皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています。
そんな僕も7年くらい前は獣医学科を志す受験生でした。僕が受験生の時は、獣医学科に関する情報が少なく、獣医学科受験がどういうものなのかを知る機会は少なかったです。
また僕は地方からの受験生でしたので、さらに情報は限られていました。
だったら!自分自身が!獣医学科受験・獣医師のことについて発信して、皆さんに情報をお伝えしよう!!ってことでこのブログを書いているわけです(笑)
なので、この記事から僕のブログを知ってくれた人は、これからも色々と記事を読んでいただけると嬉しいです。
まあ前置きはここら辺にして、
私立の獣医学科を志望している人の中には、正直どこの大学がどんな感じなのかよくわかんねえ!って人も多いんじゃないでしょうか。
当時の僕もそうだったんでよーくわかります。
ってことで今回は私立の獣医学科を徹底比較します!
全大学を受験しさらに、色々と見たり調べて私なりの評価をしてみたいと思います。
通っていたのは麻布大学ですが、他の大学に関してもたくさんの情報を集めたので、良ければ参考にしてみてくださいね!
今回の記事が参考になる人!
・私立の獣医学科の受験を絞りたい人
・複数の大学に合格して、どこに進学しようか迷っている人
・私立の獣医学科について情報収集したい人
最後まで見ていってくださいね!!


そして今回比較する項目は
①受験の難易度(偏差値・倍率・試験難易度などから)
②立地(利便性・アクセス・キャンパスの広さなど)
③生活費などお金面
④国試合格率
⑤就職について
⑥完全なる独断と偏見に基づく、学生の傾向(笑)
といった内容です。私が受験生当時気になっていた項目をメインでお伝えして行きたいと思います。
ちなみに、⑥については僕が完全に独断で判断したことなので、文句はなしです!(笑)
ではいきましょう(‘ω’)
ちなみに最近Youtubeの更新も始めました!
よりいろんな人に獣医学部についてフランクに知ってもらおうと思って動画を作っているので、合わせてチェックをよろしくお願いしますね!

Contents
私立大学徹底比較!!
日本獣医生命科学大学
①受験難易度 ★★★★★★
②立地 ★★★★☆☆
③生活費 ★★★★★(高い)
④国試合格率 ★★★★★★
①受験難易度 ★★★★★★
まあ知ってる方も多いかもしれませんね。日獣はほんとに難関です。
なかなか受かんないっす!
僕は麻布大学の獣医学科に通っていたんですけども、周りに日獣に合格してる人の少ないこと・・・
日本獣医生命科学大学は難易度が国公立の獣医学科並です。偏差値や倍率の高さも他の私立とは一線を画しており、かなりの実力がないと合格は難しいです。
どうしてこんなに日獣が合格しづらいのかというと、まず合格者の数が他の大学よりも少ないからです。
ほかの大学は、辞退者のことも考慮して、本来の合格者定員よりもかなり多めに合格者を出します。
その割合は大学にもよりますが、北里大学や酪農学園大学では特に多いですね。
それに比べて、日獣は定員にちょっと人数を足したくらいしか合格者を出さないので、狭き門になっています。
また生物がとても難しいことや、共通テスト利用方式で現代文が必要なことなど、他の大学に一線を画しています。
日獣に合格する力があれば、私立の医学部にも合格可能なレベルだと思います(笑)
ちなみに僕も落ちました(‘ω’)
※追記
日本獣医生命科学大学は、ここ数年で受験の様式が大きく変わりつつあります。
かつてよりも受験の回数が増えたことや、それに伴い倍率も下がってきています。
僕が受験生だった頃よりもかなり受かりやすくなっているので、今がチャンスです!
ちなみに特にチャンスなのが、一般試験の第2回です。
この日程は共通テストの結果を使用するので、他の日程に比べて受験生の負担が大きくなります。(特に私立専願の学生にとって)
その影響もあってか、この日程だけはかなり倍率が低下しており、日獣を志望する受験生にとってはかなりの狙い目です!!
