皆さんこんにちは!
最北端獣医師のノスケです!
僕は2020年に麻布大学の獣医学科を卒業して、現在は日本最北端の地で牛の獣医師をやっています!
早いもので、僕が獣医学科受験をしてから7年以上が経過し、そして獣医学科を卒業してから1年近くが経とうとしています。
そんな僕は、高校2年生の時に初めて獣医学科を志し、「獣医学科いきてええ!!」ってなったわけですが、田舎暮らし+勉強しないという状態だったため、
獣医学科合格なんて夢のまた夢だったわけです。
そのため現役のとき、どこの獣医学科にも受からず、あえなく浪人をすることになります。
そして1年の浪人の末、何とか麻布大学の獣医学科に進むことが出来たわけですが、その1年間はとてもしんどいものでした。
浪人生活を甘く考えていると、確実に後悔することにもなりますし、結果も伴わないことのほうが多いと思います。
僕は何とか1年で獣医学科に合格することは出来ましたが、正直がむしゃらになんとか駆け抜けた1年でした。
獣医学科に対する知識や情報もあまりない中、運よく合格したにすぎません。
なので今回この記事では、
獣医学科を目指す人で、浪人してでも獣医学科に行きたい!
という人が、知っておくべきことをまとめました。
これさえ最初に知っておけば、獣医学科合格にはどんなことが必要なのか、浪人を最短で終わらせるにはどうすれば良いのか分かります。
僕の経験をフルにお伝えするので、よろしければすべて読んでいっていただければと思います!!
かつて現役で獣医学科に落ち、浪人した経験があるからこそ伝えられることがあると思って書いています。
今回の記事の内容!
・獣医学科に向けて、浪人する人が知っておくべきこと10選!
・僕がどうして獣医学科に合格できたのか
・いつまでにどのくらいの結果を出せばいいの?
ではいきましょう!
Contents
浪人生が獣医学科に合格するために知っておくべきこと10選!
獣医学科は浪人生が大半…
そもそもなんですけど、獣医学科って浪人して入る人のほうが多いんですよね。
比率で言うと、現役生:浪人生=4.5:5.5くらいなんです。
しかも現役生は推薦だったりAOだったりで入ってくる人も多いので、純粋な一般試験で入ってくる人の割合で言ったら、浪人生はさらに多くなります。
つまり、別に浪人したから現役生に差がついて受験が有利!ってわけではなくて、むしろここからが本番!ってくらいです。
なにも特別なことはありませんし、気を引き締めないといつまでも浪人することになりかねません。
ちなみにこの比率は、僕の母校である麻布大学においての話です。
大学によってはもっと浪人生が多いところだってあります。
逆に国公立の獣医学科、特に東京農工大学や東京大学、北海道大学などの超難関獣医学科に関しては、むしろ現役生が多かったりします。
あくまで傾向の話ですが、まずはこのことを知っておきましょう。
・浪人したから獣医学部受験で有利ということはない
・むしろ浪人生の方が多い現実!
2浪or3浪までが限度?それ以上は厳しい…
先ほどの話と繋がってくるのですが、当然1年だけでは終わらない人もたくさんいます。
2浪、時には3浪してでも獣医学科に入ってくる人はたくさんいます。
僕の周りにもたくさんいました。
だからこのことから言えるのは
①1年でだめでも、また挑戦すべき!
②逆に4浪以上している人はほぼいない
ということです。
①の事実なのですが、そのまんまの意味で1年でだめでもまた挑戦したほうが良いってことです。
1年で合格できたら良いですが、獣医学科は難関ですから当然ダメな場合も多いです。
そういう時に決して諦めないでもう1回挑戦してほしいのです。
そしてそういう人はたくさんいます。そしてもとの学力なんて全く関係ないのです。
そしてさらに大切なのが、②のことで、4浪以上は逆にほとんどいないってことです。
僕が聞いた話では、浪人して成績が伸びるのが2~3浪目までだそうです。
それ以上はいくら粘ってもあまり意味がないそうです。
いつか受かるさ!なんて甘い考えを起こしていると、合格できる期間を逃してしまいます。
なんとしても今年で受かるんだ!!って気合のもとで受験して、それでもダメな時の多浪は確かに希望はありますが、
また来年があるさっていう多浪では、本当に受からないですからね!
