皆さんこんにちは!最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業し、現在は日本最北端で牛の獣医師をやっています!
そんな僕も6年前はみなさんと同じく、獣医学科を目指す受験生でした。
僕は現役時、学生生活を青春にすべて捧げるという暴挙に出ていたため、箸にも棒にも掛からない状態で浪人しました(笑)
そんな僕が1年間の浪人生活でなんとか獣医学科に合格したメソッドをご紹介したいと思います。
ぶっちゃけこれは不優秀な僕が実践した方法なので、多くの人は簡単にできると思います。
そしてこれさえ実践してくれたら、絶対に獣医学科に合格できると思います。
なので、ぜひ参考にしてみてほしいです!!
Contents
まずは僕の浪人開始時の成績について!
まずは僕の浪人開始時の成績について軽くご紹介しますね。
僕は高1~高3の夏まで、とにかく青春を謳歌することにだけに集中してきました。(笑)
・彼女とデート
・テニス部に入りキャピキャピする
・放課後部活に行かず、教室でクラスメートとワイワイ
・カラオケ、ゲーセン、オンラインゲーム
・お泊り、花火大会、クラス会で海へGO!
こんな具合に僕の高校生活に勉強が介入する余地はありませんでした(笑)
宿題は高1の夏から提出しなくなり、内申点はボロボロ…。小テストの追試をサボりまくり、期末テストの素点から、毎回20点ぐらい引かれてました(笑)
中学生時代は天才なんて言わていた僕も、高校生の時は追試常連となっていました。
高3の夏、初めてちゃんと受けたセンター模試では、合計4割くらいだったかなあって思います。(笑)
それでも獣医学科に行きたいという思いだけは、誰よりも持っていた気がします(笑)
周りが受験モードに入ってしまい、さらに当時の彼女に絶交されもはや何もすることがなかったので、僕も受験勉強に入りました。
まあなんとかなるだろって思っていたのですが、模試ではE判定しか拝んでません(笑)
そしてそれは最後まで続きました。
まあそこから火事場の馬鹿力的な感じで勉強し、センターの最終的な点数は688/900(76%)と、最初に比べたらだいぶ成績も上がってはいましたが、もちろん獣医学科には全く引っ掛かりません。
しかも数学は偏差値50だったので明らかに足を引っ張っていました。数学が超苦手で、それを分かっていたのに、僕はやりたくなかったので、好きな生物や英語にのみ目を向けていました(笑)
まあこれが獣医学科に落ちる人の典型だったと、僕は後々になって気づきました。
そんな感じで、ぼくの浪人開始時の成績は、
数学の偏差値が50ちょっと。生物化学と英語が60くらい。って感じでしたね。あと国語は運よく意外と取れていました。
”それなりの成績だけど、獣医学科には受かるはずもない状態”って感じでしたね。
それでは浪人した僕が、ここからどうやって獣医学科に複数合格するまでになったかを紹介します!!
僕が獣医学科に複数合格するために実践したこと!
①一日の勉強時間の7~8割を数学に充てた
これは僕が何度も何度も言っていることであり、そして身をもって実感したことでもあるのですが、獣医学科の合否を分けるのは、理科でも英語でもないです。
圧倒的に数学です。
生物や英語は、落ちてしまう人でも得意なことが多いです。でも数学が苦手で合格できる人はあまりいません。
まして国公立の獣医学科ならまずありえません。私立でも、数学が苦手だと補欠合格待ちか、推薦やAO狙いになってしまうでしょう。
だって獣医学科の倍率は10倍ですよ?
生物や英語なんて得意でも大した武器にはならないんです。数学が出来る人が、”武器を持っている”って状態なんです。
それに関しては以下の記事でご紹介してますので、よろしければどうぞ!

僕だって浪人開始時の数学の偏差値は50ちょっとです。センターで言ったら5~6割です(笑)
数学だけあまりにもお粗末でした(笑)
でも僕は浪人時にやっとそのことに目を向け、数学の力を上げることに前半戦のすべてを注ぎました。
だから勉強時間の7~8割を投じてでもやったんです。そしてそれは正しかったですし、模試でもA判定しか出なくなりました。
E判定を”良い判定”とか悲しいギャグを言っていた僕は、A判定を”ええ判定”って言えるまでに成長してたんです!!
偏差値で言うと、全統記述模試で偏差値70以上、センターで言えばⅠAⅡB合わせて、85%~90%くらいでした。
具体的にやったことは以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください!
https://nosukevet.com/%e7%8d%a3%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e7%a7%91%e3%81%ab%e5%90%88%e6%a0%bc%e3%81%97%e3%81%9f%e5%83%95%e3%81%8c%e8%8b%a6%e6%89%8b%e3%81%aa%e6%95%b0%e5%ad%a6%e3%81%ae%e5%81%8f%e5%b7%ae%e5%80%a4%e3%82%9220%e4%b8%8a/
結果的には数学にこれだけ時間を割いても大丈夫でしたし、むしろ苦手ならこれくらいしないと得意になりません。
②8月の全統マーク模試&記述模試で結果を出すことを常に考える
獣医学科合格だけでなく、自分が進みたい大学への合格を確実にしたいなら、8月の全統模試でとにかく良い判定を取ることです!!
どうしてこの時期なのかというと
・全模試のなかで受験者数が圧倒的に多い
・この模試が一番判定が厳しい
・試験問題のレベルが適正
といったことが挙げられるからです。まず8月の全統模試は35万~40万人の受験生が受けます。センター試験の受験者数が50万人ちょっとということを考えると、いかに多いかが分かりますね。
そして受験者が多いということは、当然判定も厳しいです。だからこの模試で良い判定が取れれば、合格は確実ということになります。
これは僕が尊敬してやまない、東進の生物の先生である田部眞哉がおっしゃっていたことであり、身をもって知った真実でした。
そしてこのことを合格する人たちは知っています。知らなければその時点で完全に負けルートです。
そして問題のレベルも適正なんです。他の予備校の模試は難しすぎたり、逆に簡単だったりして、あまり参考になりません。
模試の重要性については以下の記事を参考にしてください!!