科目
※数学と外国語は共通試験の結果を使用
※理科のみ大学の独自試験を採用
数学(ⅠA・ⅡB)
100点(200点満点を100点満点に圧縮)
外国語(英語の筆記のみ)
100点
理科(生・生基or化・化基)
100点(物理は選択不可)
計
300点満点
合格者/受験者(2021年)
71/284 倍率4.0倍
②立地 ★★★★☆
この大学は武蔵境という駅が最寄であり、中央線が通っています。
近くには吉祥寺や立川など遊べる場所がたくさんあります。
また駅前にはヨーカドーやスーパーなどがあり、生活するうえで困らないような設備がそろっています。
初めて日獣にいったとき、え、こんな都会に大学が⁉
って感じました。麻布でさえあんな田舎にあるのに。日獣まわりに揃いすぎだろ!!理不尽だ!!って思いました。
また都心も近いので、遊ぶのに事欠かないですね(笑)
大学周りにも色々あって、さらにどこにでも出ていける。
羨ましすぎる…
とはいえ大学自体はキャンパスがあまり大きくないので、そういった面での大学らしさは少ないかもしれません。
恐らく皆さんが思うような大学って、ドラマや映画に出てくるような大きなキャンパスだと思います。
でもそれって国公立大学がほとんどで、獣医学科があるような私立大学は基本的にそこまで大きくないことが多いです。
特にその中でも、日獣はかなり小さいキャンパスですね。
受験に行ったときに、「確かに小さいかも…」って正直思いました(笑)
③生活費 ★★★★★(高い)
立地は利便性が高いですがその分土地代が高いので、家賃も高くなってしまいます。
ネット等で、大学がある場所の家賃相場を調べてみても、やはり一番高かったです。
僕は実際に通っていたわけではないのですが、恐らく5万円じゃ住めないと思います。
それなりの家を借りようと思ったら、6〜7万円くらいはかかってしまうようです。
家賃相場は私立獣医の中でも最高値です。
また獣医学科は他の学科と比べて忙しく、アルバイトも思うようにできないときもあるので、生活費はなるべく抑えるようにしないと、きつい時もあるかもです!
とはいえ、大学最寄りの駅じゃなくても、少し離れたところで家を安く借りたり、上手く節約する方法なんていくらでもあるので、案外そこまで心配しなくても大丈夫だったりもします。
④国試合格率 ★★★★★
さすが私立の獣医学科最難関だけのことはあります。国試合格率めっちゃ高いです!
毎年安定した合格率を誇っています。
他の私立獣医学科と比べて入学者の数を少なくしていることもあり、少数精鋭といった感じで、国試の合格率も高い状態を維持しています。
まあ獣医学科は、大学間の合格率の差はそこまでないので、心配するほどではないのですが、それでも日獣は90%常に超えてきます。
他の大学が80%代になることはあっても、日獣は安定してますね~。
まあ話を聞くと、その分期末試験や進級などが大変みたいです。
とはいえ入ってしっかり頑張れさえすれば一番安心な大学であるとも言えますね!
就職について
日獣は犬や猫などの小動物系の獣医師になる人が多い印象です。
小動物系に力を入れていることもあり、その道に進む人が結果として多くなるのでしょう。
僕は北海道で牛の獣医をやっていますが、日獣のOBを見かけることはほとんどありません。日獣の先生はレアです。
小動物系に進みたいと考えている人にとっては、日獣はお勧めです!
学生の傾向!
これは完全なステレオタイプかもしれませんが、
日獣は陽キャ!!!!
です(笑)
まあこれは僕が1年生の時の交流会などの印象がメインなんですけど、イケイケな人多かったなあって(笑)
なんか都会的だなあって思ったし、髪色明るい人多いなあって。
麻布にはそんなに陽キャはいないので、余計にびっくりしました。
たまたまなのかもしれませんが(笑)
とはいえ国家試験前のホテルで、日獣も一緒だったのですが、やっぱり皆イケイケに見えたんですよねえ。
偏見だったらごめんなさい(‘ω’)
ちなみに日獣の受験情報についてはこちらを参照してみてください!