そうやって諦めていった人のほうがむしろ多いのが獣医学科受験ですから。
浪人しても、成績が上がる人は2~3割しかいない
そして多くの人が勘違いしていることの一つに、
”浪人したら成績は勝手に上がっていく”
ってことです。僕も実際浪人が始まった4~5月くらいはそう思っていました。
だから17時くらいには勉強を切り上げて、家でダラダラしてました。
あんまり最初から飛ばしてもしょうがない…なんて思っていました(笑)
でもほっといても成績なんて上がらないんですよね(笑)
当然ですけど。
でもこの事実に気づかない人も意外に多いです。
まあ現役の時に待ったく勉強してなかった人なら、そうでもないかもしれませんが、意外と浪人しても成績は伸びません。
共通テストで言うと、合計で5%程度しか伸びなかったという人が殆どです。
信じられないですけど、僕の予備校でも、センター試験の点数が10%伸びた人は2割くらいしかいませんでした。
後の人は、現役時と大して変わらないか、むしろ下がったなんて人もいるくらいです。
僕は浪人して最初の2か月くらいは成績がほとんど変わリませんでした。
そこで初めて気づいて本気になったので、最終的にはセンター試験の得点が10%近く上がりましたが、
放っておいたら、きっと現役時と大して変わらないという結果に終わっていたでしょう。
獣医学科の合否を分けるのは数学であること
僕はこのことを浪人してから知りました。
いや知ってはいたけど、目を背けていただけなのかもしれません。
獣医学科の合否を分けるのは、つまるところ数学なんです。
確かに多くの人が得意とする生物に特に注目が集まりがちで、
生物を偏差値75~80まで上げれば獣医学科に受かることが出来る!って思う人も多いでしょう。僕も現役の時そう思っていました。
でも、獣医学科を受験する人の大半は、生物は確かにできる人は多いですが、数学の点数がお粗末なことが多いんです。
それこそ生物は偏差値70前後あるのに、数学は50とか55くらいしかなかったり。
そのことから目を背けて合格できるほど獣医学科は甘くありませんでした。
獣医学科は倍率が大体10倍くらいあります。
その中で、3人に1人くらいは生物得意な人です。それもかなり。
でも数学が得意な人って10人に1人くらいしかいないんです。そしてそういう人が優先的に獣医学科に合格していきます。
数学は苦手な人が多く、やってもすぐには結果に結びつかないことのほうが多いです。
だからこそそれを克服できた人が獣医学科に受かることが出来ます。
偏差値で言うと、65以上。
共通テストで言うなら、数学200点のうち170点前後は欲しいところです。
・獣医学科受験では数学が最重要科目
・数学ができる人は10%くらい
・目安は河合塾で偏差値65(共テで85%くらい)
生物は出来る人が多い。見切りをつけないと沼にハマる。
先ほどの話と被るところもあるのですが、獣医学部を受験する人は生物が得意な場合が多いです。
僕が獣医学科に入学して知ったことで、とても驚いたのが皆生物の偏差値が70以上だったことです(笑)
もはや生物が得意であることは大した武器ではなかったんだなって(笑)
生物が出来なければ話にならないのも事実ですが、生物だけできても意味がないのが獣医学科受験です。
僕が思うに、獣医学科に楽に受かりたいなら、生物の偏差値は河合塾で70前後は欲しいです。
そして生物という科目は、暗記さえしていれば誰でも偏差値60くらいは取れます。
でも根本の理解がなければそれ以上は突き抜けません。
だからこそ生物は自己流ではなく、誰かにしっかり教わって理解することが必要だと思います。
そうすれば、壁である偏差値60を超えて、70以上を取ることが出来ます。
そしてそこが見切りの付けどころなのです。
そこで、更に偏差値を75以上にもっていこうとしても、かなり無理がありますし、あまり意味がありません。
多くの人の失敗するパターンとして、数学などの苦手科目を生物で補おうとすることです。
これはやめておいた方がいいです。
というのも獣医学科の生物は難しいことが多いので、それ以上勉強してもどうせ解けない問題は出てきます。
そしてそういう問題では差は付きません。
だから偏差値70がまずは大きな目標。
そしてそれさえ達成出来たら、あとは数学に集中しましょう。
それが必勝パターンなのです!
