います。
ということはアナタの第一志望の大学は、他の大学とそこまで大きな違いがあるわけじゃないんですよ。
確かに受験時は、どうしてもその大学が良いと思っているかもしれません。でも入ってしばらくすれば、大差なかったと気づくはずです。
残念ながら、第一志望の獣医大学に入れる人は一握りです。でも、それで別な大学に進学して後悔している人はほとんどいません。
だから私立の獣医学科を行きたいところだけ受験するのは、ただ可能性を狭めているだけなので、意味ないです。

その4:追加合格があるかもしれないから
これについては最後にお話しする内容とも被ってくるのですが、私立の獣医学科には追加合格というシステムが存在します。
たとえ一般試験で落ちてしまったとしても、入学予定者数との兼ね合いで、合格を貰えることがあるんです。
意外とこれで入ってくる人は多いですよ。
そして別に入ってから何か不都合があるわけでもありません。そんなことは本当に小さな違いでしかないのです。
でも受験しなければ当然そのチャンスだってないわけです。
確かに正規合格に比べたらカッコ付かないって思うかもしれませんが、浪人するより何倍も良いですよね?
私立の獣医学科に全落ちして、麻布大学に救われた男がいる!?
僕の友達に、1浪して私立の獣医学科をすべて受験して、そして全てに落ちてしまった男がいます。
彼は、すべての私立大学に落ちてしまったために、2浪目の準備をしていました。予備校の説明会に行き手続きを済ませ、そして2浪目を迎えようとしていた3月の末…。
なんと麻布大学の獣医学科から追加合格のお知らせが!!
とんでもないミラクルですね(笑)
これはドラマ化できそうな奇跡です。
でもこれも、すべての大学を受験し、そして挑戦したからこそ得られた合格なんです。
現役時の僕みたいに勝手に諦めて、私立の獣医学科受験から逃げていたのでは、そもそもあり得ない話です。
2浪してしまうのと、1浪で奇跡的に合格したのではその後の人生で大きな差が出来ます。
確かに頻繁に起こる話ではないでしょうが、それでも僕は私立の獣医学科をすべて受験することを強く勧める理由としては、十分すぎる話だと思います。
いいですか?
合否を決めるのはアナタではありません。
勝手に決めて諦めるのはアナタです。僕はそれで現役時に逃げました。
適当な言い訳を並べて、受験から逃げたんです。もしかしたら受かっていたのにと後悔しながら。
大学間で差がないのですから、全大学を受験しましょう!

そして幸い現在は大学数が6校に増えました。獣医師になりやすくなっています。
とってもチャンスなんです!
乗るしかないですよねこのビックウェーブに!(今時の子は知らないか(笑))

では!