麻布大学
①受験難易度 ★★★★★
②立地 ★★★★☆
③生活費 ★★★☆☆
④国試合格率 ★★★★☆
①受験難易度 ★★★★★
麻布大学も日獣ほどではないにしろ、なかなか合格できないですね。
僕もなんで受かったのか当時分からなかったくらいだったんで。生物むずすぎ!!みたいな(笑)
麻布大学は日本獣医生命科学大学ほどではありませんがやはり難関であることには変わりないです。
共通テスト利用方式でも、その年の共通テストの難易度に左右されることなくボーダーは高いままです。
一般試験でも、問題のレベルが総じて高く、特に生物はかなり難しいです。これはいくら偏差値が高かろうが解けません(笑)
麻布大学の生物について考察した記事はこちらになるので、もしよければ読んでみてください!
麻布大学に合格するために僕がやったことなどが書かれています。

しかし麻布大学は追加合格者も出しているので、最後の最後で逆転合格みたいな人も一定数います。ですので日獣ほど難易度は高くないということです。
ちなみに僕の大学の同級生には、私立の獣医学科に全落ちしたにもかかわらず、最終的い麻布大学から追加合格を貰い、入学した猛者がいます(笑)
今では立派に牛の獣医さんをやっていますが、その友達のお話についてはこちらの記事を参照してみてくださいね!


※追記
麻布大学も実は受験の難易度は低下傾向にあると言えます。
というのも、最近倍率と合格者最低点が下がってきているからです。
僕が受験生だった2013〜2014年は、およそ、
倍率(一般試験前期):8〜10倍
合格者最低点(センター試験利用方式):87〜88%
だったのですが、2021年入試は
倍率(一般試験前期):5倍
合格者最低点(センター試験利用方式):83.3%
という状況になっています。
麻布大学は日獣のように試験様式が大きく変わった訳ではないので、単純に易化したと言えそうです。
そしてこの易化傾向は獣医学科全体のもので、最近は獣医学科受験が全体的に簡単になってきていると思われます。
もしかするとこの傾向は一時的なもので、2022年からはまた元に戻る可能性はありますが、かつてよりはチャンスが広がっていることは間違いありません!!
②立地 ★★★★☆
神奈川って田舎もんの私からしたらどこに行ってもめっちゃ都会なんですけど、都会育ちの人にとっては必ずしもそうでもないらしいですね(笑)
麻布大学があるのは相模原市ってところで、一応政令指定都市になっています。
そのため周りに色々揃っているんで、便利っちゃ便利なんですよ。しかも横浜線でいつだって横浜とか行けるんで悪くはないんですよね。
相模原は学生の街なので、飲み屋も死ぬほどありますし、学生が普段過ごすのには何も不便はありません。
でもいつもとは違う遊びやバイトとなると、中々に大学周りでは完結しないことが多いですね。
また、東京の中心まで電車で1時間以上かかります。ですのでバイトとか遊びとか、電車でそこまで行くためには結構な時間乗らないといけません。
例えば、一人暮らしではなく都心からの実家通いの人は、割と終電が早かったり、派遣やイベントのバイトなどがある場合は、朝早く家を出なくてはなりません。
それが結構だるいんですよ。たまにならいいんですけどね!!
僕の場合、基本的には大学周辺でバイトや遊びをしていたので、普段は特に不満は感じませんでした。
それでもイベントやバイトなどで都心に出るときは、基本的に1~1.5時間くらいは電車にならなくてはなりませんでした。
まあそれも許容範囲っちゃ許容範囲なので、そこまで深刻な問題ではないと思います。
またキャンパスについては、”サイズ感も雰囲気もちょうどいい”という一言に尽きます。
それなりに広いですし、建物も新しく、自然も多いので物足りなさを感じることはありませんでした。
大きなグラウンドもあり、大学内をよく動物が散歩しています(笑)
学生数もそれなりにいるので、僕が思っていたよりキャンパスライフを楽しむことが出来ました。
実際、学年が上がっていくにつれ、移動がしんどくなって煩わしくなるんですよね。
その点麻布大学のサイズ感は良い感じなので、不満はありませんでした。
また獣医学部棟では飲酒もでき、バーベキュー場もあるので、酒を飲むのに事欠かないのも僕にとってポイント高いです!(笑)
さすが母校!