・獣医学部では生物の偏差値目安は70前後(河合塾)
・それ以上を目指してもあまり意味がない
・最短でそれを達成し、数学に回すべし!
参考記事
8月の全統模試の結果が、獣医学科合格を左右する!
浪人生のみならず、これは現役生にも知っておいてほしいことではあるのですが…
皆さんが受験する模試の中で、一番信頼がおける最重要な模試ってなんだと思いますか・
実はこれは、8月に行われる第二回の全統マーク・記述模試なんです!
実はこんなに早い時期の模試が最重要なんです。
その理由は受験生の数が圧倒的に多いからです。毎年共通テストを受ける人の人数は50万人強います。
そして8月の全統模試を受ける人の数は35万人を超えます。
つまり共通テストを受ける人の7割がこの模試を受けるってことになります。
当然ここで良い結果が出れば合格はかなり近づいているということになります。
実はその前後の全統模試は10~20万人程度しか受験者がいないので、信頼性は8月のものほど高くないんです。
10月の模試はまだ人数は多いですが、12月は本当に受験者数が減ります。
皆が成績が上がるころには、合格圏内の人達は受験しなくなっていく。その時にいい判定が出ても遅いんです。
人数が多いということは、当然判定も厳しく出るということです。
つまりこの模試で良い判定を取れれば、かなりいい位置にいるということになります。
目標は最低でもC判定以上ですね。
そのことを知っている人はしっかり理解し、その模試に向けて全力を注いできます。
僕も、浪人してから知ったので、この模試でA判定を取ることに集中しました。
結局その模試の結果と本番の結果の相関性が一番高いんですよね。
ですので3or4月から勉強を始め、8月の全統を大きな目標とし、そこでA判定を取れるようにプランを練ってください。
これが合格を勝ち取るためのベストな方法です。
これは部活や学校が忙しい現役生には厳しいことです。
本格的に受験勉強がスタートしたときに、一番大切な模試がやってくる…
そりゃ現役生より浪人生が圧倒的に合格していくのも頷けますよね(笑)
・実は一番大切な模試は8月に行われる
・ここでの結果が合否を大きく左右する
・10月、12月になるにつれて、模試の信頼性は減っていく
私立大学の獣医学科は思っているより受からない!
僕は一応、模試では私立の獣医学科はすべてA判定でした。
ぶっちゃけどの大学も余裕で受かると思っていました(笑)
今思えば慢心もあったでしょうが、それくらい頑張ったつもりでした。
でも結果は日本大学と日本獣医生命科学大学には落ちてしまいました。
しかも試験の手ごたえは結構あったにも…です。
私立の獣医学科は確かに国公立の獣医学科よりは受かりやすいですが、問題はとても難しいことが多く、時間制約も60分と厳しいです。
基本的に全問解き終わらないことのほうが多いです。
となると、どの問題を解いてどの問題を捨てるかという見極めが肝心です。
つまり過去問演習をどの程度積んで、どの程度把握しているのかということが重要なのです。
僕が実際に対策したのは麻布大学と北里大学のみです。
麻布大学の問題は確かに難しく、全問解き終わらなかったですが、それでも捨てるべきポイント、逆に時間をかけるべき問題はしっかり把握していました。
だから、落ちついて60分をフルに使って解くことが出来ました。
逆に落ちた2校は、まず問題の把握からスタートです(笑)
そりゃ60分フルには使えないですよね(笑)
また、問題との相性や、運も多少なりとも関わってくるので、必ずしも模試の判定通りにはならないのが現実です。
基本的には思っているよりは受からないです。
逆に言うと、対策をしっかりつんで、自分なりの解き方やペース配分を掴んでおくと、模試の判定以上にいい結果が生まれることもあります。
それは麻布大学に入って、他の同級生に色々聞いてみて確信しました。
だからこそ、行きたい大学と、受かっておきたい大学の対策だけはしっかり積んでおきましょう!!
