日本最北端の獣医師ブログ!
ケトジェニックダイエットについて!

ケトジェニックダイエットで死にかけた話

皆さんこんにちは!私は麻布大学の獣医学科に通う25歳のノスケです!獣医学生として日々過ごしていますが、浪人時代の暴食が原因でみごとぽっちゃり系になってしまいました。


友達と海や川に行って脱いだら、「あれ、ノスケデブじゃね?」
と言われ、僕の体はナマコボディとののしられました。高校までスポーツマンとしてスリムな体で名を馳せていた(?)だけにとてもショックでした。


れから私は自己改造に取り組み、筋トレに出会いました。一度はまるとのめりこむ性格だったこともあり、筋トレにめちゃくちゃ真剣に取り組むようになり、トレーニング歴およそ3年、大学最後の年に私はフィジークコンテストに出場することにしました!!
以下に私のコンテスト出場時の写真を載せておきます。

 

左:大学1年生 右:大学6年生

 

増量期の無茶な食生活で169㎝81キロまで太ってしまい、そこから5か月半の長い減量を行いました。その中で様々なことを試しましたが、その中でも一番の挑戦だったのがケトジェニックダイエットでした。


今回はそのケトジェニックダイエットで死にかけた私の失敗談を皆様に聞いていただき、皆さんの反面教師にしてもらえたらなって思ってます!


ちなみにこれはフィジークコンテストに出場する際に行った減量なので、体脂肪率5%くらいまで落とすための方法です。そこまで過酷なダイエットをすることがない人は、こんなことにはならないんで大丈夫です(笑)

 

 

そもそもケトジェニックダイエットって何やねん?

 

てかそもそもケトジェニックダイエットって最近流行っているけど、どんなダイエットなん??
って思う人もいるんじゃないでしょうか。僕もそこからのスタートでした。


まあ詳しいメカニズムとかやり方とかはもっとしっかりしたブログや動画、書籍なんかがあると思うんで、そっちを参照していただけたらいいと思うんですけど、私からも軽く説明しときますね。

 

そもそもケトジェニックダイエットとは、【糖質】をエネルギー源とするのではなく、脂質が代謝され変化した【ケトン体】という物質をエネルギー源として行うダイエットのことです。



我々は普段米やパン、パスタ、芋やオートミールなどを主食とし、それらが代謝されてできた糖質をメインのエネルギーとして活動しています。多くのダイエットもカロリーを制限するだけで、メインのエネルギー源は糖質です。



しかしその摂取する糖質をほぼ0にし、メインのエネルギーを脂質から取ることにより、脂肪が優先的に燃えダイエットになるというものです。短期間で効果が大きいため、期間が短くても大きな効果を得ることが出来ます。

 



摂取カロリーを設定したら全体のカロリーのうち6割程度は脂質から摂ります。そして3割程度のカロリーをたんぱく質から摂りますできれば脂質と糖質で10割にもっていきたいのですが、実際それは不可能であるので、1割弱はどうしても糖質からエネルギーを摂らざるをえません。






減量中なのに脂質たくさん摂れるケトジェニック

 

さっきも言った通り、減量期間がほぼ半年だった僕なんですけど、ケトジェニックダイエットを始めようと思った時期が大会の1か月前、減量開始から4か月半くらいのことでした。ほとんど毎日鶏むねとサツマイモかオートミールみたいなテンプレ通りの食生活を続けていたわけで・・・
油くいてえええって毎日なってました。

 

 


すでに精神的にかなりしんどかったんですよね。しかもめっちゃ停滞して体重も落ちないし・・・

 


減量経験もない私が切れるカードなんてそもそも少ないんで、「あれ、これ詰んでね?」ってなって絶望してました(笑)そんな中たまたまYoutubeでケトジェニックダイエットの動画を見まして、「これだ!!」
ってなったわけです。

 


だって減量中にステーキとか、チーズとかベーコンとか食えるんですよ!しかも短期間でも効果があり、停滞している人にはおすすめと書いてあるんで、そりゃやるしかないって。