記事にも熱が入ります笑
③生活費 ★★★☆☆
これも意外だったことなんですけど、神奈川県っていっても家賃は安いところはいくらでもあります。
とくに相模原市は学生の街なので、大学の近くには家賃が安いところもたっくさんあるんですよね!
だから全然生活していけるんです。
学生向けのマンションやアパートも多く、3万円だいから家を借りることが出来ます。ですので思っているほど生活費はかからないです。
僕の友達の中には、大学に徒歩2分とかのマンションで、家賃が25000円のところに住んでいる人がいました。
確かに少し狭かったですが、それでも十分暮らしていけるレベルです。
こんな感じで日獣でも安いところはいくらでもあるのでしょう。
ですがやはり忙しくなってくると、バイトもしづらくなるのでそこは注意が必要です。
高学年になるほど、お金がない!!という状況に陥りやすいです(笑)
④国試合格率 ★★★★☆
麻布大学は悲しいことに国家試験合格率が毎年低いんです(笑)
毎年ビリか下から二番目みたいな。いつぞやの横浜ベイスターズですよ。
しかし、僕たちが6年生になってから卒業試験のハードルが上がり、国家試験を受験するための要件が厳しくなりました。
また国試対策を早めに始めることにより、僕たちの代は国家試験合格率が95%まで上昇したのです!
その傾向はこれからもぜひ続いてほしいのですが、麻布大学のネックであった国家試験合格率は徐々に上がってきています。
まあ低いとは言っても、80%切ることはほとんどなく、他の大学に比べて若干低いってだけなので、そこまで気にする必要もないかなとも思うんですけどね!
※追記
麻布大学の、2021年獣医師国家試験の合格率が92.5%で全国平均を超えました!!
素晴らしい!!笑
これで麻布大学の汚名は完全に返上できたのではないですか?
ということでもはや麻布大学は国試合格率で星5つでも良さそうです!
就職について
麻布大学も、日獣と同様に小動物系に進む人が多い印象です。
有名な先生で麻布大学卒の人は多く、OBが多いという点でも麻布大学は小動物系に強いですね。
しかし麻布大学には牛もそれなりにいて、実習でも触れ合う機会は多いです。
またOBにも大動物系に進む人も一定数居るので、大動物方面においてもそれなりの強いと思います。
学生数が多いため、縦や横のつながりが強いので、どの方面に行っても先輩がたくさんいるのが麻布大学の特徴ですね。
学生の特徴!
麻布大学の学生は、割と落ち着いた人が多い印象です。
まあ日獣もほぼ見た目がチャラいという理由だけで判断しているので、中身がどうなのかは分かりませんが(笑)
「麻布ってなんか静かな人多いよねえ~」って交流会で日獣の人に言われたことを僕は忘れません(笑)
どういう意味やねん!!!
陰キャってこと???(‘ω’)
それでも麻布大学のほうが見た目も雰囲気も落ち着いているような気がします。
また年齢層が幅広いですね。
僕の同級生には、40代で卒業して現在獣医師として働いている人も数多くいます。
受験方式が多様なので、学生も多様な気がします。

あ、あと麻布大学は可愛い人多いです。
これは声を大にして言いたいです。
比率だけで言ったらMARCHなんて目じゃないって僕は本気で思っているのですがどうでしょうか(笑)

日本大学
①受験難易度 ★★★★★
②立地 ★★★★★
③生活費 ★★★★☆
④国試合格率 ★★★★☆
①受験難易度 ★★★★★
日大ってほんと受かんないんですよね~(デジャブ)。
とはいえ試験問題自体ががむずかしい訳ではないんですけど。
僕自身も、当時は絶対に受かった自信があったのですが、結果は不合格になってしまいました。
どうしてこんなに日大の獣医学科が難しいのかというと、まず問題がそこまで難しくないため、受験生間で差が生まれにくいというのが大きな理由です。
他の大学は問題が難しいため、差が生まれやすく、多少のミスはカバーすることが出来ます。でも日大はミスが命取りになりやすいのです。
また日本大学はセンター利用方式(共通テスト利用方式)を廃止していて、それもあって合格者の数も少ないんですよね。共通テスト利用方式も同様に行っていません。
さらに推薦による合格者が多いため、一般試験組はさらに狭き門になるんですよね。
個人的には麻布大学よりも合格は難しいように思います。
時には日獣よりも難関になるかもしれません。

※追記
2021の日本大学は、日獣よりも高倍率で、受験難易度はかなり高いといえると思います。
前年よりも倍率がかなり上がったこともあり、もしこの傾向が続くようなら、日本大学が獣医学科で最難関となることも考えられます。
②立地 ★★★★★
キャンパスは藤沢にあります。同じ神奈川でも相模原市より全然都会ですね。
近く八景島もあり、とてもいい場所です。しかも藤沢って江ノ島とかも近いじゃないですか。サーフィンするしかないですね!!