私立の獣医学科は全大学受験するべき!
先ほどの話と繋がっているのですが、私立の獣医学科は思いがけない結果になることが多いです。
そしてそれは悪い方向ばっかり…というわけでもないのです。
実は、僕の友達に、私立の獣医学科に全落ちして2浪目の準備に入っていた3月の末に、麻布大学から追加合格の知らせが来て、そのまま進学できた友達がいます(笑)
確かに無対策で合格できるほど甘くはないですが、数少ないチャンスとしてそういうこともあるんです。
受験していなければそんなこともあり得ません。
せっかく日程も被らずに全大学の獣医学科を受けられるのですから、頑張って受けてください!
どうしても大変という方は、共通テスト利用方式を利用するのも良いと思います。
僕の場合は、北里大学と酪農学園大学はそれで合格することが出来ました。
国公立の獣医学科は、共通テストで85%絶対欲しい!
国公立の獣医学科を目指す方は多いと思います。
そしてその時に一番重要となってくるのが”共通テスト”です。
殆どの大学で、配点における共通テストの割合がとても高く、この結果次第で合否は大きく分かれます。
確かに、国公立の獣医学科に合格するためには、共通テストは最低80%とよく言われます。そしてそれくらいの点数でも合格できる年もあります。
でも、国公立の獣医学科は、募集人数が35人前後ととても少なく、受験する人のレベルによってボーダーが大きく変動しやすいのです。
現に僕が受験した岩手大学でも、現役時はセンターのボーダーが80%程度だったのが、翌年には85%くらいになっていました。
平均点自体はそこまで変わらなかったので、問題は簡単だったというわけではなく、受験する人のレベルが高かったということです。
僕が浪人時には、優秀な人が岩手大学に集中していたのでしょう。
僕は84%取れたのですが、結局落ちてしまいました(´;ω;`)
まあセンターの結果だけが全てで落ちたわけではないとは思いますが、それくらい同じ大学でも、年によってボーダーが変動するんです。
去年倍率が低かったから…とか、去年はボーダーが低かったから…という情報は全くあてにならないということです。
むしろそうやって受験する人が増えて、ボーダーが跳ね上がる可能性だってあります。
難関かつ募集人数が少ないからこそ、そういう事態が起こりやすいんです。
なので共通テストは最低85%!