正直恐怖もかなりありました。でも最初のコンテストだったし、やれるだけのことやって次につなげたい思いが勝ったので、やることにしました。


そこから二日ほどかけてしっかり勉強し、やり方を学びました。
どんな感じで行ったのかは以下に軽く記しておきます。

僕の実際のケトの内容



まずそれまでの摂取カロリーが1600~1800Kcalでした。
マクロ栄養素のおおよその内訳は


糖質    100~200g

たんぱく質 200g
脂質    30~50g

といった具合でした。

そこからまず摂取カロリーを2000Kcal程度まで増やし、内訳を以下のようにしました。

糖質    5~10g
たんぱく質 150g
脂質    140g~160g


多少のずれはあったものの、これを目安に行いました。

またそのほかに気を付けたことは、便秘防止のためにわかめやキノコから食物繊維を摂ること、より早くケトーシスに入るためにMCTオイルを30g/dayほど摂取することでした。


まあテンプレ通り、なるべく言われた通りに、なぞるようにケトジェニックダイエットを行っていきました。これでうまくいかないならもう知らん!!みたいな感じで(笑)

 

めっちゃ絞れるじゃん!!
ケトジェニックダイエット!

 

結果は?って
うん、まあ結果的に言うとめっちゃ絞れることは絞れました!
今までの停滞が嘘のように!
「停滞をふっきとーばしーてッ!!」みたいな感じで。




ケトジェニック開始時の体重は69.1キロだったのですが、20日間で65.7キロまで落とすことが出来ました。



どんどん皮下脂肪が落ちていく感覚があり、停滞することなく体重は落ちていきました。お腹をつまんだ感覚においてもかなり絞れた感覚がありました。
これは脂質制限ではなかなか得られない速度だったので驚きでしたね。




しかも食べてるものは肉とか卵とか魚とかナッツとか油ものばっかだったんで、空腹感があまりないんですよ。食事回数も減らせたんで、一回量を増やせるし

 



ここまで聞くとめっちゃよくね!!ってなりますよね。はい。確かに減量という側面だけで言えば停滞を打破し、しかもすごいスピードで絞れて行くからとってもいいんですよ。僕にはそれ以外の面でかなりのデメリットがあったんです・・・

 

 

もちろんこれは私の場合であって、そうでない人もいるんですけど、一緒にやった2人の友達も同じような状況になったんで当てはまる人も多いのかなって。

 

ケトジェニックダイエットの弊害

 

症状①
体がだるすぎて力が入らねええ


いわゆるケトフルーとは違うんですよ。最初のころはむしろ調子よくて。でも10日目くらいからですかね。なんかもうだるくてだるくて体が動かないんですよ。
まるでトレーニングで追い込んだ後の疲労がずっと続くみたいな。




バイト中に椅子を運ぶこともだるくて。なんなら歩くのもだるくて。おばあちゃんに後ろから抜かれましたからね(笑)
あの時はさすがにへこみましたよ。

 


まあトレーニングは気合いでやるんですけど、やっぱりしんどくて。カロリーはむしろ多く摂ってるし、野菜やきのこも摂ってる。でもだるさがありえないレベルで襲ってくるんです。

 

症状②
頭回んねええ


信じられないくらい頭も回らないんですよ。食事後は良いんですけど、しばらくたつと会話もできないくらい頭が回らなくて。バイト中相手が言ったことをしばらく頭の中で繰り返しちゃって返事が遅れるみたいな(笑)



電話番号も覚えられなくて何回も聞き直したり。大学のゼミ発表で質問されても、何言ってんのか分からなくて、「すいませんこれから調査します」しかいえなかったり。

今思うとやべえ奴だなって(笑)

 


でもこれは自分ではどうにもできなくて。感覚で言うと酔っぱらってる感覚なんですよ。でも楽しい気分は全くないんで、最悪ですよね(笑)

 

 

症状③
ついに人と関わるのさえだるくなる

 

最終的に僕は人と関わるのが嫌になって、ジム以外はあまり外に出なくなりました。まあ幸い学生でしかも授業はなかったので、生活に支障はなかったんですが、たまに人に会うと「どうしたの??」って言われるレベルでやつれてたっぽいです。