いいですか?
皆さんが思っている以上に受験って早い段階で決まるんです!
だからこの模試で結果を出すことにこだわってください!!これでC判定以上出れば、アツいです!
かなり合格に近い位置にいるということです!
そしてそこで良い判定を出すためには、数学の克服が必須ということになってくるわけです。
③国語の対策もしっかり行う
まあこれは国公立の獣医学科限定の話なんですが、国語の対策をしっかり行ってください。
その理由は、センター試験の配点が高い獣医学科受験において、国語はかなり重要なポジションを占めているからです。
しかも不確定要素が多いため、国語が足を引っ張り、国公立の獣医学科の水準に満たない多々あります。
僕はまあ、国公立の獣医学科には落ちてしまいましたが、結果的に浪人時にはセンターでは84%を取り、戦えるレベルまでは行きました。
その年の国語はかなり難化し平均点は99点だったのですが、僕は154点取り、なんとか戦えました。
国語って意外としっかり勉強すれば、安定して点を取れるようになります。
とはいえ国語の対策は後になってやればいいと思います。まずは数学だとは思うので、
数学→国語って感じでシフトしていけばいいかなって思います。
④週一回は休息をとる
そもそも勉強をが週ゼロ~週1だった僕が、毎日勉強してることが異常なんです。
そりゃストレスもかなり溜まりましたし、かなり無理してるなって思いました。だから僕は日曜日を休養日にしていました。
半日だけ勉強して、あとは好きなアニメを見まくる。そうするとその日が待ち遠しくなりますし、次の日には「昨日休んだ分しっかり勉強しよ!!」って思えるんです。
同じ毎日になりがちな浪人生活なので、なにかしら勉強から離れる日があって良いと思います。ってか、ないと死にます(笑)
だって君はまだ20歳前後だろ?
好きなこともたまにはやらないと、爆発しますよ!
浪人生活は、高校生時代みたいにイベントもありません。だから能動的になにか楽しめるものを取り入れれば、成績もさらに伸びてくれます!
ちなみに僕は水曜日発売のマガジンと、木曜日発売のヤングジャンプが頑張る目的となっていました(笑)
⑤受かった姿、周りが喜んでくれている場面を毎日思い描く
自分がなりたい姿を明確にイメージすることはとっても大切です。そしてこれは実際に多くの成功者がやっていることでもあります。
脳は常にイメージしていることを現実に起こったこととして勘違いするんだそうです。そしてそれが鮮明であればあるほど効果があるそうです。
僕は、朝予備校に向かうとき、そして帰るときに受かった自分、周りが喜んでくれている姿をイメージしていました。
すると、今日も頑張ろう!明日はもっと頑張ろう!って思えます。そして応援してくれる人のためにも絶対合格しよう!って思えます。
そしてたとえ勉強が忙しくとも、オープンキャンパスには行ってほしいです。イメージがさらに具体的になり、より成功に近づきます。
しかもオープンキャンパスでは、獣医学科の学生がマンツーマンで相談に乗ってくれます。こんなチャンスってありません!
特に地方に住んでいる人は、第一志望の大学だけでも良いので、ぜひオープンキャンパスに行ってほしいです。1日or2日の勉強をお休みするだけの価値はあると思います!
最後に
これが僕が実践した具体的な内容です。
勉強法に関しては、それぞれに合ったものがあると思うので、あまり述べませんでした。
しかし獣医学科に合格するために重要なこと、やるべきことは皆同じだと思います。そしてそのことを多くの受験生は知らないと思います。
だから毎年多くの受験生が落ち、何回も浪人したり、諦めていくんだと思います。
現役時の僕は上に書いてあることのうち、休息をとること以外はやっていませんでした(笑)
てかほとんど休んでたかも(笑)
でもこの事実を教えてくれたのは、僕の最大の恩師である田部眞哉先生です。この先生に出会わなければ、もっと浪人していただろうし、なんなら諦めていたかもしれません。

でもこれを読んでいる皆さんは大切なことをもう知りました。じゃああとはそれを実践するだけですね?
これを知っているだけで他の獣医志望の学生よりも上です。すでにリードしています。
もがきながらも挑戦してください。
大丈夫!受験勉強ってみんなが思っているほど難しくないし、成績は誰でも上げられる!
多くの人がその前に諦めて妥協してしまうだけ!
でも獣医になるっていう君の意志は他の多くの受験生より明確で、強固なものだ!
これからの時代、獣医師の免許はかなり武器になる!
そして君の挑戦はきっとこれからの人生をとても豊かにしてくれる。
だから絶対実現させような!!
ポンコツな僕でもできたんだ!
多少時間がかかっても、最終的には叶えたもん勝ち!
では!