僕自身も一度江ノ島を訪れたことがありますが、ここが近くにあるってかなり羨ましいです(笑)
大学生と言えば海じゃないですか。
もはや立地だけでもかなりのメリットだなあって思います。
志望者も多いんで人気の大学です。
しかもキャンパスも広く、そして新しく正直うらやましいです。
麻布はちょっと田舎くさいんですよ。(笑)
しかし日大はほかの私立獣医学科にはないキャンパスの豪華さなのでその点に関しては私立一番だって僕は思います。
近代的なデザインと、広さ、周辺環境のよさなど、立地や環境で選ぶなら間違いなく日大じゃないかなって僕は感じました。
もし僕が日大も合格していたなら、日大と麻布大学どっちに進学するか最後まで悩んだだろうなあ(笑)
さすがは日大といったところですよね!!
③生活費 ★★★★☆
とはいえやはり立地がいいこともあり、家賃はかさむんですよね。
関東にある獣医学科の中では日獣よりは安いですが、麻布よりはやはりかかってしまうようです。
ネットで調べた家賃相場ではそのようになっていました。
しかしスーパーやデパートなど生活には困らないので、安く買えるところもたくさんあります。そこをうまく活用すれば、生活していけるでしょう。
また麻布大学と同様に、探せばいくらでも安いマンションやアパートはあるんだと思います。学生が多いので、そういった配慮はあるはずです。
④国試合格率 ★★★★☆
」
日大は麻布よりは高いですが、国試の合格率がそこまで高くはありません。僕が学生時代に聞いた話では、麻布と日大のビリレースを繰り広げているとの噂です(笑)
そのため日大は数年前から進級条件を厳しくするなど政策を行ってきました。その効果もあってか国試の合格率が上がってきているようです。これからも高い水準を維持していくものと思われます。
麻布大学もそれに倣って国試対策を強化した背景があるため、これからは私立獣医学科間での差はどんどんなくなっていきそうです。
また日大はどんどん国家試験対策への意識が高まって、どの大学も国家試験に対してより手厚くなっているようですよ!
就職について
僕自身日大の知り合いが少ないというのはあるのですが、やはり日大も小動物系に進む人が多いように感じます。
牛の獣医師業界では日大の先生はそこまで多くありません。
公務員や企業系に進む人もたくさんいるようです。
やはり関東にある大学は、傾向的に小動物系に進む人が多く、その点で恩恵は多いように感じます。
そして日本大学は他の私立大学以上に設備が充実しているので、そういった面でも小動物方面に関心を持つ機会が多いようです。
最先端の設備の中で6年間学ぶことになるので、特に小動物系を極めたい!!って人にはおすすめの大学となっています。
学生の傾向!
変わり者が多い。
そんな印象を受けます(笑)
言い方を変えると面白い人が多いって感じですね(笑)
なんか珍獣的な人が多いような気がします。
あと、洗練されている?(カッコいい?)
気がします!以上!