を目標にしてほしいのです。
それくらい取れてやっと合格圏内と言えるんじゃないかと、僕は自身の痛い経験を通して思いました(笑)
・国公立の獣医学部の共通テストのボーダーは、80〜83%くらい
・年によってこれが跳ね上がる
・85%くらい取らないと安心とはいえない
オマケ:物理では受験できない大学もある
これはオマケではあるのですが、最近の傾向として、
物理選択ではそもそも受験できない大学も出てきました。
僕が受験生のころはそんなことはなく、むしろ問題が簡単な分有利とされていた物理受験が、できなくなってきています。
例えば麻布大学や酪農学園大学、日本獣医生命科学大学などは、生物or化学のみでの受験になります。
まあ化学を取っている人が殆どでしょうから心配はないかもしれませんが、知っておいたほうが良いですね。
これからも増えてくるかもしれません。
どうして僕が獣医学科に合格できたのか
僕が浪人して、そしてどうして獣医学科に合格できたのか。
それは自分に足りないもので獣医学科合格に必要なことを見つめなおして、そしてその克服にひたすら時間をかけたからです。
具体的にはとにかく数学の克服に尽きます(笑)
僕の場合現役時の模試を見直したら、何が足を引っ張ってるかなんて一目瞭然なんですよね。
というか分かっていながら見て見ぬふりをしていたというほうが正しいかもしれません。
生物と英語に比べ偏差値が10以上低かった数学が原因であることを。
ですのでそこからは勉強時間のほとんどを数学に割きました。
得意な科目や暗記系は模試などの試験前に重点的に行い、あとはひたすら一冊の参考書を解きこみました。獣医学科の数学はどの大学も難しい問題は出ないです。
ですのでわざわざ難解な参考書を選ぶのではなく、教科書レベルの「サルでもわかる!!」みたいなやつで良いです(笑)
僕は当時【フォーカスゴールド】という参考書を使いました。
数学の先生が「これを2周すればどんな馬鹿でも数学が出来るようになる!!」!!と言っていたので信じて使いました。
この本に当時大好きだったAKBのシールを貼って強引に好きになろうとしてましたね(笑)ちなみに僕はあっちゃん推しです。投票もしました。
とまあそんなことは置いといて、一日に20問~30問は平均で解きました。
でも最初はほとんど解けないし、分かっても途中式や記述がガバガバでひどいんですよね。そういう時はすぐ答えを見て、それをそのまんま写してました。
だって考えても分からないですし、それが正しい記述の仕方で答えなら、そのパターンを頭に入れてしまえば、変形問題が来ても対応できるじゃないですか。
そうしてそんなことを続け、2か月ほどかけて1周したら、なんと数学の偏差値が15以上伸びたんです!!
具体的な数字でいうと偏差値55→72ですね。
一生拝めない数字だと思ってました(笑)
しかもこれは一回きりではなくて、そのあともずっと70以上をキープし、センター模試でも数学ⅠAとⅡB合わせて85%程度は取れるようになりました。
いや~驚きました。でもパターンを知って覚えておくだけで随分と多くの問題に対応できるんですね。
諸説ありますけど、高校レベルの数学って暗記なんじゃないかなって個人的には思うんです。
確かにそうでない問題もありますけど、獣医学科にはそんな問題は滅多に出ませんし、出ても誰もできないんで、気にしなくていいんです。
他の科目に関してはそこまでアドバイスはないです。だって他の科目は数学に比べたら圧倒的に楽なんですもん。数学は得意だけど、他が・・・って人は正直イージーですよ!
それくらい獣医学科では数学が大切で、生物選択者は数学が出来ないってことです。
そしてそれを8月の模試までに結果として出すということを毎日意識していたのです。
そのうちではいつまでもやらない。
だから
一番重要とされる8月の”全統模試”までに結果を出す!
そしてA判定を何としても取る!!
って心に誓って僕は毎日頑張りました。結果的にはそれが良かったのだろうと思います。
浪人生活の重要なタイミングって思っているより早く来ますし、時間は短いです。
もう8月にはすべてが決まってしまう!くらいに思っておかないと、もう1年遊べるドン!!ってなっちゃいますので(古いかな?w)
あと何年かかっても諦めないで挑戦し続けようという強い意志があったこともよかったように思います。
獣医学科受験は、多くの人が途中で諦めてしまいます。
僕の高校の同級生でもほとんどの人が獣医学科を諦めていきました。
10人くらいはいたのですが、結局今獣医師として働いているのは僕だけです。
別にその中で僕が成績が良かったわけでもないです。
受かるまで辞めないという意志が一番強かっただけです。
それが僕の勝因かなって今では思います!!