しかも声かけるなオーラがガンガン出てたみたいで、後日談でジムの仲いい人から聞いたところによると、話しかけちゃいけない雰囲気だったっていわれました。


フレンドリーさが自慢の僕とは思えなかったです。それが原因でこの時期はなんとなく人が遠ざかっていきましたね(笑)
友達から怒られたこともありましたけど、しんどすぎて殆ど聞いてませんでした(笑)
それくらいやばかったです。

 

そしてケトジェニックダイエットを辞めた・・・

 

そんなことが続き、絞れては行きましたがこのまま行ったらやばいことになると直感的に感じたので、20日でケトジェニックダイエットを辞めることにしました。



まあ炭水化物が恋しくなったってのもありますけどね(笑)
もう多少太ってもいいから炭水化物が食べたい!って半ばやけくそで。まあ結果的にはこの後炭水化物量を増やしたら逆に絞れて行ったので、結果的にはケトジェニックダイエットをやってよかったと思いました。

 

失敗した理由の考察

 

世間一般に言われている通り、確かに絞れていったし、その後の減量にもいい影響を与えてくれたんで、その点では大成功だったといえます。

でもあんだけ日常生活に支障がでて、人にも迷惑をかけてたんですから、失敗ともいえます。じゃあなんで教科書通りにやったのに失敗したんだろう・・・
一応獣医学生の脳ミソをフル回転させて生物学的知見(?)に基づいて考えると、


理由①
体のだるさは、原因は体が酸性に傾くアシドーシスが原因ではないかと思われます。肉ばかりを食べると体が酸性に傾きます。トレーニングで追い込むと筋肉に乳酸がたまります、乳酸も酸性であるので、トレーニング後のだるさと似たような症状がでたのは同じ理由なのではないかと考えられます。


理由②
そもそも日本人はケトジェニックダイエットに向かないという説もあります。肉食の欧米人とは食習慣も腸内細菌も異なるためです。私も今までケトジェニックダイエットをしたことがなかったので、体が追い付かなかったのかもしれません。


別な友達がケトジェニックダイエットを行っていましたが問題なく行えていました。これに関しては個人差によるものが大きいようです。

 

これらが失敗点からの考察になります。
そして②に関しては正直そこまで変えようがないので、①に絞って対策を考えてみます。まず体が酸性に傾いてしまうことを改善しなければならないので、サプリメントや食事でアルカリ性のものをたくさん摂取することが改善策として考えられます。



例えばクエン酸やアルギニンです。これらはアルカリ性であるためケトジェニックダイエットと相性がいいといわれています。また疲労回復効果も見込めるので、疲れがたまりやすい減量中には必須であると思います。




とまあ真面目な感じでここは考察しましたけど、これが私の第1回ケトジェニックダイエットのすべてです。

 

トータルのまとめ

とはいえケトジェニックダイエットはやり方さえしっかりしておけば確実に絞れます。これは確実です。そして停滞期にも効果ありますし、その後のダイエットにも確実にプラスの影響を与えてくれます。


なのでダイエットや減量の武器の一つとして行うのはとてもいいと思います。一度試してみることをお勧めします。


ただしその副作用についてもマジで僕は相当やばいレベルで起こりました。それは個人差はあれど、今までとは全然違う食生活になるんで、多かれ少なかれ弊害は出ると思うんです。


そしてそれは何が原因なのかまだ分からないです。これからもっとケトジェニックダイエットの研究が進み色々な知見が出てくれば判明するのかもしれません。向き不向きがあるのかもしれません。


こればかりは今後も僕自身の体で実験するしかないです。今後に期待しててください!!死なないように頑張ります!(笑)

 

そして最後に言っておきますが、これはあくまでコンテストに出るレベルで絞った時の話です。普通のダイエットとはまた事情が異なります。世の中の糖質制限とか、普通のダイエットとは違っているので、必ずしもケトジェニックダイエットが体に良くないとか、そういうことではありませんので!

 

ぜひ皆さんも自分の体で試してみて、その上で判断してくださいね!!

では!!