女の子は、
日獣がE-girlsで、麻布が日向坂だとするならば、日大はTWICEですかね笑(知識が浅い)
ちなみに男ですが、
日獣がキンプリ、日大がスノーマンだとするならば、麻布は肉じゃがです。
北里大学
①受験難易度 ★★★★☆
②立地 ★★★☆☆
③生活費 ★★☆☆☆
④国試合格率 ★★★★★
①受験難易度 ★★★★☆
北里大学って獣医学科の中では比較的合格しやすいという特徴があります。
多くの人が滑り止めとして受験するんですよね。そういう背景もあり、合格しても辞退する人も多いんです。
なんでかというと、受験方式が多様で、共通テスト利用方式だけでも2パターンあります。
5教科7科目方式と、3教科3科目方式の2つあり、国公立獣医を志望する人も多く受験します。
色んな受験者に対応しているため、とりあえず受けよう!って人が多いのです。
ということもあって北里大学は辞退者の分も含め、合格者を他の大学よりも多く出しています。また共通テスト利用方式の合格のボーダーもその年の試験の難易度によって変化します。
つまり共通テストが難しかったらボーダーも下がるんです。当り前じゃね?って思うかもしれませんがそうでもないんですよ。
先ほども述べた通り、麻布とか日獣はどんなに試験が難しくても、共通テスト利用方式のボーダーが下がらないんですよ!!
このことからも他の大学よりも合格しやすいという傾向があります。
まあ難関であることには変わりないのですが、先に紹介した3校に比べたら、合格しやすいという傾向があります。


②立地 ★★★☆☆
知ってる人も多いでしょうけど、北里大学は2年次以降は青森県の十和田市というところにキャンパスがあります。そのため周りには大自然が多くなっています。
都会育ちの方は旅行くらいでしか見たことない景色が広がってますよ!
十和田市育ちの友達曰く、TSUTAYAしかないらしいです。
まあ僕も行ったことあるんですけど、確かに麻布大学とかと比べるとかなり田舎でした。
また車がないとかなり生活が大変になるので、不便ではありますよね。電車のありがたみをめっちゃ感じるらしいです。
とはいえ自然が大好きな人にとってはとてもいい場所ではありますね!
でも北里大学出身の友達に聞いたら、意外と飲み屋さんもあり、バイトする場所もしっかりあるようです。
まあ結局は学生が沢山いる場所なので、それなりに不便しないように揃っているということですね。
また広大な土地があるため、キャンパス内はとても広くてきれいな建物も多く、自然と共存しているなあって感じました。
1年目は相模原市にキャンパスがあり、華やかな1年を過ごす分、2年目からはギャップを感じざるを得ないのでしょうが、僕はキャンパスの広さが羨ましかったです(笑)
またこれは聞いた話なので真偽は分かりませんが、2年目からは獣医学部が単体であるだけなので、獣医学科の学生はかなりモテるらしいです!
まあどこまで本当かは分からないですが…
③生活費 ★★☆☆☆
北里大学の十和田キャンパスでは、立地が田舎である分、家賃などの生活費はかなり抑えることが出来ます。
日獣や日大の半分の家賃で、2部屋のマンションやアパートを借りられることもあります。僕も通うことを考えていたので、当時色々調べたんですけど、まあ安い!!
なんか都会で高い家賃を払って狭い家に住むのがあほらしくなってくるレベルですよね。
また学生の街なので、付近には学生に配慮したお店が様々並んでいるので、忙しくなってアルバイトがあまりできなくなっても、関東の大学のように心配はあまりいらないと思います。
やはり都会で家賃を抑えようとすると、風呂とトイレが一緒だったり、築年数がかなり経っていたり、狭かったりと、デメリットも多くなります。
ですが、十和田ならむしろ高い家賃の家を探すほうが大変です(笑)
④国試合格率 ★★★★★
北里大学は毎年高い国家試験合格率を出しています。やはり周りに誘惑が少ない分、勉強に集中することが出来るということなんですかね。
大学紹介にもそれが売りと書いてあったので。
私も一度訪れたことがありますが、めっちゃいい環境なんですよね!広いし、自然も多いし、これが大学だよ!!って感じでした。編入したろかなって思うレベル。
ここで勉強出来たら、僕の追試も減ってたのかな?
カフェや自習室なども充実しており、勉強するにはうってつけであると感じました。
学生の数が多くとも、こうやって高い合格率を誇っているということは、対策もしっかりしているということの裏付けでもありますね。
就職について
北里大学は、地方の学生も多いため、先の3大学よりも地方で就職する人の割合が高いです。
また小動物系に進む人だけでなく、公務員だったり、大動物系に進む人の割合も高いです。
北里大学は学生数が多いため、縦や横のつながりも強く、どの方面に進んでも恩恵を感じられるはずです。
学生の傾向!