実際入って気づいたんですが、獣医学科に天才型なんて1割くらいしかいません。
それよりもみんなめっちゃ努力家なんですよ。もともと成績もそんなに良くないけど、受験期にがむしゃらに勉強して合格を勝ち取ったみたいな。
だから言ったらあれなんですけど、自頭がそんなに良くない人も多いというか…
大学入って同級生に対して、「あれ、こんなことも分からないのか?」って思うこともよくあるんですよね。
意外と元からできるわけじゃなくて。
でもその分圧倒的努力で結局気づくと出来るようになってる!みたいな。
だから獣医学科に合格するために自頭の良し悪しってあんまり関係ないんですよ。
つまり元がどうとかじゃなく、獣医学科に向けた対策をしっかりすれば合格は勝ち取れます。
・僕が受かるためにやったことまとめ
足りない部分と向き合った(数学がカスという事実)
その克服にほとんどの時間を費やした(1日の8割)
明確な期限を設けた(8月の全統模試までにA判定)
何があっても獣医学科しか受けないと決めた
それでも合格するのは一握りということ
まあとはいえ結局合格できるのは一部の人だけなんですよね。そしてその原因ってのは別に自頭の差とかセンスとかではないんです。
獣医学科って倍率が10倍程度なので、それで考えてみます。
10人いたら1人受かる計算ですね。10人のうち5人はまず自分の弱点と向き合わないですし、本気で合格しようと思って勉強してないです。
苦手な科目(主に数学ですが)と向き合わず、得意な科目しか勉強しなかったり、獣医学科に必要な勉強法を知らない人が半分を占めます。
そして半分ほどが自分の弱点を把握し、やるべきことをやろうとします。
しかしその中の大半が結局途中でやめたり、自分の勉強が正しいのか振り返ったりしないために合格から遠ざかるのです。
結局本当に勝負できる人の数なんて、定員の2倍くらいしかいないんですね。やることは単純なんです。でも正直自分の弱点を正確に見つめ、それを強化するのってきついじゃないですか。
ましてそれを20歳にも満たない人がやるのって正直きついですよね。
大人になってもできない人のほうが大半なのに。ですのでそれが出来ない人が大半でもおかしいことではないんです。
ではどうすればいいのか。
それは自分と向き合って真剣に考えてくれる人を見つけることです。塾でも、予備校でも学校でも親でもいいです。
一人ではしんどくても、誰かが一緒に目標に向かって頑張ってくれることは、想像以上に自分のパワーになります。
僕の場合はそれが東進の田部先生であり、親であり、校舎の先生でした。
真剣に考えてくれているからこそ、それに報いたい!という思いが強く、頑張れました。正直やったことなんてなんも難しくないです。誰でもできることです。
でもそれを継続してやることが難しいからこんなに不合格者が多いんです。
そしてそのことに気づきさえしない人も多いんです。でも僕はそれを乗り越えたから今獣医をしています。
獣医学科のことを知り、弱点と向き合い、振り返り確認しつつ、突き進む。
合格に必要なのはそれだけです。
そしてそこから逃げないようにするために、
獣医師になるという夢を、獣医学科に合格するという夢を、周りの大切なひとに高らかに宣言しましょう!!!
まとめ
最後の結論がやや抽象的になってしまいましたが、獣医学科合格に必要なことは
・数学の力をつけること
・明確な期限を設けて努力すること
・そして目標を宣言すること
それに尽きると思います。
結局生物とか英語じゃ差が付かないので。苦手な人が大半の数学で以下に差をつけるかかが生物選択者の多い獣医学科受験のカギになります。
数学が得意になりさえすれば9割方獣医学科には合格します!
それは現役で獣医学科に全落ちし、数学を得意にして麻布大学に合格した僕が感じたことなので間違っていないと思います!
皆さんがそこに向き合って獣医学科に合格出来るように祈ってます!!では!!