北里大学は、他の大学に比べて学生の浪人率が高く、また多浪生も多くいるため、バラエティーに富んでいるなって印象でした。
また落ち着いた雰囲気の人が多いですね。
麻布大学とはまた違った印象です。大人の落ち着きというか…
そしてノリがいい人が多く、親しみやすい人が多いような印象も受けました。
十和田に行っても、きっと深い付き合いになって楽しい学生生活になるんだろうなって、羨ましく感じました。
絆も深いですね!
酪農学園大学
①受験難易度 ★★★☆☆
②立地 ★★★★☆
③生活費 ★☆☆☆☆
④国試合格率 ★★★★★
①受験難易度 ★★★☆☆
酪農学園大学も北里大学と同じように辞退者が結構多いんですよね。だからそれを加味した合格者数になっています。
つまり、合格者の数が多めになっているということです。
またセンター利用試験のボーダーが、これも北里大学とおんなじで、その年のセンターの難易度により変化しているんです。だから合格しやすいってことなんですね。
しかし、酪農学園大学の英語の問題は、長文のレベルが高く、しっかり対策をしていないと、焦って時間切れになってしまうので、油断は禁物です。
※追記
酪農学園大学は2021年の入試から、一般試験においても共通テストの受験が必須となりました。
それに伴い、昨年の倍率はかなり低下し、脅威の1.8倍にまで下がりました。
さすがに翌年からもそれくらいの低倍率になるとは思えませんが、多くの受験生が敬遠しているのは確かです。
なので今が一番チャンスであるといえるでしょう!
現在私立の獣医学科の中で一番の狙い目であると言えそうです。

②立地 ★★★★☆
酪農学園大学がは北海道の江別市にあります。
北海道にあるということで、田舎を想像するかもしれませんが、意外とそうでもないんですよね。
酪農学園大学前には電車が通っており、札幌まで一本でいくことが出来ます。そのため意外と立地としては悪くないんですよね。遊びも飲みも札幌に行けばいくらでも楽しむことが出来ます。
確か電車で30分もかからないくらいで札幌まで行けた記憶があります。
そして本数も結構あるので、意外と夜遅くまで遊べるんだなって思いました。
また他の大学にはない、広大な土地でのびのび学べるというのもめっちゃよくないですか!?正直麻布もダメだったら酪農行こうって思ってましたもん。
他の大学にはない、広大なキャンパスと自然!
酪農学園が一番大学っぽいような気がします。
しかも夏も涼しく快適に過ごせます。
僕は岩手から出てきて、こっちの暑さに何度死にかけたことか(笑)
便利は便利ですけど暑すぎ!!ですね。
空港も近いので、アクセス面ではかなり良いんだってことに気が付きました。
③生活費 ★☆☆☆☆☆
これはもう圧倒的酪農学園の強みです!!
まず家賃がめっちゃ安いんですよ!ほんと目を疑うレベルで。
酪農学園大学に合格が決まると大学からマンションやアパートの冊子が送られてくるのですが、驚愕します。
ラインナップに5万を超える家がそもそも登場しないんですよ。それは安いのしか掲載してないとかじゃなくて。
そんな家賃出さなくてもめっちゃいい家に住めるってことなんですね。
防音使用だったり、部屋が2つあったりなど信じられない条件の物件が格安で借りられるので、なんか1Kの8畳に5~6万も払って住んでんのがあほみたいに感じられますよ(笑)
う、うらやましい。
北海道は冬の寒さも厳しいので、それに対応してしっかり作られていることが多いです。
なので部屋の中も快適に過ごすことが出来ます。
逆に僕がいた相模原とか、関東のほうにある家は寒さを想定して作られていないので、冬とか逆に家の中寒いです(笑)
④国試合格率 ★★★★★
酪農学園大学は、私立の中でもトップクラスに国家試験合格率が高いことが多いです。
その理由に迫ってみたいですよ(笑)
のびのびと勉強に励むことが出来る環境が整っているということなのかもしれません。広大な土地で自然に囲まれるとパフォーマンスが20%くらい向上するんですかね(笑)
とはいえ2020年は酪農学園大学がダントツで国家試験合格率が低かったので、何かあったんでしょうか。
就職について
酪農学園大学は広大な土地を持っており、牧場も広いため、牛などの産業動物もたくさんいます。
そのため他の私立大学に比べて産業動物の勉強や実習に力を入れているように感じます。
それもあってNOSAIの獣医師(牛や馬の獣医師が勤めるところ)になる人の割合がとても高いです。
特に北海道では酪農学園大学卒業の先生がたくさんいるので、何かと恩恵があるように思います。
もし牛や馬の獣医さんを目指しているのであれば、酪農学園大学はかなりお勧めですね!
学生の傾向!
酪農学園大学は一言で言うなら、とにかく個性的で明るい!って印象です。
まわりに他の大学があまりないこともあり、独立国家のようになっています。
僕もよく酪農学園大学卒の人と交流があるのですが、なんかパワーを感じます(笑)
のびのびと6年間を過ごせるので、皆おおらかで面白い人ですね!
番外編:岡山理科大学について
ぶっちゃけこの大学については知らないことのほうが多く、僕が語れることは少ないです。
しかし、受験方式が他の大学に比べてとても多く、受験生にとってチャンスが広がっていると言えます。
また色んな大学から先生を招いているので、新しくできたからと言って教育システムが劣っているとかそういったことはなさそうです。
また立地的にそこまで生活費はかからないでしょう。
何もかもが新しいので、最先端な学生生活を送れると思います!
また他の大学みたいに、1つの研究室に所属し続けるスタイルではなく、自分が興味がある分野の研究室に一定期間いて、興味があれば他の研究室でも学べるというシステムを取っています。
なので色んな分野を学んでみたい人にとってはうってつけですね!
僕が思うにこれからの獣医師業界を引っ張っていく大学になるような気がするんです。
だから新しいこと、何か面白いことをやってみたい人にとっては刺激的で楽しい生活になるではないかなって思います。
そして、先輩も増えてきているので、どんどん賑やかになっていくでしょう。
学生数を多めにとっている現在がある意味ではチャンスなので、ぜひ受験を考えてみることを勧めます!!


※追記
岡山理科大学もまた受験の様式が大きく変化している大学です。
数学の得点が2倍となる試験方式を導入したり、他の大学にはない受験方式もあります。
ですがそれに伴い受験生からの人気も高まってきており、倍率は増加傾向です。
これからの動向にも注意したいところです!
まとめ
いかがでしたか。めっちゃ個人的な感想とか経験に基づいているんで偏見も交じってるんですけど、だいたいこんな感じです。
しかしこれを覚えておいてほしいのですが、
正直どこの大学に行っても将来においてはほとんど関係ないんです。別に学歴とかもあるわけじゃないし。
大学名がほっとんど関係ないのが獣医の世界なんで。


だから自分の目で見て一番気に入ったところを選ぶのが良いと思います。もしくは受かったところに通うでもいいと思うんです。
後悔はしないですから。絶対行ってよかったて思える大学ばかりなんで。僕も国立落ちて、第二志望の麻布大学に通っています。最初は通うの少し嫌でしたもん。
でも結局関係ないってすぐにわかるんですよね。すんごい小さいことで悩んでいたんだなあって。
まあ結局は百聞は一見にしかずという言葉通り、自分でオープンキャンパスなどに行って確かめてみることが一番参考になると思います。
ですのでいけるうちに見に行って、イメージを膨らませ、モチベーションアップにつなげていってほしいと思います。
そこで自分が感じたものを信じてそこに入学しちゃいましょう。
大学を卒業して色んな大学の人と交流するようになって知ったことですが、皆自分の大学に誇りをもって、楽しそうに振り返っているんですよね。
だからそこまで悩むこともないように思います。
この記事が少しでもその手助けになったならとても嬉しいです!
何事もそうですが、強くイメージしてビジョンを明確にすることが出来たなら、成功はぐっとずっと近づきます。
皆さんの検討を祈っています!!
では!